本年も有り難うございました
ふと気がつけば、2007年も30分ほどで終わろうとしております。Movable Typeアップデート以降の不具合のため、年末に思い切ってCMSプログラム変更をしたせいもあり、更新頻度がかなり落ち気味となってしまいました。
それでもなんとか、このつたないサイトの更新を続けてこれたのも、ひとえに読者の皆様のおかげだと感謝しております。来年も今まで同様、真面目な医療問題にそれほど触れる事もなく、「興味本位」だけを追求していこうと考えております。
現在の日本医療が多大な問題を抱えているのは、誰の目にも明らかでありまして、私だって時にはコメントすることもないではありません。しかも、マスコミや司法のポピュリズムにおもねる姿勢、当然そのポピュリズムの出所である大衆自身の反知性主義を指摘するのは、実に容易な事です。
しかし別の形ではあれ、今までそれを煽り、依拠してきたのは医療に関わる側ではなかったか、という反省がない意見は、正直いってあまり愉快なものではない。例えば、超高齢者に出来る限りの延命を求める患者家族のトンデモぶりを指摘するのは可能です。しかし「死」を受容する医療を実践している医療者が、どれだけいるでしょう。
多くの医師が無意味で医療経済を無視した延命治療を展開しておいて、患者家族の側に伝統的「死生観」を求めるのは、ある意味無反省のなせる技だと思うのは、私だけではないはずです。医師達が大衆の身勝手を批判する時、それは自分たち自身が専門家としての責任性を放棄した、大衆主義そのものに堕してきた事を忘れているとは言えないでしょうか。
とは言いつつ、私には残念ながら、そのあたりへの批判を理路整然と展開する力はなく、せいぜい、断片的な茶々を入れるのが精一杯なのが現実。実際の現場でも、自分の意見を主張するようなことは、とっくに諦めているぐらいで。あとせいぜい数年+アルファ、波風立てずにメシ食っていければいいわ、と言うところですな。
もちろん、行き当たりばったりを処世訓としているので、どう転ぶかは全く未知数ではあります。いずれにせよ、来年もまたよろしくご愛顧の程を。


1 月 5th, 2008 at 7:13 PM
いまさらですが素晴らしいエントリーです。太鼓持ちではなくまさにそう思います。さてどうすればというのが我々若い世代の課題ですね。あるいは堕ちていく日本を見限るか。