痴呆性疾患治療用ヘルメット
英国の医療器械メーカー、ビルライト社はサンダーランド大学の研究者と共同して、「痴呆性疾患を直すヘルメット」を開発したと報告している。
サンダーランド大学の神経科学研究者は、迷路実験を行ったマウスに赤外線を照射し、記憶減失を改善出来ることを既に示していたが、ビルライト社から人間用の近赤外線照射ヘルメットの提供をうけ、この夏にも人間を対象にした治験を行う予定である。
ビルライト社は赤外線を使った口唇ヘルペス治療機械を製造販売しているが、同社の研究主任のゴードン・ドゥーガル博士は、免疫細胞を活性化する赤外線の作用は、脳細胞にも有効であろうと推測し、この新装置を作成した。加齢によって失われる脳細胞修復機能が、頭蓋も透過する近赤外線の作用によって回復すると言うのである。
博士によれば、一日10分、このヘルメットを着用すれば、4週間程度で脳機能低下を止められるばかりか、部分的には元の状態への回復も得られる可能性があるという。
もっとも、他の専門家はかなり懐疑的で、「どう見てもインチキ」、「理屈からいって効果があるわけがない」などと酷評している。<以上このあたり(1⋅2⋅3)の記事を参考>
常識的に言えば、赤外線照射によって、アルツハイマー病などで低下している脳機能が回復するというのは信じがたい。写真の治療デバイスも、見るからにインチキっぽく、英国式ジョークではないかと疑わざるを得ない。
もっとも、痴呆性疾患ではないが、虚血性脳疾患後遺症について、発症後に赤外線を照射することで予後が改善するという報告もあるので、そうムゲに否定的になる事もないかも。
まあ、私は以前から「頭は温めておくべきだ」という意見の持ち主なので、ホントにこれが効くことが実証されれば、普段から頭部の保温が重視されるようになって、まことに結構な事だとは思うけれど。


2 月 4th, 2008 at 12:46 AM
なんか空冷用のファンが見える気がするのはきっと気のせいなんでしょうね
2 月 4th, 2008 at 5:31 AM
「エジソンバンド」とゆーものが昔ありますた。
2 月 4th, 2008 at 8:56 AM
>空冷用のファン
多分、赤外線レーザー励起装置を冷却するんだと思います。効率的だと実験的に確かめられたのかどうか知らないが、1072nm波長の近赤外線を使うのだそうで。
エジソンバンドはたしか放熱板が付いていて、頭を冷やすデバイスではなかったかと。
2 月 4th, 2008 at 6:36 PM
頭寒足熱はお勉強の時だけの局地的効率環境でしょうか。
しかし頭を暖めるというのはなんとなく頭痛とか注意力低下とかよびそう・・・