怒れる研修医.COM
医学部を終え、病棟研修に励む研修医たちの怒りの声を集約するサイト、Angryresident.com。
怒りのコメントを寄せるには、登録は不要でCAPTCHA文字列を書き入れるだけ。コメントを読んでいると、多少の制度の違いはあれ、研修医の生活はどこの国も似たようなものらしいと知れる。
以下に、コメントのいくつかを紹介してみる。「俺は怒っているぞ。いつだって俺が悪い事になるんだ。相手がソーシャルワーカーであろうと、お局秘書だろうと」。
「イカれた薬物中毒野郎がやってきて、眠剤をくれと言うんだ。そいつは処方されたら早速売りに行くんだぜ。なのに病院当局は何の予防策もとらない。俺は怒っているんだ」。
「私は怒ってるのよ。週に80時間は働いてるのに、年収3万2千ドルなのよ」。
「俺は怒ってるんだ。腕のいい医者であろうがなかろうが、これからの一生を訴訟に怯えて過ごし、数百万ドルの金を保険会社にかすめ取られるかと思うとね」。
「俺は怒ってるんだ。DQN患者は人に『ありがとう』という気にならないらしい事にね」。
「俺は怒っているんだ。指示を聞きもしないトロい看護婦が、夜中の2時に『患者さんがアスピリンをくれと言ってます』なんて言って人を叩き起こすことにね」。
このサイトは、二月初めから運用されているジャーナリストのグチサイト、AngryJournalist.comのまねっことして始まったのだが、パクリ元サイトが攻撃的な怒号コメントに溢れているのに比べると、当初こそ上のような怒りのグチばっかりだったのが、次第に冷静な意見、例えば現在の制度矛盾や、自分たち自身の身勝手さの反省なども混じるようになっている。
「我々は変革のためにどう行動すべきか、人々の権利がどうあるべきかと話し合うべきなのに、あまりにも無関心すぎる」、といったオバマさん風の意見も書き込まれ、言いっぱなしのサイト形式ながら、結構有意義な意見交換の場になっているのはご同慶である。
もちろん、無責任な立場からは、当初の身勝手なグチのこぼし合いのほうが面白いのですけどね。


