カメラ・アート
カメラ自体をアート・オブジェとして手作りし、それで撮った写真と一緒にインスタレーションするという、誰かがとっくに思いつきそうでいて、あまり聞かないアートを展開しているサイトがこちら、”Boy of Blue Industries“。
もっとも私は、アートと言うよりは、そのスチームパンク風の、やたら大仰なメカっぽさに惹かれたんだけれど。もっとも、構造は全部ピンホールカメラ。
左のカメラは「アンタッチャブル(HIV)」と命名された作品で、全面のアクリル部分にHIV陽性の血液が注入される仕組みになっていて、それをフィルターにして写真を撮るというもの。
作者のウェイン・マーチン・ベルガーによれば、このカメラはHIV感染者の相貌的特徴を比較する目的で作られたとの事。これで撮られた写真の一例がこちら。不気味というか、何というか、それなりの批評行為にはなっているような気もしないではない。
でも、一番感心したのは、色つき液体を使ってレンズフィルターにするというアイディアですな。既に特許出願がないかと、アメリカ特許庁で検索してみたが、発見出来なかった。いまや、そんなアナログの極みたいな技術の出番はないかも知れんが。
他のカメラ群もなかなかの見物で、頭蓋骨の眼窩部分にそれぞれピンホールをつくって、立体写真にするっていうのが二番目のお気に入り。交叉法なので、こっちの目が寄ってしまうのが難点。<Via>




4 月 10th, 2008 at 2:49 PM
携帯電話のデジカメデバイスに,液体レンズというのがありました。これは,トイなどで見かけるものとは違って,部品数が大幅に少ないので有望視されて居るみたいですが。
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=50122
こういうのに,組み合わせて使えないかなと思ったりしました。水自体に紫外線カットが働くので,既に液体UVフィルター内臓ではあると思いますが。
ピンホールはフィルムがでかいほどピンホール独特の質感描写など良いので,頭蓋の中に入れる発想は制約がありますが,バイノーラル・マイクみたいですね。