聖火、空港警備当局に押収される

<Watley Review:4月8日の記事より>トラブル続きのオリンピック聖火は、この度、さらに困難な問題に直面している。ロサンジェルス国際空港の警備当局によって、聖火が押収されたのである。
米国運輸保安局(TSA)のバーニィ・ナポリターノ係官はこう語る。「我々は燃えている物体を航空機に持ち込もうとしている人物がいる、という報告を受けました。TSAは直ちにその報告にたいして行動を起しました。
航空機に燃えているものを持ち込めば、破局的な結果をもたらす危険が極めて高いのは当然です。現在、我々はその物体を押収し、持ち込んだ怪しい風体の人物を拘束しています」。
たいまつを持ち込んだ、IOC総裁ジャック・ロッジ氏はTSAの拘置施設からの電話で、憤慨して語っている。「私は電話を一度だけかける権利を、自分の弁護士にではなく、メディアに対する訴えとして使った。世界に対して、聖火が危機に陥っている事を知らせ、国際的良心とスポーツマンシップのあるべき姿を回復させる必要があるからだ。それに、弁護士の電話番号を忘れたのもあるしね。済まないが誰か、ストロープ&グリュエール法律事務所に電話してくれないか?」
2008年オリンピック開催国である中国は、聖火リレーが中国の国威発揚に役立つと期待していた。しかし、同国のチベット弾圧、権力的独裁政治、環境汚染への無策などへの抗議活動によって、世界各国を通過する聖火リレーは、無惨な失敗の連続となっている。
アナリストのマービン・ゴールドシュタイン氏は、次のように語っている。「これは少々皮肉な事態だ。独裁国家の中国が、オーウェル風社会の信奉者である機能障害組織のTSAに、行儀作法を少しばかり教えてもらったと言うわけだ。彼らがこの問題をどう扱うか、神のみぞ知るというところだね」。
報告に寄れば、聖火は「遅延燃焼性爆発物」に分類され、派遣されたTSA爆発物処理班によって、歯磨きチューブやうがい薬など、他の可燃性押収物が捨てられるサンフランシスコ湾で爆破処理された。
様々なプラカードをかかげてゴールデンゲートブリッジに集まった、聖火リレーへの抗議デモ隊は、ニュースを前に複雑な反応を示している。
「6時間も前からここで待っているんだぜ」、吊り橋ロープのてっぺんから、反中国スローガンが書かれたキャンディをばら撒こうとしていたガービン・ストーンはぼやく。「連中はこいつを頭から喰らって、抗議大成功だと思ったんだがなぁ」。
聖火たいまつが破壊されたので、ロッジ氏の釈放も時間の問題となる筈である。TSAが氏を起訴に持ち込む証拠自体が、消えてしまった事になるからだ。
「我々は米国の自由な民主主義と安全を守るため、迅速に行動する」、ナポリターノ係官はそう語る。「時には明白な証拠が不幸にして失われるというような結果があるかも知れない。しかし、我々はどんな場合も、なすべき事をすべきだと考えている。もちろん、容疑者を証拠なしに拘束する事も可能だと考えている。なにしろ、そうするのは以前よりよっぽど簡単だからね」。<引用以上>
以前、「チワワは犬にあらず」というウソニュース(を某有名サイトが本気で信じた件)で有名になった、Watley Reviewの最新記事である。当然、すべてウソ。でも昔から、「聖火をどうやって飛行機に持ち込むのだろう」というのは、謎だったんですわ。そのあたりの誰でも感じる疑問と、中国への批判、米国の反テロ体制への皮肉をうまく取り混ぜた、なかなかの記事ではないでしょうかね。



4 月 10th, 2008 at 9:34 PM
何かが変です!
今度のオリンピック。
シナリオどうりなのかもしれませんが.....
とにかく、そんなことも予想できず、聖火リレーをしている人は、
ランナーに選ばれたことを、幸福に思えるのかな?
現時点でこんな状態では....
これからどうなることか。
4 月 11th, 2008 at 12:16 AM
秀作ですね。
油式航海灯や石炭鉱山用安全灯を使うようですが、日本では白金懐炉であったようです。
目的地でベンジン懐炉に酸素を吹き込み、触媒部分から炎を上げさせるとか。
しかし、普段は揮発性油類として持込禁止ですが、結局は妥協が図られたようです。
ちなみに、炭懐炉の炭も「燃料」に相当するとかで・・・
そのうち人体も丸裸で剃毛する事になるのでしょうか。
4 月 11th, 2008 at 12:37 AM
はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいています。
聖火の輸送方法ですが、カイロを使っているようです。
通常はカイロは飛行機に持込が出来ず、いつも不便な思いをしますが、
こういう場合は特別の許可が下りるのですね。
http://www.hakukin.co.jp/top/siryoukan/5-2.html
4 月 11th, 2008 at 1:48 PM
すっかり「障害物リレー」となってしまった、今回の聖火リレー。
車で移動したり、誰にも見られないような場所を走ったりするぐらいなら、飛行機だけで世界一周して終わりにすれば良いのに。
4 月 11th, 2008 at 8:17 PM
僕はずっと船で洋上を運ぶものだと思ってました。
なるほどねー。
なんとなく映画の「人類創生」を思い出す。
火種を求めて旅をする原始人の一行。
やっと手に入れた火種をいかにして村へ持ち帰るか。
4 月 12th, 2008 at 12:51 AM
東京オリンピックの時に,夜見張り番をしていた守衛さんが,聖火がいつのまにか消えているのに気がついて,しらっとマッチで火を付け直したという都市伝説が伝わっております。
国威発揚に利用することに躍起になっている国ほど,火の出自には,余り拘っていないような気が。
4 月 12th, 2008 at 3:47 PM
長野は直前中止にして北方四島でやったれぃ。
4 月 13th, 2008 at 2:18 AM
聖火がないと抗議を起こす事も出来ない訳だから、今回ほど、人々の心に残る聖火は無い事になりますねえ。
昔、日本への抗議の為に日の丸が沢山製造された話を思い出しました。もちろん燃やすため。
4 月 15th, 2008 at 1:00 PM
ま、何はともあれ、善光寺をスタート地点にするのだけは、やめてもらいたいですね。
チベット仏教徒を弾圧している中国のプロパガンダ業火(元の聖火がアテネからではなく、北京経由の火だってことを中華思想とセットでよく考えるべき)を認めたことになれば、世界中の仏教徒から白い目で見られます。日本の国そのものが。
もっとも、チベット仏教だけでなく、東トルキスタンではイスラム教徒を、中国国内では法輪功信者に苛烈な弾圧をしている上に、ローマ法王の諫言すら足蹴にしたってことで、世界中の宗教を敵にまわしているといっても過言ではないわけですが。