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月別アーカイブ: 2008年5月


パーフェクト・ウーマン

AIロボティクス社は2年前に、ロボット工学専門家、エティエンヌ・フレッセとヨウイチ・ヤマトによって、神戸市で設立された。

この間、二人の創業者はすべての時間とエネルギーを「女性ロボット・リサ」の開発に捧げてきた。そして、来る6月11日、投資者たちの前で正式発表を行うことになった。同社の企業理念は、人間的生活を支え、より多くの人々に新技術に接する機会を増やすことである。

創業者たちはこう語る。

ヨウイチ・ヤマト(YY):エチエンヌと僕は会った瞬間に友人になったんだ。ロボット工学という共通の目標があったからね。そして、すぐに我々自身のロボットを作ろうと決めた。最先端技術を使い、人々の生活に奉仕してくれるようなものをね。

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企業組織における外在と欠如

経営学はラカン分析学を適用することで進歩が可能か? たぶんこの研究論文(PDF)が説明しているのは、そういうことであろう。

著者はボロメアンリングという呼ばれる概念を例にとって説明する。(ボロメアンリングはジャック・ラカンが自らの理論を説明するときに使う、三つの輪が組み合わさったヨーロッパの伝統的紋章)

この三つの輪は互いに絡み合って離れないのだが、そのうちの一つが欠けると、他の二つの輪の結びつきもなくなる。ラカンはこの輪を人間精神の三つの要素、象徴界、想像界、現実界を画像的に表象したものだと考えた。

後にラカンは、ジェームズ・ジョイスに関する論文の中で、三つの輪の解体を防ぐ第四の輪、サントームという概念を導入する。そして、輪によって囲まれる空間を穴-欠如と呼び、とくに、四つの輪によって囲まれる部分を空虚な穴と呼んだ。

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音楽・視覚イメージ変換能力テスト

セミプロの電子音楽作曲家にして、マサチューセッツ医科大学を経て放射線科医レジデント修行中のジェイク・マンデルが提供する、Associative musical visual intelligence test(AMVI)

音楽イメージを視覚イメージに変換する能力テストとでも訳しますか。

これは、マンデル研修医一人の思いつきではなく、ハーバード大学の神経イメージ研究室のゴットフリード・シュラウグ博士が監修しているという本格派。何かと脳機能を鍛えるのが風潮となっている今日この頃、あまり人が注目していない能力をひけらかすのも、また一つの趣向かと。

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タンタンはなぜ成長しないのか

2004年12月に発刊された「カナダ医学協会雑誌」掲載論文より。原題は「反復性頭部外傷による獲得性成長ホルモン欠乏症および低性腺刺激ホルモン性性腺機能低下症の一例、もしくは、『タンタン、神経内科医を訪れる』」という長大なもの。なお、左の写真は本論文の研究チームと症例。<link>

我々は、著名人でありつつ、二次性徴発現と身体成長に遅滞が見られる特異な一症例を取り上げたい。我々はその症例、1929年から1975年にかけてその活躍が出版されたルポライターのタンタンが、なぜ成長せず、ひげ剃りも必要としなかった理由を発見できたと信ずるものだ。

我々はタンタンの出産前後の経過を知ることが出来ない。彼の物語を書いたエルジュによれば、タンタンが創作されたときには既に14-5才であったという。従って、最後の物語「タンタンとピカロたち」に登場した時、彼は既に60才にはなっていたはずであるが、ひげも生えず白髪もなく、二次性徴も全く示していない。

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目を開いているのに閉じていると感じる錯覚作成法

視覚、聴覚、触覚(体性感覚[位置覚、振動覚などを含む])、味覚、嗅覚と、古典的に分類される人間の五感は、基本的に独立した感覚だと考えられている。

ところが、実際にはこれらの感覚が相互に関連し合う例が観察されており、その理由についてはよく判っていない。

ホバード&ウィリアム・スミス大学の心理学研究者、ウタ・ウォルフ教授とそのスタッフたちは、まぶたの位置感覚が左右の目の明/暗順応の差によって影響されるという、特殊な錯覚例を見いだし報告した。

言うならば、感覚機能のバグを一つ発見したと言う報告なので、自分でも体験してみようと、こちらの紹介記事の手順通り実験開始。当然、元論文ではこんないい加減なやり方ではなく、調光装置付きの暗室をつかった厳密な方法を採用している。

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かもしか

多分、隣町でブラブラ歩きしているときに撮った写真。存在を忘れておりました。タンポポみたいな花が咲いているところからすれば、3月中頃なのかな。

ロゴマークがちゃんとカモシカになっているのがお洒落。コンサルタントのセンスか、院長先生の趣味か。

プロの手が入っているのは間違いないと思われ、意匠料はどのぐらいなんだろうと、考えこんでしまうのがこちらのビンボ臭さ。

メガネをかけたカモシカが、右手に持っているのは歯磨きブラシみたいですな。これが歯科用のドリルだったらちょっとびびる。

バカバカしい物語

もし世界に二つとないユニークな文学作品を読みたければ、これ以上のものはないだろう。シェイクスピア作品の改変や、その実験的パフォーマンスなんかをやっているらしい詩人(多分)、ナイジェル・トムによる、長大長編小説、”The Blah Story(バカバカしい物語)”がそれである。

どこがユニークかというと、全13巻に別れていて、短い巻で728ページ、最長の巻で812ページ、英単語30万語から60万語が詰め込まれている。装丁も違うし、そもそも英語と日本語の情報量はかなり違うので一概に比較は出来ないが、おそらく中山介山の大菩薩峠や、山岡荘八の徳川家康なんか目ではない大長編小説ではないだろうか。その第一巻の出だしはこんなもの。

It was a blah blah blah blah blah for blah blah blah in blah. Blah blah blah blah, blah to blah about blah blah blah. Blah decided blah blah blah blah. Blah blah very blah blah blah blah a blah. Blah blah blah blah. Blah blah blah, blah blah blah blah.

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