クローバーフィールド
はて、結構長い連休があったはずなのに、その間の記憶が全くない。ふと気がつけば、休んだ分の埋め合わせのため、やたらに忙しく立ち働いているのである。
休みの間にやったことで、かろうじて覚えているのが、映画趣味の知り合いが貸してくれたこの怪獣映画DVDを見たことなので、素人映画感想文でも記しておこうと思う。
といっても、この映画はまだ日本で公開されたばかりで、DVD化されていないらしく、字幕なしの本家版だったため、細かなところは結構見逃しているかもしれない。せめて英語字幕が出ればまだ判りやすいのだが、リージョンフリー対応操作だけで手一杯。
中身は実に単純で、日本支社に昇進転勤が決まったロブというマンハッタン住まいのエリートのために、お祝いパーティを友人や身内が開いていたら、何故かマンハッタン島には禍々しい姿の怪獣が現れ、軍隊が応戦するも全く歯が立たない。ロブ達はびびって逃げ惑ったのだが、お気の毒にも兄弟恋人友人ともに、皆あえない最期を遂げてしまいました、という話。
普通、怪獣映画というのは、その怪獣が現れる必然と、その出現による危機をいかに克服するかというような内容の物語が、多かれ少なかれ展開されるものだが、これは全くそういう事が無い。現実には、災厄というものに対し人は全く無力で、ただ無意味にジタバタするのが関の山、事態を更に混乱させたりするのが普通だ。その意味ではこれは誠に「現実」に近い映像と言えるのかも。
言うならば、凶暴なペットや自然現象に人々が翻弄されるばかりという、TVの映像投稿番組で映し出されるような「とんだ災厄映像」の手が込んだものというところか。もう、小賢しげな危機克服物語を大上段に振りかざしても、人はうんざりするばかりなので、背景の筋立ては仄めかすだけにしておくから、観客の方で適当に考えてくれという投げやり戦略がそこそこの物珍しさを呼んで、気まぐれな観客を呼び込むことに成功したのだろう。
ま、二度三度使える手ではないだろうが。


5 月 9th, 2008 at 10:55 PM
あっさりネタバレエントリーなので,書いても良いかなと思いますが,この映画,“The Blair Witch Project”(先生の方で既に視聴されているかどうか分かりませんが)のゴジラ版と呼ばれております。そういう意味では,圧倒的なSFXを別にすれば,既に,二番煎じです。