視覚障害者向け携帯色センサー
中国人工業デザイナー、ユゥ・リーフェン氏による、視覚障害者(色覚障害者を含む)のための携帯色センサー。
視覚障害者は対象物を手で触れてその形を知ることはできるが、当然、色までは判らない。
そこで、衣服のコーディネイトを考えたり、洗濯するときの色移り防止のために、対象物の色が簡単に判るように作られた、とのこと。
使うときには、対象にLEDランプを向け、内臓カメラでその色を判定する。色は反対側に付いているスピーカーから、音声で知らされる。
紹介されているブログでは賞賛のコメントしきりなのだが、色覚障害者のための色センサーというのは、かなり前に聞いたような気がするので調べてみると、既に10年前に開発されているんですな。ユゥ氏の洒落たデザインと比べたら、かなり不格好だが、一応機能はほとんど同等のようだ。しかもすでに販売中止だったりする。
もとの色センサー開発者は、生まれつきの視覚障害者の場合、言語から色をイメージできないため、効用には制限があることを認めている。それでも、差し当たって使って便利だと感じる人もいるかも知れない、ということで製品化したという。実際は、5万円という値段に釣り合った有用性までは、もう一つ感じてもらえなかったようだ。
ユゥ氏がまとめ上げたような製品なら、使いやすいし、なによりも値段をかなり下げることが出来るだろうから、そこそこ売れるようには思える。少なくとも、洗濯時の色移り防止とか、靴下の左右揃えには役立つはず。
色の組み合わせについても、センサーに比較機能を追加し、更に豊富な語彙を備えさせることで、一定のイメージ化が可能になるかも知れない。美的感覚に迫るところまでは無理にしても。



5月 13th, 2008 at 5:38 PM
いつも楽しく読ませていただいております。
さて、仕組みはどうなっているのか分かりませんが「カラートーク」とか「カラートークプラス」という商品名で、今でもハンディータイプの色識別グッズは製造・販売されています。かなり高額ですけどね。