オタク対モデル:オタクの勝ち
[ABC News6月11日の記事より]冴えた頭脳とコンピューター科学の学位は、美しい容貌と豊満な肉体では得られない望みを叶えてくれる。少なくとも、あなたが合衆国で働こうとしている非米国人である場合は。
米国連邦法では、奇妙なことに外国人のファッションモデルが、例え一枚の写真を撮る目的であっても、入国ビザを得るためには、コンピュータープログラマーや、他分野の頭脳労働専門家と優先順位を競わねばならない。
この法律を変えるべきだと主張する人たちによれば、ほとんどの場合、この戦いは技術オタク側の勝利に終わるそうである。例えば2007年には、外人モデルのビザ請求却下は349例にのぼるという。
この外人モデル危機問題に深く関わっているニューヨーク州選出の下院議員、アンソニー・ワイナー氏は、昨秋、モデルのビザ枠を新しく作る法案を提出した。その法案は先ごろ下院司法委員会で承認されたが、皆が皆、法制化に賛成しているわけではない。
スティーブ・キング下院議員はこの法案を「醜い米国人法案」と呼ぶ。アメリカには魅力的な女性がいないといっているようなものだというのが、その理由。「この国には3億人もの人間がいるんだ。アメリカ育ちには、ボーグやマドモアゼルの表紙を飾るような美女はいないというのか?」彼は5月に行われた聴聞でそう発言している(なお、マドモアゼル誌は既に発刊中止となっている)。
この法案に対して、議会は不景気対策などのもっと重要な問題を避けているというような疑問が寄せられるとしたら、考え直すべきである。外国人モデル問題こそ、考慮すべき経済低迷問題への寄与となる。司法委員会は法案に添付したレポートの中で、そのように意見を述べている。
委員会が列挙する問題点は以下の通り。広告会社やアパレル企業が外人モデルを起用したいと望めば、彼らは海外で撮影することを迫られ、税収は失われ、米国内のモデル事務所は得られるべき収入を国外の事務所に奪われる。米国内の広告企業やファッション写真家、ヘア・アーチストやメイクアップ担当者、スタイリストなどや、その助手たちも仕事を失う。
ワイナー議員は独身の洒落者として知られていて、容貌と頭脳双方に恵まれた女性達との奔放なつきあいでも有名だ。最近ではヒラリー・クリントン上院議員の側近で、「謎の魅力に満ち、不気味なまでに落ち着いている」と評されるフマ・アベディン女史と付き合っていることを認めている。<引用以上>
偶然目にしたニュースなのだが、記事自体の注目点がどんどんずれていく感じが面白かったので、紹介してみた。米現行法ではモデルがコンピューター技術者とビザ取得では同一カテゴリというのも面白いし、それを変えようとする側のとってつけた理屈もなかなか良い。モデルに限らず、ビザ取得をもっと容易にしないと、アメリカという国は成り立たないぞという危機感が背景にあるんでしょうかね。
最後は下院議員のゴシップ話になったりするのは、もうちょっとましな仕事しろよという嫌みなのかな?



6 月 15th, 2008 at 6:48 PM
いつも読ませていただいております。
記事と関係のない書き込みですが、すみません・・・。
数週間前からRSSで更新を取得することができなくなってしまったのですが
もしかして、発信をお止めになったんでしょうか?
できれば、再開してほしいなぁ・・・と。。。
6 月 15th, 2008 at 8:42 PM
特に何も設定は変えていないつもりですが……。
今確かめても、RSSはちゃんとフィードされているように思います。FirefoxならブラウザのURL窓に、IE7.0ならアイコンのところ(何というのか知らん)RSSのマークがでているので、それをクリックすれは良いはずですが。
フッターにはEntriesとCommentsそれぞれのフィードへのリンクがあるので、それを利用するのも吉かと。
6 月 16th, 2008 at 8:19 AM
アメリカの就労ビザは
科学者とモデルが同じカテゴリなんですよ。
3年ほど前にビザ申請でなんじゃこりゃと
驚いた経験があります。
6 月 17th, 2008 at 8:02 AM
頭脳と容貌は等価という事でいいのでしょうか?
6 月 17th, 2008 at 2:16 PM
そうですか、こちらのRSSリーダーとの相性が悪いようです。
お手数かけました、すみません。
6 月 18th, 2008 at 7:20 AM
アメリカの就労ビザのカテゴリ
1. H-1B: 専門的な職業、ファッションモデル
2. H-1C: 看護師 (注:2005年6月13日で終了)
3. H-2A: 農業の季節労働者
4. H-2B: 農業以外の一時的な業務を行う者
5. H-3 : 研修
6. H-4 : 上記の配偶者および子供