同じ錯覚が視覚と触覚で起こる?
左の図は有名な錯覚の一つなんだそうで、要は対角線上に書かれた二つの黒丸が、交互に左下右上と左上右下と入れ替わるというもの。
人がこれを見ると、黒丸が上下、もしくは左右に移動しているように見えるが、しばらくすると上下移動を見ていた人は左右移動に、左右移動の場合は上下と入れ替わるという。
不連続な点の位置変化を脳は連続運動として見たがるが、上下左右どちらへの動きも優位な訳ではないので、まばたきだとか視線の変化で入れ替わってしまうらしい。
これが触覚の場合ならどうか、と考えて実験したのがMITとハーバードの研究者。彼らは視覚障害者に画像を伝える目的で開発中だった触覚ディスプレイを使い、上の図形と同じ(と言っても『画素』60だそうで、かなり大ざっぱ)触覚形体の変化をボランティア被検者に触知して貰ったところ、視覚の場合と全く同じように、上下もしくは左右の運動錯覚が反転する現象が見られたという。
MITのプレスリリースによれば、この現象は脳のどのような変化を背景に起こっているかまだ判っていないが、異なった知覚がどのように協同作用を行っているかを知るためのモデルとなりうるとのこと。論文は7月中旬に発刊されるCurrent Biologyに掲載される予定と言うんだが、今のところまだ読めない様子。
なかなか面白いとは思うんだが、私はかなり長いことこの図を眺めていたものの、上下にピョンピョン動いているように見えるだけで、それが左右に入れ替わるなんてことは全くないんだよねぇ。研究主任者のウェブには、なかなか入れ替わらない人のために、錯覚を誘発するようにした図形が用意されているんだが、それでも上下の移動しか見えない。なんか脳に欠陥でもあるんかしら。



7 月 21st, 2008 at 11:40 PM
私は左右の動きで、どうしても上下には変わりません。脳に欠陥があるようです。なお、私の場合は左右の目の視力が極端に違い(片目が強度の弱視)がありますので、その影響かもしれませんが。
7 月 22nd, 2008 at 12:11 AM
上だけ、右だけ、のように一秒ほど指などで隠せば、
だれでも、自由に両方の近くを往復できるかと。
7 月 22nd, 2008 at 12:12 AM
あ、
近く>知覚
でした。。すんません。
7 月 22nd, 2008 at 1:55 AM
webmasterと同じです。
首を傾けても、上下(傾けた状態では相対的に左右と云うことかない)が続いていて、更に上半分を隠して下半分だけが見えるようにして(その時は確かに左右です)、そのパターンを覚えていても、上の覆いを外した途端に上下に見えます。
もしかするとディスプレイの上下左右比の僅かな違いが判断を決めているにかなとも思いますが良く分かりません。
7 月 22nd, 2008 at 2:12 AM
なかなか、左右の動きが見えなかったものより。参考までに。チアリーダーのように1本の棒の真ん中を持ち、縦軸を中心に回転させると想像すると、見えました。ぜひ一度お試しを。
7 月 22nd, 2008 at 2:19 AM
私も、いつまでたっても上下にしか動いてくれませんでした。
考えたあげく、下半分を紙で隠してみたら、左右の動きになりました。
そのままゆーっくりと紙を下へずらしていったら、丸が二つとも左右に動いてくれました。
(最初は、下の丸がちょっとでも見えたら上下になってしまいましたが)
また、しばらく目をつぶってから目を開けても変わらなかったのですが、目をつぶったまま丸の動きをイメージしてから目を開けると、イメージと同じように動くのを発見しました。
最初はしっかりイメージできてないとダメだったんですが、慣れると、軽くイメージしただけですぐに変わるようになりました。
丸の動きを制覇した勝利感に酔った後、自分はいったい何に必死になっていたのかと、ちょっと茫然としました。
7 月 22nd, 2008 at 7:58 AM
意識を2点同時に意識せず、実際の移動前に、移動先を勝手に予測しておくと、好きな方向に動作させることができました。上下、左右だけじゃなく、右回転、左回転も、いまでは自由自在(笑)。
7 月 22nd, 2008 at 8:31 AM
両方見えました。面白いですね。首を傾けても重力は感じるので、ディスプレイを傾けるのはどうでしょう。
7 月 22nd, 2008 at 8:58 AM
あれから必死になって色々方法を試し(下半分を隠す、画面を歪ませるetc)、結局ディスプレイを90°傾ける方法で何とか左右運動が見えるようになりました。
ただ、左右に動くと言うより、黒丸を結ぶ中間点を中心に横回転しているというイメージになり、ちょっと目を離すとまた元に戻ります。
これは私がかなり重度の乱視で、左右にかなり強いにじみを見てしまうからかも知れません。
それにしても、なんでこんなことに必死にならねばならんのか、確かに茫然とする努力ではありました。
7 月 22nd, 2008 at 7:29 PM
://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
立命館大学文学部教授北岡明佳さんのサイト
錯覚ではなくて錯視のページですが、良質なものがそろってます。一度見てみると楽しいですよ。httpを抜いてありますが、分かりますよね?他サイトのURL書くとまずい場合は削除お願いします。
7 月 22nd, 2008 at 7:36 PM
私も上下にしか見えません
歳をとって固定観念が強くなったせいか・・
幽霊などを良く見るという人に試してみたら面白い結果がでるかも
7 月 23rd, 2008 at 12:08 AM
http://www.procreo.jp/labo/labo13.html
↑
こちらはさらに効果が出にくくまさに「なんでこんなことに必死にならねばならんのか、確かに茫然とする努力」が必要となる代物ですが,その価値はある本当にに不思議な錯視です(FLASHが必要).回転方向が変わるだけでなく,右足左足まで入れ替わってしまうとは・・・
また,回っているものを横から見る回転方向錯視としては
http://jp.youtube.com/watch?v=QbKw0_v2clo
http://www.michaelbach.de/ot/fcs_hollow-face/index.html
(後者はQuicktime必要)
が,「苦労」がなくてやりやすいと思います.
本文のお題に戻りますと,触覚でも視覚と同様の錯覚が起きるという論点はとても面白いと思いました.
8 月 6th, 2008 at 1:37 AM
http://www.michaelbach.de/ot/fcs_hollow-face/index.html
を拝見したら、
http://www.grand-illusions.com/images/articles/opticalillusions/dragon_illusion/dragon.pdf
を思い出しました。チョキチョキ切って、のりで貼って、片目で見ると。
どこかに映像もあったはず。