同じ錯覚が視覚と触覚で起こる?
左の図は有名な錯覚の一つなんだそうで、要は対角線上に書かれた二つの黒丸が、交互に左下右上と左上右下と入れ替わるというもの。
人がこれを見ると、黒丸が上下、もしくは左右に移動しているように見えるが、しばらくすると上下移動を見ていた人は左右移動に、左右移動の場合は上下と入れ替わるという。
不連続な点の位置変化を脳は連続運動として見たがるが、上下左右どちらへの動きも優位な訳ではないので、まばたきだとか視線の変化で入れ替わってしまうらしい。
これが触覚の場合ならどうか、と考えて実験したのがMITとハーバードの研究者。彼らは視覚障害者に画像を伝える目的で開発中だった触覚ディスプレイを使い、上の図形と同じ(と言っても『画素』60だそうで、かなり大ざっぱ)触覚形体の変化をボランティア被検者に触知して貰ったところ、視覚の場合と全く同じように、上下もしくは左右の運動錯覚が反転する現象が見られたという。


