病院へ行こう:経過観察編
AK-47をフルオートで乱射しながら、私は砂漠を前進していた。一帯には硝煙がたなびき、前方の岩の陰からは猛烈な弾幕が私に向けて浴びせられる。弾というのは、そう当たるものではないのだなと思いつつ、ここまでの運命なのかと妙に達観してるのだ。
それにしても、このAK-47はずっと撃ち続けているのに、全く銃弾がなくならない。一体どうなっているのだろうと思ったところで目が覚め、自分がMRIの中にいるのに気づいた。
そうだった、今日は経過観察の日で、循環器検査に加え、不整脈による脳梗塞が既に起こっていないかどうか、チェックのために頭部MRIを取っているのだった。ガガガガという騒音の中でうたた寝していて、銃撃戦の夢を見ていたわけ。こりゃ、CODのやりすぎだなぁ。
その結果、脳血管系の異常はなし。最近はワーファリンを使っているが、それ以前から服用していたEPAのおかげかも。生化学検査でも、コレステロール、中性脂肪は正常値を保っていたし。要は、不整脈以外には、何の異常もなし。勿論、主観的体調の悪さはあるわけだけれど。
しかし、こうやって患者として病院に通っていると、何かこう、さらに覇気が無くなるというか、何をやるにしても「治療が終わって、調子がよくなったら」と先伸ばしを図る心性になってしまう。今まで見ていた、精神科長期入院患者さんたちの社会復帰がうまくいかないのも当たり前ですな。一方で非社会化のラベリングをやっておいて、再社会化を推し進めるなんてのは矛盾もいいところで。
それはさておき、治療のほうは予定通り10月中旬に行われることになった。うまくいけば9割近い確率で不整脈は消失し、本来の洞性調律になって、運動負荷にも堪え易くなるはずである。かの三浦雄一郎氏も同じような処置を受け、75歳にしてエベレストに登ったわけで、私もそこまでとは言わないものの、自転車とか水泳なんかを再開しようかな、なんて考えているところ。
もう少し仕事に力を入れる、という発想はなし。この際、仕事を半分にして余生を趣味に生きる、というのを本気で考えていたりする。



9 月 15th, 2008 at 11:58 PM
>仕事を半分にして余生を趣味に生きる
やはり、お仕事は趣味ではなかったわけですね。