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月別アーカイブ: 2008年12月


ポストフェストゥム

lukacs1さて、今年もいよいよ大晦日で、娘たちも帰ってきて久々の賑わいである。食事も済ませて紅白歌合戦なんぞを見はじめるが、もう一つそのノリについていけず、他のチャンネルに切り替え。でも、他も同じようなものばかりなのだった。

その雰囲気を一言で言えば、仲間内の打ち上げといった感じで、大晦日にはまことにふさわしい娯楽といえるのかもしれない。でも、一緒になって楽しむ気分になれないと、どうにも居心地がよくないタイプであるのもまた事実。

その連想で、表題のポストフェストゥムという言葉を思い出す。この言葉は本来、G・ルカーチというマルクス主義的知識人が1920年代にその著書の中で使った言葉で、ブルジョワジーは繁栄を享受しているが、彼らは没落を運命付けられていて、繁栄の後夜祭-「後の祭り」を味わっているだけだ、と言うほどの意味であった(らしい)。

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こんなものを買った;電気炊飯器

TIGER IH炊飯ジャー 炊きたて ブラック 0.54L 3合 JKI-A550KS自分の食事は自分で用意しなければならない生活もほぼ板についてきて、さらに家事を深化させるグッズを揃えようと、アマゾンで炊飯器を注文する。

亡き妻は家事についていくつかのポリシーを持っていて、その一つが「炊飯器は使わない」というものだった。ステンレスの五層鍋を使ったほうが、簡単においしく炊けると言うのである。

鍋で炊いてもそう手間がかかるわけではない。中火で吹き上がるまで待ち、その後は弱火にしてほぼ7分、後は火を消して15分ほど蒸らす。それで十分つやつやしたご飯は炊けるのである。

ところが、この方法には一つだけ欠点がある。鍋と蓋の隙間から、ピチャピチャと重湯が吹き出すのである。大きな鍋を使えばいいのかと試してみるが、底のほうにちょっとお米を入れているだけなのに、やはり吹き出しがおこり、ガスレンジの周辺は出てきた重湯で汚れまくる。

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クリスマス・キャロルとレビー小体病

chrismas_carol_s世紀英国の国民的作家、チャールズ・ディケンズは多くの作品を世に残しているが、とりわけクリスマス、ということで思い出されるのは「クリスマス・キャロル」であろう。

私はこの話を数枚の絵にまとめた絵本を幼児期に読まされ、ホラー話の原体験となったのをいまだに記憶している。その後、子供向けリライトとか漫画では読んだが、ちゃんとした翻訳を読んだ覚えはない。

何回か映画化もされ、TVの洋画劇場で放映されているはずだが、それがビル・マーレー主演の翻案物であっても、もう一つ見る気にならなかったのは、幼児期の衝撃がいまだに持ち越されているせいなのかもしれない。

それでも、有名な話なのであらすじは一応知っている。クリスマスイブを孤独に過ごす強欲な偏屈爺さんのところへ、死んだ仕事仲間の霊や「過去のクリスマスの霊」、「現在のクリスマスの霊」、「未来のクリスマスの霊」が現れ、様々なビジョンを見せて爺様の人生を総括させる。爺さんはあっさりそれまでの嫌われ者生活を悔い改め、えらく気前のいいハッピー爺様に変身するという話である(細かなところは怪しいが)。

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こんなものを買った;現代仏壇

butsudan_s妻の葬儀以来、部屋の片隅の棚に葬儀屋さんが作ってくれた大判写真をおき、花なんかを飾ってきたが、どうももう一つ収まりが悪い。

遺骨は海に撒いてしまったし、位牌もないけれど、何かモニュメンタルな空間となるものを用意したほうがいいような気がして、現代仏壇なるものを購入した。

普通の部屋においてあってもそう違和感のない、ちょっと洒落た(と言えるかどうかは微妙だが)飾り棚に見えるようなキャビネットである。

ネットで色々調べたが、この手のものはほぼ一社独占供給のようだ。その会社のギャラリーが近くにあったので、見学に出かけて即決する。サイズの割には結構な価格であるが、ここでケチっても仕方あるまいと腹を決めた。

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ビデオ三昧

映画好きの知り合いが、中高年男の一人住まいではすることもなかろうと、旧作新作取り混ぜたDVDを送ってくれた。

ここ二週間ほど、毎日視聴してきたのだけれど、例によって最後は飽きてきて、早回しですっとばす。金がかかっていないからいいようなものであるが、やはり時間がもったいない。たとえ、何もせずぼんやりしているだけであっても、よっぽどそのほうがましだったりする。

今回のラインナップは、”Freaks”(1932)、”V for Vendetta”(2005)、”Hot Fuzz”(2007)、”Iron Man”(2008)、”Be Kind Rewind”(2008)、”Super Bad”(2007)、”Southland Tale”(2006)、”Wall-E”(2008)、”Death Race”(2008)、”Transformer”(2007)、”Speed Racer”(2008)、”Sukiyaki Western Django”(2007)というもの。

およそ、面白かったと思う順序に並べてあるが、貸してくれた相手があえて海外版を買うという趣味の持ち主で、日本語字幕がなく、”Be Kind Rewind”や”Super Bad”のような喜劇は割りを食っていると思う。それと、最後の二つは早回しするのも面倒となり、途中でやんぺにせざるを得なかった。

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友人の友人の友人が幸せなら、私も幸せ

以前よくネタ元にしていたBritish Medical Journalは、だいぶ前に有料化されてしまい、取り上げにくくなってしまったが、年末になるとやはり何か大ネタを振ってくるのではないかという期待があり、ついつい注目してしまう。

12月4日号に掲載された論文、“Dynamic spread of happiness in a large social network:longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study”は、そんな期待に多少は応えてくれる一品。珍しくタダ、というのも有難い。

題名を直訳すると、「広い社会的ネットワークにおける幸福の力動的伝播について:フラミンガム心臓研究における20年間の長期的分析」ということになる。フラミンガム心臓研究というのは、畑違いの私でも知っている有名な大規模調査で、マサチューセッツ州近郊のフラミンガムという町で、1948年から現在に至るまで続けられているコホート研究である。

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こんなものを買った;携帯心電計

前回の経過観察で、不整脈が再発していないと確認され、それまで貸してもらっていた携帯心電計を回収されてしまったので、いつも手元においておきたい気持ちに負けて自分で購入。

私もこの携帯心電計は普段の仕事でも重宝している。頻拍を伴う、いわゆる不安発作を示す患者さんに購入してもらい、胸苦しいときに自己記録してもらうのである。

典型的なパニック発作ではかなりの頻拍がくることが多いが、実際は大して脈は速くなっていないのに頻拍だと感じる人も結構いる。頻拍でない場合はもちろん安心材料になるし、頻拍の場合でも、そんなに危険な徴候がないことを説明するのに役立つ。

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