ポストフェストゥム
さて、今年もいよいよ大晦日で、娘たちも帰ってきて久々の賑わいである。食事も済ませて紅白歌合戦なんぞを見はじめるが、もう一つそのノリについていけず、他のチャンネルに切り替え。でも、他も同じようなものばかりなのだった。
その雰囲気を一言で言えば、仲間内の打ち上げといった感じで、大晦日にはまことにふさわしい娯楽といえるのかもしれない。でも、一緒になって楽しむ気分になれないと、どうにも居心地がよくないタイプであるのもまた事実。
その連想で、表題のポストフェストゥムという言葉を思い出す。この言葉は本来、G・ルカーチというマルクス主義的知識人が1920年代にその著書の中で使った言葉で、ブルジョワジーは繁栄を享受しているが、彼らは没落を運命付けられていて、繁栄の後夜祭-「後の祭り」を味わっているだけだ、と言うほどの意味であった(らしい)。



映画好きの知り合いが、中高年男の一人住まいではすることもなかろうと、旧作新作取り混ぜたDVDを送ってくれた。



