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病院へ行こう;久々の経過観察外来

2009年4月30日 at 6:55 pm in 医学・科学一般, 日常・随想 | 6 コメント »

ekg4_30ホットバルーンカテ治療からほぼ6ヶ月がたち、久々のH山ハートセンター外来受診日である。処置後、まったく不整脈の再発はなく、快調そのもの。何故かビールが飲めなくなったというのが、唯一の副作用か。

型どおり採血、心電図、心エコー、CTを済ませて診察。と言っても、データの説明を受けるだけで、儀礼的な診察行為があるわけではない。処置前にはかなり拡張傾向のあった左心房が、以前の半分のサイズになり、逆流も目立たなくなっているとのこと。

しょっちゅう飲み忘れる抗不整脈剤は中止となったものの、ワーファリンだけは念のために続けることになった。明日から、朝飯に納豆が食えるようになると思ったんだがねぇ。

主治医によると、今まで治験という形で保険診療と平行して行えたホットバルーン治療が、この四月からは認められなくなったそうである。少なくとも私には抜群の効果があった治療法で、世界的にも注目されていると言うのに、国内横並びでないとダメだとするお役人の発想は、ホント理解不能である。

これからは完全自費になり、患者は200万円以上の負担を強いられることになる。私が治療を受けたのは、誠にラッキーなタイミングだったわけだ。主治医が言うには、アメリカの医療機器企業にデータとノウハウを提供し、それとバーターで治療費を拠出してもらい、治験を続ける計画があるという。うまく行くことを願う次第。

厚生行政というか、日本社会すべてについて言えることであるが、出る杭はとにかく叩くという方針が貫かれているようだ。こういう国内空洞化路線のもとでは、アメリカで製品化して日本に逆輸入する方が、認可は早いかもしれしれない。

そんなわけで、自分の経過は誠に良好ながら、日本をダメにする官僚行政の弊害を目の当たりにして、考え込みながら帰宅することになった。まあ、ダメになったって、別に全然構わんのですけどね。

6 Responses to “ 病院へ行こう;久々の経過観察外来 ”

  1. # 1   Aspirin Says:
    4月 30th, 2009 at 7:23 PM

    こんなに効果があるんですね。びっくりです。

    ここまでいけるならごく少ない被験者で決定的な統計結果をだせるのでは。厚労省がアホなのは十分わかっていますが、一方丸山ワクチン的にいつまでも患者を惹き付ける科学と無縁の治療があることも確かです。オーファン治療としては対象患者が多すぎるし。しかしこういう解析を実務で手一杯の医者がやれるはずもなく、応用統計に対する数学者の理解のなさ・参加意欲のなさもまた日本の医療を大いにだめにしているのでは。

    いやしかしびっくりです。

  2. # 2   小狸工房 Says:
    4月 30th, 2009 at 7:52 PM

    逆輸入に関しては、先日も私の掲示板で取り上げましたが、人工心臓の一件で好ましくない結果が出たことで、あまり先行きは明るくなりそうも無いかもと。
    こんなことでも勘繰り始めると限が無くなりますが。

    しかし情報とバーターで費用を捻出するというのは、いかにもビジネスライクで興味深いですね。
    執刀医の習熟度も含めて丸ごとデータ化されるのでしょうね。
    方法論としては大正解であると思います。提案がどちらの側からなされたのかがちょっぴり気になりますが。

    それにしてもwebmaster氏の術後経過が良好であるとの事、まこと喜ばしい限りです。
    感情ブースターとしての心臓に手を加えると、何かしら性格や嗜好に変化が認められるというのも私の掲示板で取り上げたところで。

  3. # 3   期外収縮既存症 Says:
    4月 30th, 2009 at 8:56 PM

    なんでもかんでも官僚が悪い事にすると楽ですが、官僚ってのはけっきょく政治屋センセイのけつの穴を舐めてエラくなって甘い汁を吸うものだと決まっておりますし、そうなると、やっぱ、その政治屋を選んだ国民の自業自得ということになるわけですかね?

  4. # 4   webmaster Says:
    4月 30th, 2009 at 11:06 PM

    >官僚ってのはけっきょく政治屋センセイのけつの穴を舐めてエラくなって甘い汁を吸うものだと決まっております

    そうですかねぇ?彼らの権力と、その行使への意志は政治家なんぞにコントロールできるようなものではないと思いますが。

    勿論彼らが悪意でそれをやっているわけではなく、むしろエリート意識に裏打ちされた強烈な使命感がその源泉だと思います。

    私が彼らの立場に立っていたら、多分同じことをしはじめるでしょう。物事を仕切りたいというのは、富を得ることなんかよりもよっぽど強い欲求であるわけで。

    ただ、恣意的な思い込みが正当な結果をもたらすことはそうあるわけではないと言うのもまた事実で、その辺について謙虚でいられる資質を要求するのは、被統治者としては当然だと思います。

    一億総懺悔で、皆が悪いことにしてしまうのは、それこそ一番楽な結論です。

  5. # 5   ふるかわ Says:
    5月 4th, 2009 at 10:39 AM

    仰せのように官僚どもの個人的資質に問題を帰するとしても、そういう連中ばかりが集まってくるようではインセンティブ設計自体に問題があると言わざるを得ないでしょう。

    インセンティブといえば金と権力と女しか思いつかない下卑た私には、どう改善すべきかまでは申せませんが。

  6. # 6   webmaster Says:
    5月 5th, 2009 at 9:45 PM

    >個人的資質に問題を帰するとしても

    個人的資質と言ってしまうのも、エリート官僚の皆さんに悪いような気もします。うまく表現できないけれど、これは精神機能というか、脳機能の設計不良みたいなもので、とにかく人は物事のコントロール権を握ることと、事態をうまく導いていると認識することの区別が付かないものなんです。

    ちょっと規模はセコイけれど、医師の専横と呼ばれることも、同じようなことが原因であるように思います。本人は大まじめで、自分が管理すること執着しているが、それが事態をなんら改善せず、むしろ関係者の不安を強くするだけなんてことが、しょっちゅうあるわけで。

    せめて、管理的な立場にある人は、自分の出す方針が物事のひずみを大きくすることもあるのだ、という反省を常に持つ謙虚な姿勢を忘れないようにしてほしいものだなと願うのみ。

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