腋窩臭に左右差はある/ない?
<引用>腋窩の臭いの原因といわれる5 alpha-androst-16-en-3-oneの量を、6人の男性被検者で調べたところ、その差は個人によってかなり変動があったものの、利き腕の方から多量に分泌されていることが統計的優位なレベルで示された。
利き腕の腋窩を剃毛し、ポピヨンヨードで消毒したところ、5 alpha-androst-16-en-3-oneの量は劇的に減り、非利き腕の量を下回った。腋窩の皮脂腺活動に左右差は無かったことから、腋窩臭原因物質は皮膚表面で前駆物質から細菌活動によって作られることが示唆された。(論文抜粋参照)
利き手のほうが活動量が多く、汗も出るし皮膚への刺激も多くなり、結果として細菌繁殖が多くなって悪臭物質が作られる、ということなんでしょうかね。抜粋読んだだけなので、想像するしかないが。とにかく、このオーストラリアの研究者による1982年の論文は、腋窩臭には左右差があると主張する唯一のものなんだそうで、Pubmedの関連論文を読んでも、左右差なんか無いというものばかりである。
それが、今年でたイタリア・ジェノバ大学の研究者達の論文によれば、その主張の一部が再肯定されているのである。彼らは男女87人(男性38例・女性49例)の被検者に、コットンパッドを24時間腋窩に装着させ、それを回収して臭いの程度を測定した。(全文参照可能:PDF)
その測定には、前論文のように特定物質の定量は行わず、検査者が鼻で嗅いで採点するという方法をとった。ちょっとイタリアっぽい。その結果、男女とも明らかな左右差は認められなかったが、左利きの人だけは左側の腋窩臭が強いという結果が得られた。そして、それは排卵期の女性においてもっともはっきりと示された。(被検者のうち、何人が左利きで、そのうち何人が排卵中か、というのは何故かどこにも書いてない)
研究者たちはこの結果について、右ききの人では抑制されているが、左利きの人にはそのまま現れるような、身体活動性とは無関係な非対称性が腋窩線機能にあるのではという仮説を唱えているが、詳しい事はまだ判らないとしている。
はじめは腋窩臭の左右差なんてどうでもいいじゃないかと思ったが、こういう真面目な研究を読んでいると、宇宙の重要な秘密のひとつのように感じてくるから不思議ですなぁ。(Via)



10月 14th, 2009 at 2:32 AM
それよりも、前日に食べたもので差が出て来るかの時間解析をやって、その効果を落とした上で実験しないといけない気がするんですが、どうでしょう? 脂っこいものを数日食べると体臭が強くなるって自覚症状があるんですが(これは精神の分野じゃないですよね?)
10月 14th, 2009 at 6:23 AM
2ヶ月振りぐらいで覗いてみたのですが先生のネタはおもしろいですね。
10月 19th, 2009 at 4:03 PM
ただ今、両脇の永久脱毛に通ってるんですが、
エステティシャンの方に、
「右脇のほうが毛穴が多いですね」
と、言われました
やっぱり、利き腕の方が多く動かす分、それが刺激となって、
毛穴の数に差が出る=毛穴の多い方が匂う?んでしょうか
毛穴と匂いは関係ないんですかね?
10月 20th, 2009 at 9:42 PM
腋毛ぼさぼさの相撲取りがいないのは、稽古しているうちに擦り切れるからだ、というのを聞いた事があります。よく使う方が毛孔も多くなるというのは、実際どうなんだろう。
まあ、毛が擦り切れても毛孔は残るから関係ないのか。
それと、体臭の原因になる物質を分泌する大汗腺は基本的に毛孔につながっているので、毛孔が多いと言うことは分泌物も多い≒臭いもきついと言うことになるでしょうね。