数学的に正しいベーグル
どういうつながりで見つけたかのかは忘れたが、数学パズルのようなものをたくさん紹介しているサイトにあった「数学的に正しいベーグル」に痛く感心したので、早速自分でも作ってみる。要は、ベーグルにナイフを入れて、鎖状につながった二つの輪にすると言うもの。
都合のいいことに、最近は朝飯にベーグルサンドイッチを食べることが多いので、手元に加工材料が揃っているのである。ところが、先のサイトの説明は今ひとつ曖昧というか専門的に過ぎ、素人には具体的にどうすればいいのかが良く分からない。
最後の詰めで、どうすればいいか判らぬまま、えーい切っちゃえとナイフを進めたら、なぜか大きな輪っかがひとつできるだけだったりして、ベーグルを二つも無駄にしてしまった(と言いつつ、ちゃんと後で食べたけど)。
三度目の正直で、やっと出来たのが上の写真。ちょっと見栄えが良くないのは我慢。工程を説明するのはかなり難しいが、この写真に示すようにやれば出来る筈である。よく切れる刃先の細いナイフを用意し、まずA点からA’点(これは反対側)まで突き刺す。そして、BーB’に向かって刃を時計方向にゆっくり回転させながら進ませていく。
B点はA点よりも外側で、B’点も底から見えるようになるあたり。ナイフをさらに進ませ、CーC’点に至るが、ここはAーA’点からは180°ねじれた位置になる。そしてD-D’点を通過し、360°ねじれてA-A’点に戻れば出来上がり。割面がメビウスの輪をさらにもう一回ねじった形になっていることがわかると思う。はじめ失敗したのは、メビウスの輪にとどまっていたため。
判りやすいかと思って、割面にサワークリームを塗った写真がこれ。かえって判りにくいか。こうして出来た二つのベーグルの輪に、お好きなものをはさんだり、塗ったりしてMathematically Correct Breakfastを満喫していただければ吉ではないかと存ずる次第。もちろん、味には何の違いもありませんが。
朝食に、ささやかながら満足の出来る数学的彩りを添える工夫を教えていただいた、数学者にして立体造形家のGeorge W. Hart氏に感謝。


