Once in a blue moon
昨日、1月30日はブルームーンだったそうである。はて、何のことかと思われる方が多いだろうし、私も当前その一人。
ブルーとは言いつつ、何らかの自然現象で月が青く見える、と言うようなことではなく、「一ヶ月の間に、二度目の満月がやってくる」事をそう言うのだそうだ。
月の満ち欠けの周期は約29.5日で、一ヶ月は2月以外は30日か31日なのだから、月初めに満月になれば月の終わりにはこの「ブルームーン」が見えることになる。
ところがなかなかそうはならないので、「滅多にないこと」という意味合いがあるらしい。題目の”Once in a blue moon”は、「滅多に~しない」という成句だそうである。I see her once in a blue moon now.(今では彼女とは滅多に会わない)という風に使うのだそうで。通じるかどうかは知らんけど。
そもそも、昔からヨーロッパでは「青い月」には「ありえない」というニュアンスがあったようで、「月がとっても青いから」という歌がはやったことのある国の人間には、少々解せないものがある。ブルームーンと言うカクテルがあるが、あれは男から誘われた女性がスマートに断る手段として使うらしい。「一杯いかがですか」「それじゃ、ブルームーンを」てな具合。
WiKiPediaのリンクを辿ってみると、こう言う使い方が定着したのはほんの30年ほど前のことらしく、しかもそれは勘違いによるものだったという記述もある。何であれ、滅多に来ない月のうちの二度目の満月をそう呼ぶ慣習が今は定着し、そんな珍しい夜なのだから、幸運が巡ってくるというような意味も込めて使われるらしい。
まだいまの所、これをマーケティングに利用している例を見たことはないが、関西の商家の慣習であった恵方巻まで磁石付きにしてコンビニで売られるようになったのだから、そのうち何らかの商品戦略に応用されるかもしれない。不定期なのがちょっと難点だけど。
今年は日本ではブルームーンの当たり年で、昨日と、3月30日がその予定。時差の関係で、アメリカでは昨年の大晦日がブルームーンだったらしい。どれほど個人消費の伸びに寄与したかは不明だが。
そういう珍しい日だったから、と言うわけでもないが、昨夜は久しぶりに夜外食をした。食事作りが面倒くさいときにファミレスに出かけることはあるが、娘たちが帰ってくるような機会でもないと、お洒落な店にいくこともなくなった。職場の飲み会で居酒屋にいく程度である。
たまにはもうちょっとゴージャス気分になれるところにと、職員有志を募って出かけたわけ。酒を飲まない運転手も確保し、海を望む山の中腹にあるイタリアンの店に出かける。ここは真冬であろうが真夏であろうがオープンカフェ形式の席しかないという店。よくTVで紹介される店だが、チープシックにまとめてあり、ピザを頬張る石塚英彦の写真が飾ってあったりはしない。
厳密にはリストランテではなく、ピッツァリアであるが、スプマンテやワインもそこそこに揃えられていて、本格イタリアンのメインだけは省略した、と言うような食事が取れる。昨夜はそれほど気温が低くなかったとはいえ、ブルームーンがかかる冬空の下、潮騒を聞きながら冷えたスプマンテを飲んでいると、非日常感はいや増すのだった。
結局、最後はグラッパあたりにまで進んでしまい、初めから居酒屋で焼酎飲んでても同じだったかな、という雰囲気で、ブルームーンの夜はお開きとなったのだった。さて、3月のブルームーンはどうしようか。



2月 1st, 2010 at 12:12 AM
月の色って大気中の成分によって赤くなったり黄色くなったりするから、水の量が増えたら青みがかる筈で、てっきりそういう事を言っているのかって思いました。
夏目漱石に言わせてはI love youっていうんだから、
男『月が青い』
女『ブルームーン』
で男が敗北する図、、、。
2月 1st, 2010 at 4:08 PM
「朔日の月蝕」ってのは昔の日本ではありえなかったわけですが、(太陰暦ですから)今年の1月1日には(部分)月蝕があったりしたわけです。
ってことで、珍しさではもっとでした。
2月 1st, 2010 at 11:36 PM
はあ、なるほど。
その割を食って、この二月は満月がないわけですね。
身につまされますなぁ(なにが?)