更新日記
こちらも時々書いてます。
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2003/02/28 |
なんかこっちの剣幕に押されてしまったのか、例の通販会社からは返事のメールすらこない。もうカードのほうは停止して新番号での再発行手続きしており、カード会社によれば、その通販会社からの引き落としの動きはいままでなかったとのことなので、今後勝手に引き落としされる心配もない。
カード会社の意見としては、返品で引き落とし手続きが先に進行するようなことは時にあっても、前もってキャンセルしているのに引き落とすというのは明らかな違法行為なので、カード停止にしなくても引き落とし無効申立ての対象になるとのこと。でも妙な連中にカード番号を知られているのは気分が悪いので、ああしておいて正解だろう。
ちなみにその通販会社は、秋葉原に本社があり、数階建ての売り場があるようなサイト構築しているところである。実際の店舗はワンフロアだけ。支払方法にいろいろ選べるようにかいてあるが、実際に購入手続きすると、カードか前払いのコンビニ決済、もしくは事前振込みだけで、現物の代金引換が選べないので、あれ?という気はしたのだ。よっぽどの大手とか、何度も利用しているようなところでないと、初めからカード番号通知するのは危ない、という実例だろう。
詐欺を目論んでいるのか、キャンセル手続きがいい加減なだけなのか、気のいい客から先行引き落としして運転資金に余裕を持たせているだけか、なんとも判断つかないが、こんな勝手な業者の要求に乗ってはいけません。御注意の程を。
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2003/02/27 |
某サイトで紹介されていた安いデジカメが気に入ったので、通販で買おうと思ったのはいいが、なかなか売っていない。検索で聞いたことのない通販ショップを見つけて注文したところ、すぐに注文確認メールがきたのだが、翌日になって、あの商品は品切れで提供できないから代替商品を指定するか、キャンセルかを連絡してくれというメールが届いた。そこでキャンセルだと連絡したら、翌日帰ってきた向こうの確認メールには、まことに妙なことが書いてある。
「誠に申し訳ございませんが、弊社のシステム上クレジットカード決済の場合でも、クレジットカード決済金額の訂正が難しくなっておりますので、現金でのご返金とさせて頂いております。お手数ですが、ご返金先銀行口座をお知らせ願えますか」
まことにわかりにくい文章で、間違うと誤魔化されそうなのだが、要はキャンセルしようと金は引き落とすので、後で返すから口座番号を教えろ、ということだ。注文の段階で、しかも商品がないという向こうの理由でキャンセルしているのだから、それで金を引き落とすというのはどう考えても違法行為だろう。口座番号など知られても痛くも痒くもないが、最近は勝手に金を振り込んで違法な利子をとる闇金融もあると聞くので、そんなのに情報をまさわれないとも限らない。
今の段階でこちらには無駄手間とらされた損害以上のものはないが、こういうわけのわからんことを言いだす業者にカード番号を知らせてしまったという不安がある。勝手に引き落としして、返金せずのらりくらりと逃げを打つぐらいのことはやりかねないので、あとの面倒くささは覚悟して、カード機能停止の手続きをやっておいた。
もちろん業者には、当然口座番号などしらせず、ふざけた引き落としなどしたら即刻刑事告訴すると警告しておいた。向こうの対応をみて判断するしかないが、担当者が寝ぼけていて、商品発送後のキャンセルと同じつもりで連絡してきただけであることを願いたいものだ。
あーあ、引き落とし先変更の届出を山とやらにゃいかんよ。
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2003/02/26 |
TVニュースでこんなのをやっていて、これではネボスケ運転士がいましたというだけのバカ記事になってしまう。多くの人の安全を守る新幹線の運転士になる人なんだから、おそらくかなりの選抜を経てきている人のはずで、適正なども検査しまくられているだろう。なのにこうなってしまうのは、それなりに何か問題あるはずで、それは当然病的なことを第一に考える必要があるわけなのだが、そういうことまで考えることなく、当然責任も持たずはやし立てるのが基本的な報道姿勢というものであろう。
私の考えでは、報道の基本姿勢は無責任、というのは当然のことだとおもう(要は、ゆすりたかりから進化したジャンルなんだもの)。でも、肝腎の報道機関がそれを忘れているようで、自分たちは都合のいい立場から無責任な茶々をいれる河原者なのだ、という自覚がまったくなく、なにか権力をこえた絶対的超権力みたいな立場に疑問も持たない現状が笑止である。朝日は最近ウヨ廚にたたかれまくっているが、某権力志向宗教団体に援助されて息継ぎしているだけの毎日などは、ちょっと勘違いしているよと誰か言ってやらないとまずいのではないか、という思いすら持ってしまう。あー、読売、産経は読んでないから知らん。無視でいいでしょ。
かなり昔、50代のバスの運転手さんで、何かに意識を集中するとそのまま睡眠発作に落ち込んでしまうという症例を見たことがある。車掌さんが笛を吹くのに注意を向けるとそのまま寝入ってしまうので、危なくて仕事が出来ないのである。結局、脳血管発作にともなうナルコレプシーという診断になった。それこそリタリンの大量投与(といっても4錠ほど)と、脳血管循環の改善剤を飲むことで、ある程度の研修期間を経て復職したのではないかなぁ。内勤に留まるようにアドバイスしておいたけど。
今回の場合、まだ原因がはっきりしない段階で、まるでネボスケ運転士の一方的ミスみたいな書き方するのは報道機関としてはまずいのではないですかね、というのがこちらの意見。まして朝日でしょ。間違うと自分とこの理念を裏切る結果にもなりそうな。レスポンスが遅い毎日はいまのところ何にも触れていないけれど、もしもリタリンで職場復帰するようなことがあったら、つまらんリタリン排斥キャンペーンをこの場合もはるのだろうか。山本紀子記者、ちょっと意見を聞かせてください。うつ病とナルコレプシー、合併するケースも多いよ。
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2003/02/25 |
TVのCMでノラ・ジョーンズという女性歌手の曲がちらっと流れていて、なかなかいい感じなので、早速WinMXでファイルを探してみた。すると短時間でアルバム2枚分ぐらいが集まったので、自室のBGMはもっぱらこれである。言葉は悪いが、適度な「黒っぽさ」がなかなか味を出していて、こじゃれた大人のポップスという感じ。もっとも、日本でのデビュー作になる、"Come Away With Me"というアルバムの構成は、いちばん気に入った"Don't Know Why"という曲が頭にあって、あとはだんだん盛り下がるばかりというのが残念なところ。
それでも、実際に金出してCD買おうという気には充分なる。CDに関しては、私みたいにMP3で中身を確かめてから買うという消費行動パターンの人間はかなり多いと思われ、レコード会社が言うように、違法ファイル交換が市場を荒らすなんてことはない様に思うんですがね。売れないのは、買いたいと思うようなCDがないだけのことではないかと。
それはともあれ今朝の朝刊を見ると、今年のグラミー賞はノラ・ジョーンズが8部門を制覇したという報道。音楽センスなどどこを探してもない私にも、結構見る目はあったかと、少々いい気分である。やっぱり"Don't Know Why"一曲だけがやたらに持ち上げられていて、誰も感じることは同じなんだなと思った次第。それにしても不思議なのは、ノラ・ジョーンズはジャズ歌手だとされている点。ジャズとは何だ、といわれても私にはあまりよくわからない。とりわけジャズ・ボーカルというジャンルになると、もうポップスとどこが違うのかさっぱりわからない。どなたか明確な定義を教えてください。出来れば具体例をそえて。
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2003/02/24 |
2月21日のオンライン版タイムズによると、英国政府が後援する学童向け健康教育プログラムでは、少年少女たちにオラル・セックスを推奨する方針がとられているのだという。英国では10代の妊娠率がヨーロッパのなかで一番高いため、これを防ぐためのプロジェクト("A Pause"という名前。「ハイ、そこまでよ」とでも訳しますか)が進行中なのだそうで、その一番のキモがこの「オラル・セックスで済ましておこう」という指導内容であるそうな。
責任者はこう語っている。「我々は(男女の)関係を維持していくにはいろんな道がある、ということを明らかにしているんです。フルにセックスをしなくてもいいんだと」
もちろん反対者もいて、「オラル・セックスを教えておけば最後の行為まで至らないなんて信じられるかい。その先までやりたいと思うに決まっている」と主張している。私もこっちのほうの意見がもっとものように思うが、教えなければやらないというものでもないような。当たり前の意見になるけど、ほかにやること作ってやるしかないでしょう。
オラル・セックス推奨の根拠として、いわゆる性行為感染症がこの行為では比較的起こりにくく、とりわけHIVがこれで感染することはかなりまれである、という事実が疫学的に示されつつある、というのも大きいのかもしれませんな。(これに関しての報道はこちらを)
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2003/02/23 |
「絶望書店」の日記で知ったのだが、関西人なら誰でも知っている洋菓子会社である「パルナス」が、すでに昨年3月に会社清算していたのだという。あそこの製品で一番有名だったのが「ピロシキ」である。ボニージャックスが歌う、軽快なロシア風(?)のCMソングは、関西で子供時代を過ごした人間ならおなじみのはずだ。この歌をソラで歌えない奴は関西人ではないとも言える。ついでに「立売堀」と「放出」が読めたらもっと確実なので、関西地方が分離独立でもした際には、スパイ摘発手段に使えそう。
不思議なことに、あれだけ有名であったのに、身近にパルナスピロシキをたべた経験のある人間がいないのである。あくまであのCMソングと(中村メイコのうたう別のCMソングもあるが、こちらはあまり記憶に残っていない)、困惑したような表情を浮かべて、大きな帽子をかぶって走る少年の商標によって知るだけなのだ。味の記憶と結びついていれば、もっとインパクトのある幼時体験であったはずなのに。
「パルナス非公式ホームページ」というものもあり、それを見ると直営店、ブッフェともに大阪市内から西と南方向に展開する形で分布していたようだ。京都府よりでは高槻が最北東である。特約店では出来合いのケーキぐらいしか置いていないから、一応手作り標榜のピロシキは田舎者には食べようがなかった、ということのようだ。ついに食べることのなかったパルナスのピロシキを想って、大分違うような気もするが、ここいらあたりのレシピでも試してみましょうかね。
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2003/02/22 |
近所の酒屋で、ようやくボジョレー・ヌーボーの安売りをはじめた。去年までは暮れにはすでに安売りが始まっていたような気がするのに、今年はなかなか始まらなかったし、そもそも値段がはじめから高かった。ヌーボーというのはその年の初売りご祝儀品みたいなものなので、無意味な高値がつくのもわからないではないが、それをやたらに輸入してムード的に大量消費させようという酒販企業の魂胆はあまりに近視眼的。
どうせあれを買ってしまうのは、一部のマニア以外は日ごろワインになじみがない人たちだろうし、あんなスカスカワインに2000円近くも出したら、こんな高くてまずいものかといやになり、日常的にワインを飲もうという気を大きくそぐことになるのはまず必定。目先の利を求めて、長期的消費定着を思いっきり阻害しているのである。
などといいつつ、二本で千円という値付けになっていればまず適正価格なので、三月遅れのヌーボーをいそいそと買い込む。もう一本は別の銘柄にしたけど。結論としていえるのは、ご祝儀のつもりで飲むのでないならあんなものに手を出すことはない、という当たり前の事実である。こうして翌日の朝に日記を更新してているのも、その悔恨から発した過剰飲酒が原因というわけ。
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2003/02/21 |
「フランス抜きで戦争をするのは、アコーディオンを持たずに鹿狩りに行くようなものだ。役立たずのやかましい荷物なんか、放り出しておきゃいい」*。
これは米国国防省関連省庁のえらいさんだった人が、一月終わりごろのTV番組で言った言葉だそうで、向こうの好戦派にはえらく受けたらしく、この言葉を掲げて米国の大義なるものを主張するサイトがいっぱい見つかる。
保守派の法律家団体(というよりは大企業のお抱え弁護士の集まりらしい)である"The Federalist Society "(連邦主義者協会)では、この発言をうけて、フランスをおちょくる表現のコンテストをしたらしい。
お題 「フランス抜きで戦争するのは」
「クロワッサンなしでテキサス風バーベキューをするようなもの」
「海兵隊の新兵訓練に、『ベスト・オブ・ライザ・ミネリ』のレコードを持っていかないようなもの」
「キッカー抜きで9回最後の攻撃をするようなもの」
「イブ・サンローラン抜きでノルマンディ上陸作戦をやるようなもの」
「ごめん、誰ぬきでやるっていってたんだっけ?」
うーん、もう一つだねぇ。パウエル君、座布団みんな取っちゃってくれる?
*"Going to war without France is like going deer hunting without an accordion. You just leave a lot of useless noisy baggage behind." by Jed Babbin, a former deputy under secretary of defense .
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2003/02/20 |
殊能将之さんのサイトで、ちょっと前に「バラエティ番組の法則」と題して、「名前のわからない若い男が出演していれば、それは仮面ライダーである」というような意味のことが書かれていたような気がする。私の場合はそれに加えて、「名前のわからない若い女が出ていれば、それはモーニング娘。(このマルをつけるのも決まりなんですね)か、グラビアアイドルである。ただし、程ほどに正しい日本語に近い言葉をしゃべっている場合は、女子アナの可能性もある」という付帯法則が必要だ。
痴呆が進行して世界の相貌が失われていくというのは、こんな風に見えているものの意味が構成されない体験に近いんだろうな、なんて考え込んでしまうのであった。ところで、「グラビアアイドル」って何なんでしょう。それほどハードに裸をさらさなくてもいいヌードモデルという風に理解したのだけれど、違うのかな。
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2003/02/19 |
ネタもとの都市伝説サイト"UrbanLegend and Folklore"の掲示板(閲覧書き込みには登録が必要)に、最近流通しているチェーンメールの紹介として、"New fashion trend in Japan"と題された管理者投稿があった。そのチェーンメールによると、最近日本では若い女性の間で、下半身がむき出しになっているように見えるプリントをしたスカートが、流行しているのだという(例えばこういうのとかこういうの)。
もちろん管理者による投稿はそれを事実としているわけではなく、こういうチェーンメールがあるという報告をしているだけなのだが、ほとんどの人がフォトショップによるインチキだろうといいつつも、もしかしたらあの国のことだから、「ヘンタイ」ファッションという感じで存在するのかもと、ちょっと揺らいでいる様子に興味が引かれる。
ある人など、もしそうであっても例に示した二番目の画像のようにビキニっぽい下着をプリントするはずがない、アニメを見る限り日本ではみんな白の木綿フェチばっかりのはずだ、なんてすごい論理を展開していたりする。ヘンタイであれ、いまや日本はある種の性風俗の頂点にたっていると認識されているらしい。「性の解放」というものが欧米経由(はじめはたしか北欧だったけど)で押し寄せてきたのを、ほぼ同時代的に観察してきた世代としては、なんとなく感慨深い現象ではある。
あの画像をインチキと思い切れない人が結構多いので、何ぼなんでもあれは出鱈目だと投稿しようと思ったが、日本在住のアメリカ人が先にやっていたので、妙な英文をアップする必要もなくてホッとした次第。
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2003/02/18 |
開業医に無差別に違法保険請求告発をほのめかす手紙を送り、恐喝をこころみたグループが逮捕されたとの報道。たしかまえにも似たような事件があり、その時もあっさりつかまっていたのではないかな。違法保険請求を意識的にやる医療機関というのはまず例外で、それは医師がみな順法精神にあふれている正義漢だからという理由などではなくて、リスクとベネフィットのバランスがあまりに悪い行為だからやらないだけのことなんだが。
たまに取り上げられる不法請求というのも、ほとんどの場合は請求要件の解釈の食い違いだったりする。同じ治療行為をしていても、全く意味のないような前提を欠くから、それは違法請求だといわれてしまったりするわけ。お役所仕事との整合性の問題といってもよかったりする場合もある。
今回の犯人グループはつかまったものの、彼らに犯行を示唆した、肝腎の主犯格はまだ野放しである。それは紋切り型の医療機関たたきをすればすむと思っているらしき、マスコミそのものなんだけれど。もっとも、彼らのピンボケ批判のおかげで、いちばんの欺瞞である医療幻想が強化される面もあるのだから、まあお互い様ということですか。
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2003/02/17 |
70年、27歳の時に麻薬で死んだジャニス・ジョプリンに、"Mercedes-Benz"という曲がある。伴奏はドラムスだけのアカペラで、あの独特のかすれ声を搾り出すようにして、「神よ、我にメルセデスベンツを買い与えたまえ」と歌うのである。2番の歌詞ではカラーTVを、3番ではこの街の夜を買い切ってくれと訴えるのだけれど、やはりメルセデスベンツをねだるインパクトのほうが上だからか、リフレインではまたメルセデスに戻る。
なんでそんな古い歌のことなんかを思い出したのかというと、一昨日のいい加減な記載がきっかけで、適正な価格ということについて、いくつかの投稿が掲示板にあったため。そう直接関係もないのだが、値段は高いが商品としての品質がいいものというと、私はメルセデスベンツを反射的に連想するのである。
デカいSクラスだと金持ちやヤーサン専属という感じだが、手軽なCクラスや、Eクラスの低排気量タイプはまことにお値打ち品だとおもう。そこそこの予算がある人なら、国産のラグジャリーカーと呼ばれるようなものより、メルセデスを選ぶほうが絶対いい。北欧のV社などは、安全性をやたらに前面にだして、一種の神話になっているけれど、値段もそう変わりはしないのに(V社の車は日本で不当とも言える高値がつけられている)、走行性能は大したことないし、そもそも安全性という点ですら、明らかにメルセデスのほうが上なのである。
高速性能はいうまでもなく、低速時の安定性もいい。昔のメルセデスはセカンド発進で急な飛び出しを防ぐようになっていたが、最近のタイプはふつうにローで発進しつつ、日本車によくあるような無意味な急発進はしないような仕組みになって安全性を確保している。燃費も車格を考えると、かなりいいといえる。
ああいう出来のいい車を、長く大事につかうというのが、つまらんハイブリッドカーなんぞを買うよりもよっぽど環境にやさしい態度だと思うのですけれどねぇ。まあ、日本車というのは、粗製濫造で買い替え需要を国民に強制してここまで成長してきたわけなんだけど。
あ、こう書いてきたけれど、私は別にメルセデスのユーザーというわけではなく、トヨタのボロ車に乗っている。もちろん神様が買ってくださるなら、喜んで拝領いたします。なお、J・ジョプリンはああいう歌を歌いながら、自分で買ったのはポルシェだったそうで。
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2003/02/16 |
11日の休みに二日酔いで断念した美術展へ出かける。どうも都心へのお出かけに関しては、天は我を見放しているようで、朝からみぞれ混じりの冷たい雨。ここで日和ってはならじと、必死に自らをふるいたたせて渋谷に降り立つ。
「ピカソとエコール・ド・パリ メトロポリタン美術館展」 という名目で、世紀末から20世紀前半にフランスで活動していた、どちらかというと中堅クラスの画家たちに、応援出演という感じでピカソもでてくるという展覧会。あまり見たこともない歌手が中心になった演歌番組に、北島ファミリーが花を添えるというような演出である。モジリアーニやユトリロが山本譲司に小金沢君の役回り、なんていったら怒られますけど。
まあフォービズムやキュビズム関連では結構有名な絵も見られ、時代の流れがそこそこつかめる教養特集というところ。もうじき展示期間が終わりになるからか、人出がものすごくてまいる。お前まで行くからだ、といわれてしまいそうだけれど。後で上野あたりの常設展でもみて、谷中のネコでも見物していこうかと思っていたが、疲労困憊のうえに、雨が雪に変わってきたので早めに帰ることに。
どうも私は、自分の半径2m以内のところに他人が5人以上いつづける環境が耐えられないつくりのようで、都会に毎日通勤して、ちゃんと仕事をこなせる人たちへの畏敬の念が沸くばかりの休日なのであった。あー疲れた。明日は休もうかな。
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2003/02/15 |
晩飯食ったあとぼけっとしていて、SMAPのメンバーが一部出てくる番組を見ていた。名前を忘れたが、池波正太郎の娘と結婚した何とかという俳優がからむ*、なんか食い物屋をめぐるスゴロクみたいな番組である。それはいいとして、それが終わったあと、学校備品の値段あてクイズというのが始まった。
*あれは古今亭志ん生の孫娘だ、という指摘メールが数通。どっかで記憶が混線してたみたい。ま、わたしの書くことはその程度の確度なので、ちょっと距離おいて読んでください(2/16)。
SMAPの中居リーダーと、もう一人、検索でもすれば名前もわかるだろうが、そこまでやる気にもならないもう一人、ちょっと口元に特徴のある人間がそのクイズに答えるのである。まず、小学校の黒板はいくらだという問題。大学の場合は上下可動式になっていたりして、ちょっと値段ははるにせよ、基本的に値段はそう変わらない。ちょっとした経緯で知っているのだが、大体20万強なのだ。あんなものがなんで20万するのかといわれても、参入企業が少ない中でほぼ独占できるのだから言い値がつくわけ。
そして、飛び箱の前においてある踏み切り板が6万8千円だいうのだ。ガキどもがつかうから、品質に十分注意しているといいたいのだろう。でも、あんなものに品質管理が本当になされているか?大概の人はそれを見ているだろうから、もしそういう言い訳がされても誰も納得しない。はっきりいって、それは単なる利権なのだ。そして、このクイズのなんといっても異常だといえる点は、そういうおかしな価格付けに対して何の疑問も示さないところだ。「何でえ〜」という出演者の感慨としてしかそれは示されないのだ。
公立病院に勤めていたころ、この手の非常識値段付けに悩まされた。なにせ、普通の懐中電灯が、医療器械として納入されると信じられない値段が提示されるのである。数千円の懐中電灯なんてみたことある?業者との対応を普通は医療職はやらないのだが、そんなことを言ってられない危機に瀕した公立病院に勤務したとき、それをやったことがある。そのとき驚いたことは、ちょっとごねただけで、業者はどんどん値下げするのである。半額なんて当たり前、6割引きまでやろうというところまであった。
その後民間病院に移り、細かな経理内容にまでアクセスできるようになった。それでわかったのが、大概の医療器械というものは大体7〜8割引で流通しているということ(バブル時代のことですけどね)。勿論、最新機器の場合は別である。普通の医療機関にあるようなものなら、6〜7割引きで納入されるのは当たり前なのだ。
では公立病院や準公立での決算はどうなってるのかというのが疑問になるわけだが、そういう責任者になったことがあるわけでもなく、はっきりしたことは当然言うことはできない。多分正規料金で処理され、実質料金との差額は、おそらくどこかに消えているのだと思う。たぶんとしかいえないが、教育機関の場合も、だれも問題にせぬまま、不当利潤はラッキーとして分配されるのだろう。
医療機関などより、当然教育機関のほうが世の中には多いわけで、私がたまたま見た二重価格制度を、最終的に誰が勘定あわせしているのかといえば、もちろん国民であるのだが、そういうことに言及された報道などみたことがない。新聞記者さん、くだらん「リタリン」排斥記事に血道をあげるぐらいなら、もうちょっと世の中をながめて矛盾を見据えたらどうか。そちらの能力にはかなり疑問があるので、どうせピンボケになるのはしょうがないとして。
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2003/02/14 |
英国の報道サイトANANOVAで、東大大学院の舘研究室がやっている「光学迷彩」がとりあげられていて、向こうの都市伝説サイトの掲示板で早速話題になっていた。ウソだろうという反応が多かったので、研究室サイトのリンクを投稿しておいたが、さすがに東大大学院、ちゃんと英語ページを作ってくれているのでありがたい。
たしかかなり前に、/.jpで話題になっていたと思うのだが、今検索してみても出てこない。参考文献に「士郎正宗, 攻殻機動隊, 講談社, 1991」なんて挙げてあるのがまことにアレゲ、という反応も覚えがあるんですけれどね。
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2003/02/13 |
あまり巡回サイトというものがない私には珍しく、けっこうまじめに読んでいる(ただしプロレスとネットバトルの話はパス)こちらの日記の2月11日の記述で、山本周五郎のあまりポピュラーでない作品(だと思っているのは私だけかもしれないが)が紹介されている。それは田沼意次を題材にした作品なのだそうだが、そこの日記作者はそれを「歴史定説ひっくり返し小説」と評しておられる。おなじ山本周五郎の「樅の木は残った」で原田甲斐を忠臣としたのと同じで、ここでは田沼意次を正義のがわにすえていると。
私らの世代では、むしろ私みたいに基本教養にかける人間ほど、原田甲斐という人間を正義の人と思っている場合が多いとおもう。それはNHKの大河ドラマで1970年に「樅の木は残った」(脚本:早坂暁)が放映され、結構視聴率を得たからである。史実なんか知らないが、ドラマの平幹二郎は堂々としていたぞ、という風に。田沼意次は中学高校の歴史にもその名前が出てきて、しかも「まいない鳥」の落首も結構ポピュラーで、賄賂腐敗政治の元凶のように思われていることを承知の上で、世代的には、彼を単なる悪徳政治家と断罪できない気分になるのである。
こちらの理由は何であろうかと考えてみると、それはやはりTV番組の影響なのであった。71年秋から翌年秋までNHKで放映されたドラマ、「天下御免」がその根拠である。これは山口崇ふんする平賀源内の青春を、田沼意次やら杉田玄白、妙な義賊や市井の人々とのからみでえがく、当時としてはかなり斬新な演出のドラマであった。そこに登場する田沼は、幕政改革にもえる正義漢で、旧守派と戦いながら、平賀源内のテクノロジーなどに手助けされて、さまざまな新政策を展開するのであった。
もちろんドラマなんだから、事実であるはずもないのだけれど、こういうところを読んだりすると、かなりその実像に近いものがあったのではないかと想像したりする。池波正太郎の「剣客商売」シリーズにも田沼意次がでてきて、やはり進歩的改革派という描き方は同じなのである。もっとも、この「剣客商売」も書かれだしたのは72年ごろで、どこかの文壇バーで山本周五郎と池波正太郎、たまたま御相伴にあずかった早坂暁あたりが一緒に、「こんどはひとつ、歴史上の悪人の見方をひっくりかえすてのをやって見んかね、うわっはっは」とでっち上げをもくろみた、というようなところが本当なのかもしれない。
でも実際のところは、これらのドラマや小説で理想化された田沼意次というのは、その時代ある種の救世主としてもてはやされた、かの田中角栄の代理像であったのだろうと私はおもう。戦後民主主義の建前が、その空虚さをついた学生反乱とともに終焉し、むき出しの功利主義が高度成長のバックボーンとして恥も外聞もなくあらわになった時代なのである。行くところまで行ってみるのも、結構面白いのではないかという気分が蔓延していたのだろう。そしていま、それがもたらした残骸処理に直面させられているわけであるけれど。歴史的評価というのは、短期的価値観などで決定されるものではないというのが、田沼時代の評価すらさだかにできぬ自分への言い訳。
(はじめNHKドラマの題名なんかがわからなかったので、引用先の掲示板に匿名で感想かいたりして失礼しました。絶対誰かがそのあたりに詳しい返事をしてくれるだろうという確信があったもので。その返事はこちらからきましたけれど)
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2003/02/12 |
数日前に書いたWinXPのメッセンジャーサービスを利用したスパムがこないようにと、サービス停止作業をやったついでに、このあたりとか、このあたりを参考にして、XPをまず限りなくWin2000に戻した上で、考えられる限りの軽量化をやってみる。
XPのぽてっとした視覚スタイルはもちろん、2000の視覚効果も殆ど使わぬことにする。メニューがおもむろにニュッとでてくるようなアニメーション表示もなし、マウスカーソル矢印の影もなし、タイトルバーのグラデーションもなし、一見Win95と同じである。
いやはや早くなるのなんの、あまりの快適さにいうことなしである。わざわざ金かけてXPにアップグレードして、それを苦労して機能の刈り取りをやっているのだから世話はない。でもなんとなく記号論的な贅沢しているような気分で、そう不愉快でもない。
同じような気分をどこかで感じたなと振り返ってみて、思い出した。医学部を出て、精神科を選ぼうと最終的に決断したときの感覚がこれなのだった。
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2003/02/11 |
昨日の「愛国者法案改正案」の草稿は、かなり大部なものなのだけれど、要は国外勢力のテロに何らかのかかわりがあると、捜査当局が認めた対象のあらゆる活動に対して、基本的な人権や法的権益を無視した対抗策をとっていいとするものだ。気になるのはその内容がかなり経済的側面に及んでいることで、銀行口座の凍結とかクレジットカードの使用停止、一切の経済権益の停止などが殆どフリーハンドで得られるのである。
「国外勢力」とベタにいうけれど、米国国内のテロ活動には純粋米国産だって多いではないか。法律の制定に対して、「こんな拡大解釈の恐れがある」という反対論理はあんまり好かんのだけれど、「合衆国の国益」を損なう可能性を、そのままテロと結びつけることはこの法案のあいまいな規定では容易なことで、しかもそのその捜査というのは法的チェックがなくてもいいといっているのも同じなのだ。ちょっと前にあった日本人研究者に対する産業スパイ疑惑など、いくらでもこの法律の対象にできる。
まして経済的な制限が、疑いだけで容易に可能なのだから、一般的な企業活動にだって適応可能だ。国際化した経済活動のこと、株主にビン・ラディンがいるだの、イラクに権益提供している会社だのといった、インネン付けなどいくらでも出来そう。米国もバブル崩壊に直面しなければならない状況で、こんな法律を盾にとって一人勝ちを維持しようとしたなら、短期的にはなんとかなっても、やがては近代国家としての態すらなさなくなるのでは。
私は日本国家の行く末にはかなり悲観的で、冗談を装いつつ、合衆国との合併しかあるまいといったりしているのだが、実は本気である。ワスプ上層の特権は無理として、中国系とヒスパニックの間ぐらいの階層に何とかもぐりこませてもらって、細々と生き延びていくのが、我々には似合いのような気がする。だから、かの国がこんな愚かしい排外主義的自滅法案なんぞを考えていることに、深く深く絶望してしまうのである。
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2003/02/10 |
米国の教育TV局であるPBSは、NOWというニュース解説番組のなかで、2月7日、9/11テロ後に制定された「愛国者法案」(日本のマスコミでは『反テロ包括法案』と呼ばれている)をさらに強化する改正案の草稿内容をすっぱ抜いた。この法案は、反テロ名目での個人通信内容の盗聴や個人情報収集を合法化し、あいまいな規定で「テロリストの可能性のある人々」を拘束し、彼らと普通の付き合いをしていた人々すら罰することが可能なもので、制定のさい、たった一人の上院議員だけが反対したといういわくつきのものであった。
その後、タリバン兵として捕虜になった米国籍の男性に対し、米国憲法に保障された裁判権すら認めないというような、いささか集団ヒステリーじみた対応をする米当局の暴走も、その法案の成立が合法化しているといってもいい。今回の改正案は、その「愛国者法案」のさらなる恣意的運用を可能にした、およそ民主主義国家としての法律の態をなしていないものである。ざっと読んだ限りでは、ネタではないかと思う部分もあるほどで、いささか信じがたい。
原文のPDFファイルは番組からたどれるが、OCRによってHtml化されたものはこちらで見られる。かなり膨大なものなので、さわりを部分訳するにとどめるが、米国の民主主義を楽天的に信じている私には、かなり衝撃的な内容だ。
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2003国内安全強化法案 逐条的分析
その1:国家安全権限の強化 副条項A:国外情報監視法案の改正
101条:外国勢力としての個人テロリスト
連邦法の規定によれば「国外勢力」は国際テロに関与する団体を含むが、これではそれにかかわらぬ個人は除外される。結果として「一匹狼」テロリスト、あるいは「休眠細胞」は国外情報監視法案(以下FISA)の対象ではなくなる。このような調査はより厳密な基準の下、短期間のうちにより強力な権限をもって、不必要で危険な遅れを生じぬように行われる必要がある。強化されるFISAの規定では、「国外勢力」とは、国際テロリストにつながりがあるかどうかにかかわらず、国際テロリズムにかかわるすべての人物を含むものである。
102条:国外勢力分子による秘密情報活動
FISAは「国外勢力分子」を、国外勢力を支持して秘密情報収集活動にかかわる人間と規定する。それは連邦法を犯す犯罪であるかどうかを問わない。情報収集活動が合衆国の法を犯しているかどうかを示すことを要求するのは、不必要であり、逆効果である。このような活動は、それが違法であるかどうかにかかわらず、国内の安全を脅かすものだ。国外勢力のために秘密情報収集にかかわるものは誰であれ、それが違法であるかどうかにかかわらず国外勢力分子とみなされる。
103条:FISAによる戦時権限の強化
連邦法の規定では、議会による宣戦布告があった場合、司法長官はまえもって司法判断を経ることなく、盗聴、強制的捜査、15日間の逮捕留置がおこなえる。この戦時特例を狭義にとる必要はない。それは議会による宣戦布告の場合にのみ発動されるが、それは国家の歴史上まれなことで、現に60年以上なかった。今回の改正は、FISAによる戦時特例を、戦時特例と同等なものとする。
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以下延々と続くのだが、なんというのか、我々がテロリストと規定した連中は、証明の必要すらなくテロリストなのであって、こまごましたデュープロセスなんかいらないのだ、これは戦争なんだからとまとめるのが適当な、ちょっと常軌を逸したものである。数百条にも及ぶ草案をネタででっち上げることもないだろうから、これは本気でブッシュ政権が準備中なのだろう。
ブッシュさん、ちょっと頭を休めて、F・キャプラの映画でものんびり見て、ゆっくり考え直した方がいいのではないか。かなり危ないよ、そちらの状況は。
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2003/02/09 |
すでにあちこちのニュースサイトで紹介されているので、いまさらと思わないでもないのだけれど。
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イスラエルの新聞「マーリヴ」は2月3日、スペースシャトル・コロンビア号の翼に明らかな亀裂が入っている写真を掲載した。この写真は事故の11日前に、スペースシャトルに初めて搭乗したイスラエル人宇宙飛行士、イラン・ラモン大佐とシャロン首相とのビデオ交信のさいに紹介された、機上カメラから撮られた画像の中にあったものだ。
記事によれば、画像には左主翼にある二つの長い亀裂が写っているという。「もしNASAが発射の際にこの亀裂に気づいたとしても、乗組員を救う手立てはなかったであろう」と記事は結ばれている。
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「マーリブ」サイトは有料なので、写真も記事も閲覧できず、上の記述はその記事を解説する南アフリカの報道サイト。肝腎の写真がないのだが、それはこちらの都市伝説解説サイトに転載されている。その写真を見るとなるほど亀裂のように見えはするが、なんか妙な突起みたいなのも写っていて、とても「主翼の一部」とは思えない。
転載先のサイトによる解説では、これは主翼ではなく、シャトルのカーゴベイ内部なのだとのこと。軌道上では空けておかれる部分で、そこには断熱材が貼り付けられているが、上昇中や大気圏突入の際には閉じられているので、摩擦抵抗には配慮することもないため、断熱材は適当にしわしわに貼り付けられているらしい。「マーリブ」が亀裂だと騒いだのは、そのしわであったということ。
記事内にはもとのビデオ映像へのリンクもあるので、回線に余裕のある方はどうぞ。はじめに写っている部分が「亀裂写真」のもと映像で、パンして船尾部分を写す過程でカーゴベイ内部だとわかる。
「マーリブ」がこの誤報をどう処理したのかわからないが、タダで読める部分には何の釈明もされていない。エラーを恐れていたらファインプレーなんかできない、というのも事実ながら、ちょっと勇み足が過ぎるような。
しばらくしたらまた、「シャトル事故の真相はこれだ!!」なんて調子で、この写真を得々と掲げる連中が出てこないとも限らないので、覚えておいても損はないかも。
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2003/02/08 |
「グリース」(1978年米映画。監督ランダル・クレイサー)
職場のDVDライブラリィもちは、大概のジャンルは網羅してくれるのだが、惜しむらくはホラー系に片寄るという傾向がある。こちとらはホラーが全然ダメで、悪魔のはらわただのバイオなんとかだの、そんなもん見れば夜中に一人でトイレに行けなくなるので、せっかくの新盤があってもなかなか見る動機がつかめないのである。そんななか、この一篇を見つけ、そう興味はないものの、少なくともトイレに行きにくくなることはなかろう、と借りてくる。
結論。これは70年代後半最良のアメリカ映画というか、あの時代のアメリカ文化を代表する一作品だと思う。思いがけずも、これを鑑賞できた幸福の余韻を、今精一杯味わっているところである。
とにかくこの映画作成時、24歳のJ・トラボルタと30歳のオリビア・ニュートン・ジョンが18歳の高校生に扮して、しかも「ミュージカル」をやるのである。独白とか幻想シーンは全部歌と踊りなのだ。行きずりの恋への追憶はそれを聞く仲間も含めた群舞になり、恋人に去られた喪失感は、すぐにフルオーケストラをバックにした歌になるのだ。気色悪さなど感じる暇がないのである。
夏休みにオーストラリアの少女と知り合った高校生のトラボルタは、純愛路線まっしぐらで睦みあうのだが、新学期になってその彼女が自分の通う高校に転入してきたことを知る。ツッパリグループでブイブイいわせているトラボルタは、仲間の手前、その彼女、オリビア・N・ジョンにつれない態度をとったりするのだが、結局彼女の好みに合わせるため、日ごろバカにしている体育会系ジョックスのまねをしてみたりする。このあたりは「寅さん」とか、文太の「一番星」のなぞりでおもろいですね。え、逆だって?。
なんだかよくわからん理由で開催される高校のダンスコンテストで、オリビアとトラボルタのチームは最初注目されるが、結局なぜかトラボルタと抗争しているチーマーの情婦みたいなのと、なぜかコンビを組み替えさせられて優勝し、無意味にお互いすねたりするものの、結局卒業式パーティでよりを戻して大騒ぎ、というような話なのである。時は50年代後半、学園にはフェミニストもおらず、黒人もヒスパニックもいないのである。ノー天気な白人ばかりが、日々を享楽しているのである。もちろん、これは70年代アメリカが失われた50年代を追憶している話なのだが、徹底して理想化して再現してしまうところがすごいというしかない。
なんといっても、こんなに多幸的な話をベトナム戦争終了直後に作れるハリウッドに感激である。この後、数年以上、アメリカの経済は停滞し、日本に乗っ取られるのではないかなんて不安がちらりと出たこともあったはずだ。そんなもの、まるっきり予感としてもありはしないのだ。この多幸性、このバカバカしさ、このアホさ加減が米国がもつエネルギーの中軸なんだろう。
どんなに逼塞した状況でも、突然カメラ目線になって歌い出せば、自分の世界になっていくこの自己中心性を日本人は学ぶべきであろう。この映画よりちょっと前に、飯野おさみと雪村いずみによる「ウエストサイド物語」なんてのが日本では上演されていたりするのだが、誰もが気持ちわるーと思ってしまい、事実それ以上のものにはならないところが我々の限界なのである。
ほかにもこの映画での引用という意味では、この数年前の「アメリカン・グラフィティは当然として、トラボルタ自身の「サタディナイトフィバー」に、エルビスの映画から「ベンハー」、もちろん「ウエストサイド物語」などもたっぷり楽しめるので、是非安売りDVDでも購入すべき一作と思えるのだった。
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2003/02/07 |
通勤の道すがら、信号待ちをしていて、前に止まっている車の後部についている、車名のエンブレムにふと目が止まった。"Wingroad"、とかいてある。"Win"はいいとして、"groad"ってどんな意味なんだろう。まるでケルト語起源の古英語みたいな感じだ。今までお目にかかったことのない単語で、もしかしたらジョイスあたりが創作した有名な単語なのかもしれないなと思い、その時はそのまま忘れていた。
職場でふとあの単語を思い出し、ふつうの辞書をひくがやはり出てこない。さっきの思いつきはいかにと、J・ジョイスのコンコーダンス検索サイトなどを探し出し、groadを入れてみるが、さすがのジョイスもこんな単語は作らなかったということのよう。直接Googleで検索すると、けっこう固有名詞では引っかかるが、あまり有名人はいない様子だ。
上から順番にみていくと、"Groad(Road)"という書き方をしてあるサイトをみつける。なるほど、Gnomeをノームと読むようなもので、Gは単なる語調だけなんだ、Roadと同じことなのかと納得しようとして、なんでそんな特例みたいな単語を、ふつうの車の名前に使ったのだろうとひとしきり考え込む。
考えてみればWin-GroadではなくてWing-Roadなんですな。Winのところで切って読む、わるいクセがいつのまにやら出来てしもうとるワケ。MS社の世界支配はこんなところにも現れているのかと、ちょっと感心。私がボケてるだけですが。いっぺん変に思い込むと、なかなか修正できないのですわ。誰かこういう思い込みをトリックに利用したミステリでも書きませんか。
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2003/02/06 |
ちょっと前から、というより、WinXPにアップ(?)グレードしてから、デスクトップに妙なポップアップメッセージがでるのに気づくようになる。システムからの警告なのかと思えばさにあらず、ねずみ講まがいの投資をすすめる文面だったり、タダでガソリンが買えるチャンスは今、といったちょっと怪しい広告ばかりである。すべて英語のメッセージばかりで、日本語だったことはない。
しかしそのポップアップには、メッセンジャーサービスと日本語で書かれていたようなのである。[OK]ボタンであっさり消えてくれるので保存しようもなく、何でこんなものが出るのか気味がわるいだけではあるのだが。いわゆるMSNメッセンジャーみたいなのは一切使っていないのだし。
こういうことが数度におよんだので、「メッセンジャーサービス XP」と検索してみれば、あっけなく理由が判明したのであった。なんでもXPには、ネットワーク管理者がユーザーに連絡事項を送るためのサービスがついていて、それを利用して不特定多数に宣伝をおくるやからがいるのだという。MS社によれば、「確かにこれらのメッセージは迷惑に感じられますが、セキュリティ上の危険性はありません」とのことだ。これを受け入れないようにする設定も簡単にできるので、受けたくない人は「インターネット接続ファイアウォールを有効」にしろとのこと。
さりげなく書いてある割には実際どうすればいいのかとは書かれておらず、自力で調べてみたところ、これを行うには、コントロールパネルを開いて「ネットワーク接続」をえらび、それを開いて外につないであるLANボードを選択し、それのプロパティから「詳細設定」のタグを選んで、「インターネット接続ファイアーウォール」の「インターネットからこのコンピュータへのアクセスを……」とかいてあるところのチェックボックスにクリックを入れるという、書いているだけでも面倒な作業が必要になるのである。多分これをすんなり行えるユーザーは多数派ではないと思う。
しかしこういうところにちゃんと目をつけて、うまく広告に使う連中もいるのだね。日本語広告がなかったのは、わが同胞のマナー感覚の故か、技術的想像力のなさの故か。MS社の説明はどう見ても責任回避というか、その程度のことは受忍範囲だという態度がみえみえ。こんな立派なOSを使わせてもらえるのだから、害もない宣伝ぐらい我慢しろということ。
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2003/02/05 |
このところ毎日新聞上で、「リタリン」排斥キャンペーンが盛んである。私が読む新聞は毎日だけなので、ほかの新聞も同じことをやっている可能性もあるが、少なくとも毎日のこの薬剤に対する姿勢はいささか度を越しているし、専門的立場からするとかなり偏ったものといわざるを得ない。
毎日の主張をまとめると、こんな薬を「うつ病」に適応ありとしているのは日本だけだ。これは代理覚せい剤として利用されていて、安易に処方する医師のあいだをまわって横流し用の薬を手に入れるふとどきものがいっぱいいる。この薬のために依存症になったり、錯乱状態になったり、自殺したりする人がいっぱい出ているのに厚労省は規制しようとしない、等々。
よっぽどアホな医者を情報源にして、半可通の見当外れ正義感をふりまわす無能な記者がこの記事を書いているのだろう。毎日には記事の正当性を確認するような部署はないのだろうか。ちょっとかわいそうになる認識だ。
まず、リタリンはその分類からして覚せい剤で、覚せい剤として使用されているといって非難される筋合いなどどこにもない。麻薬だろうと、覚せい剤だろうと、必要な時には処方されることはあるし、処方の可否をきめるのは必要性と医師と患者の間の治療関係である。不勉強な斜陽新聞の記者風情が文句を言うことではない。
うつ病には日本でしか認可されてないって?どこにそんな資料があるのだ。そもそも、保険制度でこまごまとした適応疾患が決まっているのが日本だけといってもよく、ほかのほとんどの国では、薬剤はその薬効に応じて医師の判断と裁量で使うわけで、毎日の書き方は完全なピンボケ。薬効に関しては、こういう学術サイトぐらいは参照してほしい。googleぐらい使えるでしょ。Ritalin & Depressionで検索してごらんなさい。
ただ、最近のDSM方式のダレた診断しか出来ない医師には、この薬の上手な使い方は難しいだろう。最近の医師には病像診断が出来なくて、ベタにうつ病と診断するだけで、適当なSSRIを処方し、EBMでは効くのだから効果が出るまでまってなさい、というような対応しか出来ない連中がいっぱいいる。こんな連中が適応があるからと、一律にうつ病にリタリン処方なんかするとそれはちょっとまずい。バカな新聞記者が見当外れな記事を書くよりも、被害をこうむる人が出るのは確実。
当然間違った使い方をすれば依存にもなるし、不安や焦燥をあおってしまって自殺につながることだってあるだろう。それはリタリンという薬のせいではなく、バカな医者のせいである。
治療機関をまわって薬を集めているようなヤカラにたいして、対応できないような医者もまた問題。うつ病治療のなかでも、リタリンが適応になるのはごく一部の症状なので、ちゃんと病像診断ができれば、必要もないのに薬を求めているかどうかぐらいはわかるはずなのである。まあ、世の中にはびっくりするぐらい能力の低い医者がいるのもまた事実なのだけれど。
私自身は、このリタリンというのは実に有用な薬だと思っている。老人にも安全だし、パ−キンソンがらみの症状にも有効で、QOLをかなり高める。なにより、躁うつ病でしょっちゅう躁とうつをくりかえす、ラピッドサイクラーといわれる難治性患者には、これがないとまず対応できない。抗躁剤をメインに使い、うつ期には一般的抗うつ剤をつかわずにもっぱらこれで対応するのである。これなんかは米国ではかなり知られた使い方であるが、日本の精神科医はあまり知らないようだ(少なくとも私の周りでは)。
うつ状態にリタリンを使うのが犯罪的みたいなことを無責任にかく記者サン、これでうまく社会生活を維持している多くの患者さんのことを考えたことがあるんですかね。アンタの出鱈目記事を間に受けて、適応はずしなんかになって、集団訴訟になっても知らないよ。
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2003/02/04 |
フジTVの新番組にあのオグラが出ていやがる。朝の番組を持っていることは知っていたが、見る機会もないのでありがたいことだとと思っていたのに、ゴールデンタイム枠にまであのツラを見させられることになるのか。その内容も、報道ショーみたいなのだが、突っ込みの浅さをつまらん映像仕立てで誤魔化すようなものばかりで見るに耐えない。
コメンテータも自分では独自の切込みをすると思っているが、実際は凡庸の見本という人ばっかり。誰もが安心してみていられる凡庸大家としてはピカイチの、同業の和田秀樹センセなんかもちゃんとそろえているところを見ると、かなり意識的な人選なのだろう。
北朝鮮がミサイルを発射してきたらどうなるか、というシミュレーションなんかをやってるんだが、「日本は北朝鮮のミサイルには丸裸」という危機感をあおって、皆で怖がるだけ。そんなもん、米国だって弾道ミサイル撃ち込まれたらなすすべはないのだ。そのためにアホみたいなミサイル防衛計画が次から次に思いつかれはするが、防衛産業が予算を掠め取るばかりで、実効性のある対策なんか何も生まれていない。発射感知システムだけは何とか稼動しているみたいだけど、狙われた場所が着弾数分前にわかるだけというのではね。VIPの避難の役には立つぐらいですな。
そもそも、北がミサイルぶっ放す事態というのは、金王朝が破れかぶれになって、自国民が皆殺しにされようが自分の意地だけははらしてやると考えた時だけではないか。そうなる条件はかなり限られているので*、無意味に大騒ぎして、北朝鮮という国自体への恐怖をあおって何にもならない。自分さえよければいいのがあの王朝の基本テーマなのだから、そこまでのヤケクソ自暴自棄に陥らせないように利益誘導していくしか対応はないように思う。もちろん、一方で難民支援などを通じてあの国の人々に情報を伝え、王朝の不当性を認識させる必要がある。
戦前のこの国だって、体制の病的構造を大多数の人が認識できたのは敗戦後のことだったのだから、いっぺん大カタストロフが起こらないと、何しても無理なんだとはいえるが、今のところまだ交戦状態になっているわけでもなく、最大限の宥和努力がなされるべきであろう。もちろん金王朝に対する宥和ではなく、北に基盤をもつ人たちに対する宥和である。まず総連にたいして、金王朝との決別をせまる働きかけをすることが国内政策として可能なことだと思うけれど、援助のキックバックで懐を潤してきたような政治家連中にはちょっとやれないことかもしれない。
とにかく、かなり特殊な条件を前提にして危機をあおるという、かなり意図的政治的デマの基本を堂々とTVでやる番組を仕切るのが、にらんだとおりオグラであったというところで、私の人を見る目にちょっと自信を持ってしまったのであった。あいつと比べれば、危機をだしにタレントになりたいだけの佐々淳行サンなんか、かわいいものだね。わが同業の和田秀樹センセに至れば、さすがにあの悪意の組立の中では、その凡庸さを露呈するばかりでありました。
*中国あたりが破格の待遇での亡命を密約し、日本を叩かせることで一気にその経済的軍事的プレゼンスを拡大しようとするような、陰謀論的シナリオもありうるかも。でも、そこまで中国がバカなことをして近代国家の体面を保てると思うわけもないような。
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2003/02/03 |
すこし前にTVでみた「恋はデジャブ!」という映画のおかげで、2月2日にペンシルバニアの田舎町で行われる、グラウンドホッグ・デイという行事のことに詳しいのである。映画感想のほうでも書いたが、ちょうど節分とおなじころに行われ、春をまつ人の気持ちに訴えかける行事であるのに興味を引かれる。
今年のフィル君(グラウンドホッグ=ウッドチャックには愛称がついていて、フィルと呼ばれているらしい。毎年同一個体ではないとおもうけど)のご託宣は、「冬はまだ6週間つづく」というもの。冬眠で寝ぼけた囓歯類が明確な行動を示すわけもなく、それを観察する人の主観だけなのは当たり前なのだが、昨今のイラクをめぐる情勢とか、コロンビアの事故などを踏まえれば、春なお遠しの気分になるのもしかたがないというところか。記事はこちら。
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2003/02/02 |
スペースシャトル「コロンビア」の爆発事故をうけて、早速こんなデマメールが出回っているのだという。
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ノストラダムスは何百年も前に、すべてを予言していた。以下を読まれたし。
青き星の最初の任務において
7つの聖なる土地の子供は滅び行くだろう
神の空から船が下るとき
寂しい星には残骸が降り注ぐ
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「青き星」とは、今回スペースシャトル計画に始めて参加したイスラエル人のことだという。イスラエルの国旗が青いダビデの星だからとか。「寂しい星」"lone star"というのはテキサス州の州旗のことで、テキサス州は"lone star state"と呼ばれるそうな。もっともらしい四行詩に仕立てられてはいるものの、こんな予言詩をノストラダムスは書いてはいないそうで、全部でっち上げらしい。
今日いつものように二日酔いで昼前に起き出し、まずネットを一回りしてこの記事を見つけ出したときには、肝腎のシャトル事故のことをまだ知らなかったので、何のことやらわからないという、ザマの悪さであった。キョービは事実よりも、デマの伝播速度の方が速いということのよう。
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2003/02/01 |
あれれれれ、いつの間にやら2月である。いつも月末に日記から各ジャンルへの記事移動やら書き足しをする作業をしていたのに、昨日は全く意識していなかったな。ちょっとボケが来はじめたか。
ボケは仕方ないとして、なんだかんだと老化現象が目立つのがつらい。この2〜3ヶ月、あちこちの皮膚のカサカサとかゆみが変にひどくなり、はっきりした皮膚肥厚病変まで上下肢に出現してきたのである。尿素系保湿軟膏で対応していたが、やっとその原因がわかったような気がする。要は新しく入ったスポーツクラブの風呂場に備え付けられている、ボディシャンプーの問題みたいだ。
ああいうところには安物のシャンプーだのボディシャンプーが備え付けられていて、当然それも会費の一部だと思うと、私みたいな貧乏根性の人間は山ほど使わないと損という気になってしまうのだ。普通ゴルフ場なんかは気色の悪い匂いがする男性化粧品まで備え付けられていて、間違ってそういうところに行くと、普段使いもしないのにバカみたいにつけまくったりするのだが、さすがに不景気の昨今、スポーツクラブまでもがその真似はしない。ああいうものを使うと、もっとひどいことになるので、ありがたいようなものだけど。
ボディシャンプー類を派手に使おうとすると、タオルにたっぷりしみこませて使うことになり、必然的にそれで体をごしごし洗ってしまったりするのである。しかし、ある程度の年齢を過ぎると、この体をごしごし洗うという行為は致命的ダメージになるんですな。まして、中高齢者の好きな変な垢すり用のザラザラした布なんか使うともうワヤ、といってもいいほど。
大体、セッケンのような界面活性剤で洗う必要がある人体部位といえば、脂漏部位である頭、顔面、腋窩、手のひら、股間周辺もろもろ、足の裏、趾間ぐらいのもので、それ以外のところはざっとお湯で流すようにしておかないと皮膚が損傷されるばかりなのだ。大体、人類の半分ほどは殆ど風呂なんかに入りはしないし、それでつやつやした皮膚を維持できているといっていい。今度のスポーツクラブに移って、多少ゴージャスな雰囲気になっているので、油断してボディシャンプーを馬鹿みたいに使ってしまったのがいけなかった。
もっとマイルドなセッケンを、控えめに軟部脂漏部位だけに使うような注意が必要であるようだ。貧乏根性が全ての災いの元といういい例である。中高齢者で発疹も出ないのに全身のかゆみに悩まされている人は、まず体をセッケンでごしごし洗わないというだけで、まず殆ど直るはずなので、お試しを。前にも書いたことがありましたかね。
更新作業は明日やることに。今日出来ることは明日に延ばせ、というのは私の人生一貫したテーマみたいなもの。