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更新日記

 2001/08/31

「雑感」を更新。学生時代から海外ボランティアに熱心だった、ある才気煥発な医師による、フライングというか、勇み足の記録である。「物語」というものの誘惑は、読み手にはもちろんのこと、書き手にとって抗し難い魅力を持つものだ、という例として読めると思う。

 2001/08/30

今日は職場のバーベキュー大会で、間違って大酒飲まされて泊り込み、という事態にならないように必死の努力で職員上司に適当なべんちゃらと格好付けを済ませ、タイミングを見計らってほろ酔いのまま脱出、ちょっと離れたファミレスでコーヒー飲み倒しつつ、無事安全に帰宅せんと策動する。

しばらくすると二次会流れの職員たちの一派があらわれたので、思わず床に伏せ、匍匐してレジを済ませ、逃亡する。あきれて見ていた店員には当然何も言えず、これでまた田舎街で利用できる店が減ってしまった。

 2001/08/29

疥癬というのは重症例でない限り、隔離の必要はないと教科書的には言われることなのだが、残念なことに痴呆老人の場合、徘徊のあげくに他人のベッドにもぐりこんで寝ていたりすることがしょっちゅうなので、専門医からするとちょっと過剰に見える対応をせねばならない事が多い。おまけに老人一般にいえるが、ステロイドの長期投与を受けている人とか、別の原因で免疫低下状態の人もいっぱいいて、すぐに重症化する。

重症疥癬の事をノルウェー疥癬という。ノルウェーの学者が報告したからそう言うのだそうだが、実際、北欧にはあれが多いに違いない。クソ寒くて、風呂を沸かすのも大変、シャワーもすぐに凍結するだろうから、昔の北欧人は冬の間は身体なんか洗わなかったのではないか。あのサウナというのは、そう言う状況でもかろうじて清潔を保つために、風呂に準じる効果を期待したのでは、と想像する。疥癬のダニは何といっても高温に弱いのである。疥癬対策に最適な施設が生活に溶け込んでいる、ということは疥癬系の疾患が猛威を振るうことの裏返しだろう。

前に書いたことがあるように、私は風呂が大嫌いなのだが、それ以上にサウナが嫌いである。あれに入っていると燻蒸中のハム材料になった気分がするし、オヤジ連中がまるで自分の強さを見せるのはここしかないかのごとく、競争して長時間耐えまくる、あの雰囲気が嫌いだ。

今回はそんなこといっていられないので、自分も週に一度はサウナで虫干しし、ついでに病棟にもサウナを備え付けるべく意見書を具申してみにゃいかんかも。

 2001/08/28

お恥ずかしい事に、勤務先の老人病棟で「疥癬」(かいせん)が結構広がってしまった。看護者用のマニュアルを準備し、疑わしきはすべて疥癬として一連の手順で対応することにしていたのに、この結果である。

何でこうなったか、発症者を検討してみたがよく判らない。たまたま皮膚科に依頼受診している患者さんの処置を見ていて、その皮疹が疥癬そのものであるのに、湿疹としての処置だけされているのに気づく。看護者によれば、夏前から発疹が出ていて、直接皮膚科に受診したが、皮膚検体の検鏡で「疥癬ではない」と言われた人なのだという。どうもおおもとはこの人らしい。

疥癬というのはダニの一種なので、たまたま調べた検体に虫体や卵が発見できなかったからと言って、疥癬でないとは言い切れない。発見率など、一割程度のものだ。いくら専門医だからと言って、卒後一〜二年で大学病院からバイトに来ているような人は、こんなオールドファッションな皮膚病の経験など乏しいのだろう。ここは幾多の劣悪施設でこれをあまた見てきている私なんかの方がよっぽど経験はあるのだが、看護者にしてみれば、まず専門医に見せようと思ってしまったのが運の尽き、というわけ。

はっきりいって、若造のマニュアル医者は検査の理屈など考えちゃいないからな。血液とってウイルスが発見できるように、皮膚検体からダニが見つかる、だから見つからなければ疥癬ではない、と思っているのだろう。おかげで患者の隔離と全身薬物塗りたくりで大手間である。こちらにまで感染したんではないかと思うほど。痒い痒い、ポリポリポリ。

 2001/08/27

無料メールアカウントだとかがあると、とりあえず登録しておくと言う悪い癖があるのだが、昔からメモをとるという習慣がないため、IDとパスワードをすぐに忘れてしまって利用できなくなってしまう。統一したパスワードなんか使うと悪用されそうで、それなりの法則性を工夫しているつもりなのだが忘れてしまう。

この前Hotmailのアカウントを取っていた事を思い出し、摩訶不思議なIDとパスワード決定のアルゴリズムを覚えていたので(ある無理数をm*nのマスに書いていき、特別の選択法で二桁ずつ取り出してアルファベットに変換するというやり方)、一時間ほどかけて割り出し、半年振りにログイン。アンケートか何かにちょっと使ったことがあるだけなのに、結構スパムがきていますわ。ほぼ一週間に一度、"CONGRATULATIONS!! YOU WON!! "という嬉しい知らせはあるし、"HI-TECH NASDAQ COMPANY SEEKS MANAGERS"と好条件の転職まで勧めてくれる有り難さである。

サイトにさらしてあるアドレスにはこの手はそれほど来ず、せいぜいがサーカムぐらいなので、Hotmailのこのスパム親和性はなんなのだろうと考え込む。アンケート先が悪かったのか(インパク関連だったんだけど)、それともM社の問題なのか。

 2001/08/26

近所の公園でやっている町内会主催の夏祭りが、異様な盛り上がりである。昨夕の盆踊りで始まったのだが、そのまま徹夜でやっていたのではないかと思うほど、早朝から賑わいが伝わってくる。買い物ついでに会場をうかがうと、地区対抗子供みこし大会だとかで、どこから沸いてきたのか、小汚いガキどもが密集した隊列でジグザグデモ状態だ。

隣りにあるダイエー系のスーパーに入ると、そこは気の毒なぐらい閑散としていて、撤退の噂もなるほどと思わせる。食料品などは小回りのきくところにはかなわないし、もっさりした衣料品や日常用品のラインナップは見る気にもならない。本屋もあるが取り揃えはなっていないし、メリットはただ一箇所で用が足りると言う、無精者目当ての商売では苦戦も致し方ない。なにより、ここには消費を誘発する祝祭的雰囲気がない。原っぱに模擬店並べて、ドラエモンの主題歌流しているだけでガキどもがわさわさ集まってくる、隣りの状況をよく研究しないといけないな。

 2001/08/25

専門書に対する感想で恐縮だが、「本、TV」にアップ。ホントはだいぶ前に書いていたのだが、いよいよネタ切れのときの時間稼ぎ用にと温存していた。一般的にそう興味も持たれないものだろうが、更新が途絶えていたことのお詫びとして、連日のアップ。

 2001/08/24

出勤途中に聞いていたCDから、ふと思いついたネタを「都市伝説」にアップ。モールス信号というのが好きなミュージシャンは結構多いらしく、曲の中でアクセントに使われている例は多い。どうせわかりゃせんだろうと思っているのか、いい加減な使いかたをしていることもある。

絶対音階の持ち主は、車のクラクションを聞いても頭の中に音符が浮かぶというが、私などは「運命」の出だしで"V"というアルファベットが浮かぶ。えらくレベルが違う話だが、そういう人間もいるので、効果音としてあれを使われたい方は、ちゃんと意味が通る符号でお願いしたい。

 2001/08/23

何とか今月中にもう一回は更新しようと、日夜努力しているのだが、じぇんじぇんダメである。もっとも私の場合の努力というのは、何か思い付きが到来するのをひたすらぼんやり待つという方法なので、他人には全く努力とうつらず、単なる怠け者に見えるだけである。はじめからこの方法に徹していたらよかったのだが、今回は妙に本を読んだり、資料を集めたりと、まともな努力をしすぎてしまった。

結果は、世の中にはチャンとした主張を、見事な論理展開と豊富な傍証で、適度なギャグとオチまでそなえたサービスたっぷりの文章にまとめる人がたくさんいる、という事実の確認である。どうでもいい事を夜郎自大に書き連ねて、それでなんかいいことあるだろうか、と根源的な疑問にとらわれては何も出来なくなる。とにかく恥知らずになるべく、追い込みにかかることにしたい。

なお、休み前に予告していたテーマは、すべてチャラということにさせていただく。

 2001/08/22

朝起きてみると、昨日危惧していたとおり、小雨にそよ風である。これでは暴風雨でとても職場に行き着けない、と主張する訳にもいかない。ふてくされて病院に行くが、今日は外来患者なんかいなだろうから、のんびり病棟の仕事を片付けようと思っていたら、あに図らんや、「今日は休みなので久々ぶりに来てみた」という人で外来があふれている。

そのうち暴風圏に入って早引けする口実ができるはずだ、ということだけを心の支えにして何とかあしらうが、昼前にちょっと雨脚が激しくなったぐらいで、天気は次第に回復、夕方には晴れ間さえ見えはじめる。実に頼りがいのない台風であった。他の地域では結構被害も出たらしいが、総体として、凶々しい自然の悪意を与える自覚に欠けていたと言わざるを得ない。渇水対策に協力するだけの、物分りのいい台風でいいと思っているのか。そんなことだから名前も付けてもらえないのだ。プンプン。

 2001/08/21

台風がじわじわと進んでくれているおかげで、こちらでは明朝に暴風圏に入るらしく、それならば明日は殿様出勤と決め込んで今夜は飲んだくれである。どんな状況でも、局地的に大暴風雨であると強弁してやるつもりなんだけれど。起きてみたらまだ小雨しょぼしょぼだったらどうしよう。

子供の頃、あとで伊勢湾台風と呼ばれることになる台風の接近を報じる新聞を読んでいて、880mbという段違いの中心気圧の低さに、超自然的悪意とそこはかとない「冒険」への期待を感じた事を思い出す。結果は住家の流失と長期避難所暮らし、一つ余計な引越しで、缶詰というのは一月近く食べつづけると、あの形態そのものへ憎悪を感じるようになるということとか、物の私有は無意味であるという実感とか、善意の救援物資に役に立つものはない、というような経験のごちゃ混ぜだった。

生きてる限り、身一つでどこにいたって出たとこ勝負で結構楽しく暮せるものだ、というその後の処世方針を決定してくれたという意味で、台風はまさしく偉大な師である。今度の奴はちょっと格が低いが、一晩飲んだくれる相手としては適当なところ。

 2001/08/20

「流言とデマの社会学」(廣井脩:文春新書)。流言は不安や恐怖、時には願望を背景に生まれて流布していき、逆にそれらの感情を増幅して、更なる勢いを得ていく、というごく当たり前の社会心理学的な枠組みからの考察が、程々の事例についてまとめてある。

人間の心理や社会的コミュニケーション能力とはそういうもの、という指摘のあとは、TV朝日のダイオキシン報道や、東海村の臨界事故における風評被害の話になって、被害をうけた側の救済手段を提起したりして終わっている。

もっと噂やデマを楽しむ、という視点があったら、それらへの具体的処方を探る道も開けたのではないかな、という感想。ところでこの本の奥付を見ると、発刊日が今日になっている。はて、だいぶ前に買っていたように思うのだが。謹厳実直だけではオモロクないので、多少の不思議感覚演出を目論んだのか。

 2001/08/19

"That's one small step for (a) man; one giant leap for mankind. "というのはアポロ11号ではじめて月に降り立ったN・アームストロング船長の言葉として有名だが、真中の不定冠詞に付けられたカッコがちょっとした話題になった事があるそうな。上の引用はNASAの公式サイトからであるが、(a)が付け足されている。

アームストロング氏は月面に立つ最初の人間として、気の利いた言葉を用意していったのだが、すっかりあがってしまったらしく、manの前のaを飛ばしてしまった。それではman=mankind=人類になってしまって、「一人の人間にとって小さな一歩だが、人類にとって偉大な飛躍」という対置的な表現にならない。NASAは無線伝送の際、たまたま消えたということにして、公式記録に(a)と補完した。

英語母国語人間もこういう間違いはするということと、それはかなり過敏に反応されるものらしい、というのが日本人としての感想。アームストロング氏の月面での発言に関して、有名なジョークというか伝説があるのだが、そちらは準備中の記事のマクラに使うつもり。全然進まないので、関連情報ばっかり集まる。

 2001/08/18

うむむむ、気がついたら19日の朝である。安売り酒店でたなざらしの比較的高級ワインが捨て値で売られていたので、勇んで買って味見をしていたら酔っ払ってしまった。滅多に飲む事のない正価数千円台のワインなのに、どんな味だったか覚えていないのが悲しい。何の感慨も残っていないところをみると、変質してクソまずくなっていた上に、記憶阻害物質が大量に生成していたに違いない。

 2001/08/17

溜まっていた仕事のほうも、ようやくいつもの手抜きパターンで収まるようになってきたので、書きかけの文章に取り掛かってみるのだが、さっぱり進まない。珍しく思いつきは程々あるのに、妙にテーマが大風呂敷だったり、反対に小粒すぎたり。

こういう時はあせらずボンヤリを決め込んでいたら、そのうちまったく無関係な所からそれなりのアイデアが出てきたものなのだけれど、今回はちょっといけません。長い目で見てやってください。

 2001/08/16

休みを取って以後、どうも調子が悪い。あまりの憔悴ぶりに様子うかがいのメールをもらう程で、只でさえやる気のない毎日、如何にサボるかだけが関心の毎日。自分でも原因を考えるのだが、今ひとつよく判らない。思いつくのは以下のような事。

(1)今まで、酸素消費量を高める事だけを目的にしたスポーツをやってきたのに、今回は全く反対のことに手を染めたため。その機序は以下のとおり。

(2)亢進していたヘモグロビンの酸素結合能が、高い酸素分圧に触れてサボリを決め込んだ。

(3)高圧の窒素が中枢神経系、特に意欲をつかさどる領域あたりを抑制しまくっている。

(4)容易に酸素結合ができる環境が、かえって二酸化炭素解離を阻害している。

インストラクターたちや熟練ダイバーたちを見ていると、妙に喫煙者が目立ったのだが、彼らは常圧下であえて酸欠状況を作ってヘモグロビンの酸素結合能の回復を図っているのではないかな、などと考えたりして。

なお、冷静な観察者に言わせれば、倦怠感の原因はただ、「泡盛の飲みすぎ」によるという。

 2001/08/15

敗戦記念日。

死んだ父親は、敗戦の年の5月頃召集されたが、命令書というか、召集令状の添え書きに、こう書いてあったそうな。「各自、軍帽、軍服、軍靴を準備の上、**日に集合の事」と。その頃は、男はみな国民服という軍服みたいなものを着ていたわけだが、新しい物が手に入ることもなく、ほとんどの人はそのままヨレヨレの格好で入営するしかなかったのに、退役軍人だった祖父の軍服を着ていった父は、古参兵たちにやたらに敬礼されて弱ったという。階級証も布切れに墨で書いて自分で縫い付けたそうだ。

工兵部隊だったというのもあったらしいが、小銃さえ小隊に一つぐらいしかなく、軍から支給されたものと言えばただペラペラの人絹製のゲートル布で、強く巻こうとすると千切れてしまったらしい。そうした情けない状態について、仲間うちでそれなりに不満を言い合うようなことはあっても、この戦争には勝てないのではないか、と誰も言い出すことはなかったのだという。さすがに神風をあてにすることはなかったが、ここで耐えておけば、状況は好転するだろうと誰もが思っていた。そうとでも思っていないと、耐えられるような状況でもなかったのだろうけれど。

いつの時代でも、目先の事にぶつぶつ文句を言いつつ、そのうち何とかなるだろうと、ズブズブ深みにはまっていく、というのは、避けようのない人間の運命なのですかね。

 2001/08/14

記事更新をしようと思って検索していたら、こんなサイトがあるのを発見してしまう。ここの本家サイトは以前からちらりと見てはいたのだが、本格的な翻訳サイト(やたらにリンク切れが目につくけれど)、それもプロジェクト杉田玄白につらなる、由緒正しいものがあるとは知らなかった。こちらで中途半端にとりあげたトンデモ系論文にたいし、かなり真っ向からの正統的批判を読むことができる。鍼治療への批判の部分など、いま準備している文章の数倍精緻な内容だったので、ちょっとやる気をなくしてしまっているところ。そのうち触れようと思っていたものが他にもいっぱいある。

ガリ勉の優等生が少数派を馬鹿にするようなニュアンスがどことなくある内容で、正統的な立場に対する批判が欠けているのでは、と私などは感じてしまい、そのあたりで多少の立場の違いを出せるかなとは思うが、やりにくい事この上ない。結局、関係なくアップする事になるのだけれど。

 2001/08/13

休みはもう終わりである。待っているときにはなかなかやって来ないのに、いざ来てしまうとすさまじい勢いで過ぎていくのは何故だろう。一種の相対論的効果が働いているに違いない。

何処に行っていたかはつまびらかに出来ないが石敢當、一応リゾートとされている場所でサーターアンダギー、ゆっくり骨休みになってもいい筈だったのに泡盛古酒、妙なダイビング講習のおかげでゴーヤチャンプルー、くたくたになるばかりの夏休みだったちゅらさん。

それは物珍しさもあるし、サンゴ礁に極彩色の魚が舞うところなどを見るのはそれなりに面白いとはおもう。でもこのコストから回収される楽しみとしてはちょっと、と期待はずれというのが正直な感想。あそこまで大仰な格好して、海中生物鑑賞愛好家になることもないような気がする。せめてウニやアワビ取り放題、というのなら分かるのだがね。

大体私らの世代がスキューバ・ダイビングにもつイメージというのは、007映画に規定されていて、あの装備で海に潜るなら、陰謀組織の軍団と水中銃で撃ち合いしたりして、最後はスーツを脱いでタキシード姿になってパーティーに行ったりしないと本来ではないような気がする。

もっとも見渡す限り、オッサン世代でこんなこといまさら始めようとしてたのは私ぐらいで、皆若い人ばかりだったので、単にとけこめずにふてくされた、というがその実態なのかもしれない。インストラクター達は殆どダイビングに取り付かれ、街の仕事もやめて地元に住み込んだ人ばかりのようだった。耽溺してしまう何かがあるのだろう。講習システムの近代化された階梯制度と、それに注ぎ込まねばならぬお金のことを考えると、なんだか「リターンが極めて悪いネズミ講」、もしくは「水割り神秘体験を提供するソフトオウム」、という印象だった。ま、何事も経験してみるに越したことはない、という結論ではございましたが。

 2001/08/07

熱は下がったものの、今ひとつ調子が悪いが、明日から休みなので、普段の3倍は頑張る必要がある。仕事中に具合が悪くなって休むのは仕方がないが、せっかくの休みを多少の不調で寝込むことになっては浮かばれない。

ノートPCなんか持っていってもモデムがついていないし、イーサの接続環境はまずないだろう。と言ってPCがないと文章をかけない人間にかなり前からなっているので、一週間近くぼんやりしてしまうのもいかん気がする。それに海が時化ればダイビングもなかろう。ホテルのプールで泳ぐ事もあるだろうが、どんな格好すればいいだろう。トレーニングジムではなし、競泳用ではいかんだろうな、でもそれしかないのだが。そう言えば、あのウエットスーツの下は何をつけるのが正解なのだろうか、これがトライアスロンならバイク用のパンツでいいのだけれど。この機会にあの本だけは読んでおきたいと未読の文庫本を引きずり出し、ついでだからとこれもと加えているうちに、世界文学全集を担いでいったほうが早そうな雰囲気になってくる。

出発前に疲れてしまって、明日もこれを更新しているような事がなければ、数日更新はお休み。その前に記事を2〜3書き上げるつもりだったのに、結局ダメでした。題名だけ予告。都市伝説「口淫、魔の如し」(R指定)、雑感「漢方医学はなぜダメなのか」、本「吉本隆明が生き残る理由」、帰ってきてちゃんとアップできたらお慰み。

 2001/08/06

体調不良の上に、サーバーの調子も最悪である。新しいファイルが書き込めなくなっているので、これもアップできない可能性が高い。値段だけにとらわれすぎたか。

 2001/08/05

書きかけの「都市伝説」をまとめるつもりだったのに、朝から何故か発熱してしまい、一日「殿は臥せっておいででございます」状態に。夕方には下熱したものの、頭ぼんやりで、何もする気にならない。こうして1〜2行の文を書くのもやっとこさ。

 2001/08/04

ダイビングツアーの受け入れ先から、ダイビングの教科書が届く。これがまた、わりゃなめとんのか、と言いたくなるほど簡単な漢字にまでルビが振ってある、大笑い教則本である。妙に硬い直訳で、まるっきりこなれてないのも大きいが、ダイビングをやる人間を、「自然の癒しで救ってやる必要がある文明中毒者」と決め付けているようにも思える。スキューバなんて、テクノロジーの塊みたいなものだろうが。それは度外視するにしても、なんか「無垢な魂よ、ここに来たれ」という嫌らしい姿勢を感じるぞ。

「海洋実習(かいようじっしゅう)ダイブでは、自習(じしゅう)と限定水域(げんていすいいき)ダイブで学んだ知識(ちしき)とスキルを応用する以外に…」などと延々と続くのだが、「海洋実習」の漢字も読めないようなど阿呆に、ダイブだのスキルという意味がわかるとも思えず、まして血中窒素濃度が上がる危険性とか、その安全管理のための図表の読み方など、理解させる事が可能とも思えない。

なんだか昔タダでもらった、「も*みの塔」かなんかのパンフを読んでるみたいだ。やたらに「自然の神秘」などと有り難がってしまう連中がいるところなど、ダイビングというのは擬似宗教的な役割を果たしているのかもしれないなぁ。感激したがる人は山ほどいるが、その対象はそうあるわけでもないということだろうか。そう言うものに金出してやろうと思っているのはお前だろうが、と言われたら黙るしかないのだけれど。

 2001/08/03

久々に「本、TV」を更新。白状すると、この映画は、同僚が買ったDVDからMpeg4フォーマットに変換したファイルで見させてもらった。1時間40分台の映画が、700Mバイト強、フルスクリーンモードにも堪え、画質や音質にうるさいことさえ言わなければ、充分鑑賞可能である。

ブロードバンドが行き渡れば、MP3ファイルをやり取りする感覚で映画ファイルが交換される日がくるのだろう。著作権を守る立場からは頭の痛いことだろうが、映像作品の流通可能性は一段と高まることになる。商売にはならんけど。

もちろん私は先のMpeg4ファイルは参考というか、話のタネのために見ただけなのであって、コピーして私有したりはしておりません。もう一度見る時は、ちゃんとDVD買いますので。

 2001/08/02

NHK教育で午後8時頃から、「あなたのパートナー」という、習い事系のバラエティーとでも言える内容をダラダラとやる番組があって、最近その中でジャズシンガーの綾戸智絵さんが、素人に歌唱指導するようなコーナーが始まっている。この綾戸さんは、大阪弁の英語を操って小さな身体からは想像できないソウルフルな歌を聞かせてくれる人で、それはそれで極めて興味深い存在であり、かつそこに指導を受けに来る人々の濃さがあいまって、えも言われぬ雰囲気をかもし出している。

NHK教育と言えば昔、「英語でポップスを」という羽田健太郎の「趣味講座」もあって、一緒に出てくる「サーカス」というグループの一員がやたらに目をぐるぐる回すこととか、ハネケンの液体窒素並みのダジャレと、何といっても出場者のあまりの濃さが呆然自失を誘うものだったが、今回の企画は充分それに競り勝つ。

今日のテーマ曲は「テネシーワルツ」だったが、私はこの曲がもつメビウスの輪的メタレベル不可能性に昔から注目していた。ご存知の人も多いだろうが、この歌詞は、「私が恋人とテネシーワルツを踊っていた時の事を回想する」内容だ。今歌っているテネシーワルツが、過去の回想にでてくるというのはどういうわけなのだろう。まずウル・テネシーワルツというものが先験的に存在し、それで恋人と踊る自分自身を回想して、ダー・テネシーワルツが生成されている、とする演歌によくあるような構造を想定するか、円環的な時間構造で歌われているSF歌謡と考えるしかない。前者と考えるにせよ、ウル・テネシーワルツは決して聴衆に示されることはないのだし、SFとテネシーはあまりに折り合いが悪い。

この曲を聴くたびに、「森永粉ミルク」の缶を始めてみた時の不可思議な感覚にいまだにとらわれる。まして、綾戸智絵さんのファンク魂あふれる歌唱指導である。別の曲でも充分その魅力は堪能できるだろうけれど、今日の放映を見逃した人はちょっと残念だと思っていい。

 2001/08/01

来週半ばからほぼ一週間、強引に夏休みを取ることに成功したのはいいが、妙な経緯でダイビングのツアーなんぞに行く羽目になってしまった。何であのような、若造軟弱すねかじりスポーツもどきを、いい歳してせにゃならんのか疑問であるものの、金も衝動払いしてしまったので成り行きに任せるしかない。

そう言えば子供の頃、「将来何になりたいか」と聞かれ、何故か「潜水夫」と答えたことがあった。なんであんな事いったんだろう。昔の事を知ってる奴がいたら、夢が一部かないましたなぁ、と馬鹿にされそう。少なくとも「そねさん」には徹底的に軽蔑されても仕方がない。

 2001/07/31

今度借りる事になったサーバーは、「アダルトサイトでも可」というポリシーで運営されている。たまたまある事を検索していて、なぜか某アダルトサイトにたどり着いたのだが、そこが採用していた押し着せCGIの名前に覚えがあったので、もしかしたら同じサーバー会社かと思ってWHOISで確認するとまさしくそうである。

このサーバーは今ひとつセキュリティが甘く、FTPで入ったら他のユーザーのファイルが丸見えになる。先ほどのアダルトサイトのディレクトリィに入り、タダでエロファイルを落としてやろうと思って物色するが、思わせぶりのサンプルと、自動ダウンロードアプリしか置いてなかった。世の中そう甘くない。

この仕様、クレームつけたほうがいいかどうか。始めのうち動かなかったCGIが動くようになったののも、ひとえにほかのユーザーの設定を参考に出来たからで、なかなか便利だったのだけれど。

 2001/07/30

新聞によれば、「世界水泳」と「オールスター戦(もちろん日本のそれ)」では、視聴率で「世界水泳」が勝ったのだそうな。今、この瞬間で起こっている特別な事を目撃したいという欲求と、毎度ながらの馴れ合いを見るダレた楽しみと、どちらが上かと言われたら、そりゃ特別な事が見たいに決まっているわけで、その当然の事が視聴率に反映されたというのは、まことに当たり前の事ながら、喜ばしい。

エスタブリッシュ、というにはあまりに情けない現既得権益グループにつながる人たちも、今回、なんか特別な事が起こるのかもしれない、という期待で多少は延命が出来たという自覚を持ってもらって、皆で生き延びる方策を考えたらいいのではないかな、なんて思ったりして。

何度も言ってうっとおしいかもしれないけれど、別にそんなことせずに、皆で共倒れするのも、まずまず結構なことだと思っておるのですけれど。

 2001/07/29

昨年引越ししたとき、運転免許やら、その他許認可関連がもろもろとあり、その書き換え時期にあわせて住所変更の手続きすればいいわ、と思ってその後すっかり忘れてしまう。肝腎の書き換えも、直前に思い出したので、昔の住所で誤魔化すしかなかったし。

したがって今回の選挙は投票権なしである。この前知事選のときに気がついて、手続きしたが遅すぎた。投票できても、どうせ棄権しただろうけれど。小泉人気は一部のミーハー票を集める程度で、総体としては、いつもの既得権益組に投票する後ろめたさへの言い訳程度にしかならないだろう、と予想していたが果たしてそのとおりだったようだ。開票後に言ってもしょうがないけれど。

とにかくこの国のシステムというのはそれであって、アメリカだってやたらに言葉の競い合いはあるものの、要は産軍複合体の既得権益で動いているわけで、これはブッシュ氏のような言葉が多少不自由な人が出てきたら、たちまち露呈してしまうことなのだ。

あれより、セコいレベルで目先の利害に終始する、この国のシステムのほうがよっぽど健康的だ。それで滅びていくなら、それでいいじゃないの。日本人がやたらにリキ入れて「理想」なんぞ叫び出したら、ろくなことにならなかったのは歴史が教えるところだ。あとはせいぜい、自分たちがカモにされないことだけを考えるしかない。

 2001/07/28

結局昨夜は、ツール公式サイトの文字版実況中継を最後まで読みつづけてしまう。ウルリッヒは根性なく、というよりアームストロングの出来がよすぎて、差をさらに一分以上あけられて終わってしまった。これでランスの三連覇決定である。

またフランスのマスコミが、底意地悪いこと書くんだろうな。「ケミカルヒーロー」とか、「薬理学の勝利」とか。ここしばらくフランス人が勝っていないせいもあるのだが、あそこまで意地が悪いと、フランスという国の品位が疑われるのではないか。独走最下位でもタイガースのことしか書かない大阪のスポーツ新聞を、手本に見せてやるべきだ。

 2001/07/27

ツール・ド・フランスは今夜が最後の見せ場、個人タイムトライアルである。ウルリッヒの逆転チャンスは今日しかない。あと2日はウイニングランみたいなものだ。何があっても見逃せない日なのに当直で、おまけにここにはCATVもCSもない。厳密にはCSはあるのだが、誰も見ない医療業界チャンネルしか契約していない。ふてくされて早寝することに。

R指定の「都市伝説」ネタを思いついたが、まとめる元気が出てこない。なんかやたらに独り善がりになりそうだし。考えて見れば今までもすべて独り善がりなんだけれど。

 2001/07/26

表紙のメールアドレスを変えてから、連続して3回同じメールがきた。差出人の名前は日本人だが、文面は英語で、「アドバイスを頂きたいファイルがあるので、読んでほしい」と数十バイトの添付ファイルがくっついている。

知らない人だし、わざわざヘタな英語で細かい説明もなく、添付ファイルを開けというのが不審で、それも数十バイトというのがさらに怪しく、すぐ削除しているのだが、それでよかったのかと不安になる。あれは引き出し自由のネットバンク口座番号とパスワードだった、てな事はないだろうか。

うらまれる覚えはそこそこあるが、好意を受ける覚えなど絶対無いのに、なにか何処かからラッキーが転がり込んでくるのでは、と思ってしまうのが人間の本性なのかも。

とにかく、ウィルスだかワームだかを送りつけようと思っておられる方がいたら、私は案外小心者なので、まずその企ては失敗に終わると思ってください。もし、一方的に便宜供与を図られたい方の場合、わかり易くその意図を明記して置いてください。

 2001/07/25

今日の「世界水泳」200mフリーで、またまたイアン・ソープのぶっちぎり世界新優勝である。ライバルより一割は遅いピッチなのにスピードは同じで、最後にちょっとピッチを上げて引き離す、という勝ち方が小憎らしい。無酸素運動は30秒程度まで、という生理学の基本をちゃんと守っている。

彼の強さは有酸素でのペース保持にあるわけなのだろうが、そのテクニックが今ひとつわからない。せっかく水中カメラがあるのに、フォームを長く写してくれないし。数ストローク以上は写しちゃダメ、というような約束でもあるのだろうか。

遅いピッチで程ほどのスピード、というのは私にも自信がある。ただし、ソープのタイムのちょうど倍ぐらいだけれど。なんとか奴のテクを盗み、100m@1分30秒ペースでの巡航が出来るようにせにゃならん。

 2001/07/24

「世界水泳」てのをやってるわけだけど、どの程度見ている人がいるのだろうか。プロ野球のオールスター戦よりは視聴率が高いのだろうか。無理に楽しむように、自分をマインドコントロールするしかないオールスターよりは、本来まだ面白いプログラムだとは思うが、スカをつかむのには定評のあるTV朝日、「えらく地味だなぁ」と同情しながら見るしかない。日本記録を達成しながら決勝にも出られない日本選手に、「おめでとうございます」というインタビューも少々惨め。もっとも、結構それで満足そうな選手が多いのが面白い。狭い町内会で、でかい顔できればそれでいいんだろうな。

それにしても、かのイアン・ソープ、すごい選手だとは思うものの、センチ刻みで世界記録を更新しつづけたかの棒高跳びのブブカを髣髴とさせる。出場する全種目で勝ちたいという気持ちはわからないでもないが、もっと絞れば、世界新記録更新を段違いのレベルで実現できるのでは。

彼の影響なのか、スポーツクラブのプールが妙に大混雑である。得意でもないバタフライで必死のデモンストレーションをして、何とかコースを確保するという、セコイ真似をしないと、オバサン平泳ぎに前をふさがれる上に、ミゾオチ蹴り上げられて、泣きながらトレーニング終了と相成る羽目になる。

 2001/07/23

結局CGIが動かなかった原因は、パーミッションの間違いと、perlのパスの間違いというだけの事だった。チェックしたつもりなのに、アップしたファイルと確認したファイルが別物だったりして、わけ判らんようになってしまっていたわけ。旧職場サイトへの小判ザメも、やっと終わりに出来る。

 2001/07/22

山越えコースも今日が最後、ウルリッヒがトップに出るチャンスはここしかないのだが、チームが急に機能しだしたアームストロングの壁は厚く、総合二位に終わってしまう。ゴール直前のランスとの握手は、あんたにゃ負けたよ、という意味か。アクシデントがなければ、このままアームストロングの三連覇で終わりそう。

 2001/07/21

ツール・ド・フランスの方はピレネー二日目にしてランス・アームストロングが区間優勝、かつマイヨ・ジョーヌ獲得である。彼の本を紹介したりしているし、結構なことと思われるかもしれないが、レース展開としては今ひとつである。なんか、ターミネーター対人間のレースを見てるみたい。

私としては、肥満体質のドイツ人、ヤン・ウルリッヒを応援しているのだが、あの腹ではやはり山登りがきつそうだ。ドイツだもんなぁ、ビールと、ソーセージと、ジャガイモと、くどいお菓子との闘いの毎日だろうしな。

ところで勝利者インタビューで、ランスは英語でしゃべっているのだが、この前の区間優勝の時のフランス語インタビューのほうがわかりやすい、てのは何故なのだろうか。

 2001/07/20

都市伝説にかかわる書物についての話であって、都市伝説とは直接関係ないが、予告していた一件についてまとめてアップ。多少ならず自己正当化が混じっているので、ちょっと引いて読んでいただきたい。

この一件で反省するのは、自分の訳文を示せば、向こうに主人公の取り違えを理解してもらえる、と勝手に考えていた事だろうか。プロは翻訳に決定版などないと身にしみて思っているであろうし、そんなものにいちいち対応などしないのだろう。渋々ながら、「どっちともいえない」と認めさせただけでも、よしとすべきか。

 2001/07/19

今日夕方になって、明日は休みだと言う事を発見、気分は丸儲けである。ところがツール・ド・フランスまで今日はお休み。夜更かししてもいいのに、することが無い。よーし、今日はグデングデンに酔いつぶれてやれ、と思っても、家で酒飲んでて、そこまで盛り上がれますかいな。

例の出版社との一件をまとめるべく、執筆活動にいそしんでみるが、だんだんこちらの無作法さとか、相手のあまりの未熟さなどに思いが及び、やる気が失せてくる。アホをおちょくったって、しょうがないしな。笑って無視するべきではないのか、と。

そんなところに、出版業界に詳しい某氏の意見を聞く機会があった。何でも大手出版社というのはすごい就職難関で、特に私が難癖つけたところなどは、何千倍と言う競争を乗り越えた連中ばかりがいるものだから、妙にエリート意識が強く(そのくせ、ホントの能力などありゃせんアホばかりなのだそうで)、そう言ったのをおちょくったりすると、まず異様な反撃を覚悟したほうがいいという。

その上で、連中の給与水準というのを聞いて、ここでやる気が失せてはいかんと、必死に自分を鼓舞して記事をまとめる。どう見ても都市伝説でもなければ、医学とも関係ないが、現実の多様性と言う点ではそれなりにサイトのテーマに沿ったものになるのではないかと思う。まだ完成していないので、アップは明日。

 2001/07/18

例の「ダーウィン賞!」について、よせばいいのに出版社にご意見メールを送ったところ、出版担当者(なのかよく判らない人)にえらく不評を買ってしまったみたいで、えらく攻撃的な反論メールが帰ってきた。確かにこちらのメールの書き方はおちょくりがかなり入っていたのだが、どうせああいう冗談本なのだから、まあそう言う見方も出来ますわなぁで流しておけばいいのに、わが社を誹謗するとは許せんと言う感じの、なんだかえらく上ずった印象が強い内容だった。

こちらも当然気分がよくなく、二度三度とメール交換とあいなったのだが、人の思い込みを訂正するというのは不可能に近い、と言う実例のような過程だった(向こうも根拠なしにそう思っていることだろう)。せっかくたくさん文章書いたので、もったいないから次回の更新に使わせてもらおうと思う。私信とはいえ、向こうは出版社を代表して書いたのだから、公的な文章と解していいだろう。

 2001/07/17

ツール・ド・フランスはいよいよアルプス越えのたけなわとなり、今まで死んだふりのランス・アームストロングが、終板に突如一人でバカ駆けし、区間優勝。やはり彼は怪物である。チームタイムトライアルでの、妙に噛み合わぬ焦りをみていて、もしかしたら健康上の問題が再発したのか、などと心配していたのだが。明日のタイムトライアルで、ほぼ今年の総合優勝の行方が知れるだろうな。ランスの三連勝なるか、見ものである。

ロードレースのTV観戦というのは、ある程度その競技になれていると思っていても、なかなか見所をうまく抽出するというのが難しく、のんべんだらりと「ヨーロッパ観光案内」風に見つづける、という緊張感を欠く見方になってしまい、結果として、時間は取られる、酒量は増えるという結果となり、生活を歪められることこの上ない。

おかげで、新ドメインのほうのCGIを動くようにする作業が、今日も出来なかった。どうも、ツールが終わるまで無理みたい。

 2001/07/16

med-legend.comという独自ドメインをとり、サーバーも移転することにした。いつまでも、旧職場のコバンザメでは申し訳ないので。

今日明日の間に移転し、今までのwww.medicalplaza2000.com/legend/のほうは移転告知の看板だけにする予定。しばらくの間、リンクなどが混乱するかもしれないけれど、ご愛嬌ということでお許しを。なお、そのうち管理人メールアドレスも変える予定。

 2001/07/15

以前Mp3ファイル収集にOHAHAという、ピアtoピアシステムを使っている事を書いたけれど、あれはイマイチ取り揃えが貧弱で、最近はAudiogalaxyというサイトを使っている。これはピアtoピアとサーバーシステム併用でやっていて、実にファイル取り揃えがいい。問題はクラシック系が全くないことだが、そちらは贅沢言わなければ正当に2〜3流系がMP3.comあたりで手に入るので、まあしょうがないと言うものだろう。

はじめは自粛していたCD-R焼きだが、どうせそう寿命のあるものでもなし、通勤用に焼き倒して、60〜70年代OLDiesばっかり聞いているが、結局昔お気に入りだった曲でないと、あらばっかり目立ってさっぱり面白くない。若い連中でOLDiesが好きな連中もいるらしいけれど、よくも聞いていられるものだ。いつの時代だってスカはスカ、後から評価しなおすなんてことは、よっぽどのことがなければありゃしないのですなぁ。

 2001/07/14

初対面の人と某所で待ち合わせる機会があり、「いい年した医師という一般的概念からは、かけ離れた格好をしている」、とメールしておいたのだが、しばらくの間、相手は私が待ち人だとは思ってくれなかったようだ。ユニクロのジーンズにTシャツ、その上にハワイ土産のアロハをはだけて、妙なキャップという、やくみつるをより胡散臭くした格好というのがいけませなんだ。通勤スタイルそのままなんですが。あれでも、ハーフパンツにしなかっただけの自制心は働いたのだがなぁ。

 2001/07/13

Darwinawards.comで紹介されていた論文の紹介文を「医療業界雑感」にアップ。もっと不謹慎にまとめてもよかったかな、と思うがクソ暑さでなにかでっち上げる元気がない。

それにしても元論文はなかなか面白い。ご隠居が八っつあん熊さん、与太郎に説教している構図を自然に受け入れる私らは、すでにその事実を知っているのだけれども。

 2001/07/12

異様にクソ暑い日が続く。これでは軽いジョグでも熱中症間違いないので、昼休みはひたすら午睡を決め込むが、そうすればますますダルくなるのが不思議。ツールを見ていても、いつの間にやらうとうと。

 2001/07/11

「夜のフロスト」(R・D・ウィングフィールド:創元推理文庫)。CATVのミステリ・チャンネルではシリーズものになったりしているが、本のほうはこれを含めてやっと三冊目。作者はあまり多作の人ではないようで、未訳もそうあるわけではない。

イギリスの片田舎、デントンという架空の街の老警部、フロストを主人公にした警察小説なのだが、すでに出ている二冊もファンが多いようだ。とにかく仕事を抱え込むのが嫌い、知らない振りで事件化を避ける事などしょっちゅう、事務能力はまるでなく、組織には必ずいる書類バカと戦いながら(と言っても誤魔化しを重ねるだけ)、お下劣極まりないジョークを連発しつつ、時たま訪れる直感で、どうにかこうには事件を解決するというスタイルが、私自身の仕事への態度とよく似ていてとても好感が持てる。私の場合は、ああした直感が働くことはないけれど。

ド田舎という設定にもかかわらず、このデントンという街には凶悪猟奇事件が頻発し、フロスト警部は「こりゃドッキリカメラじゃないのか?」とぼやきながら、結構真面目に働いている。今回は警察署の人間が、あらかたインフルエンザにやられて病休、という状況になっていていて、真面目組との対決は、いつもながらの署長とのつばぜりあいと、出世主義の新任部長刑事からの反発に単純化されている。そこでかなり入り組んだ連続老女殺人と、少女の行方不明事件などを、近代的組織的捜査など全く無視して解決してしまう、という話。

EBMなんてのに妙にかぶれて、「精神医学領域だからって、条件のコントロールも考えないで所見を一律に論じるんですからね、どういうつもりなんですかね」などと、威勢のいい事を言う若い衆に読ませてやりたいものだ。コモンセンスのもつ豊かなデータベース機能を馬鹿にして、せこい思いつきの「コントロールスタディ」なんぞが全てだと思ってる限り、お宅がなにか真実を見出すことは絶対無いと予言してあげます。

そりゃまあ、あらゆる社会生物学的条件が揃っていて、一方は虐待を受けていて一方は受けてない、なんていう観察系を用意してくれるなら、そのコントロールスタディって奴の信憑性は受け入れてやってもいいのだけれど。

話が見当外れの方向にいってしまったけれど、この「フロスト」シリーズはお勧めである。内容はほとんど同じなので、全部読む必要はないかもしれないけれどね。

 2001/07/10

ウィンブルドンがやっと終わったので、ツール・ド・フランスを心置きなく見られるのはいいが、夜中の一時まであるので、とてもつらい。録画すればいいようなものだが、レースは後半から放映されるので、盛り上がってきたところで寝てしまう、というのもなかなか出来ない。11時までには必ず寝る生活習慣が、これで半月はぐちゃぐちゃ。

TVといえば、今日のTV朝日の「ワイド!スクランブル」で、こちらのサイトに関するネタをやったが、予想したとおり、「医療不信が病院怪談を産む」と言う話に、無理やりこじつけるものだった。一時間喋って、使われるのは十数秒だろう、なんて言ってたが、実際は約五秒ほどでした。まあいいか、またアクセスも増えたようだし。

 2001/07/09

昨日の「ダーウィン賞!」、ざっと読んでみると、予想以上にここにのせた記事が多い。何となく、罪悪感を感じる。確かずっと前に、Darwinawards.comの管理者に、勝手に訳してもいいか、という問い合わせをしたことはあって、営利目的でなければいい、という返事をもらったはずなのだが、肝腎のメールがクラッシュで消えてしまっているので定かでない。#

自分の訳と、この本の訳を比べると、そつのなさは確かに本が上だが、はっきりとした見当外れが多多あるのも事実。医学的な用語の使い方に間違いが多いし、ひどいのになると、昨日指摘した「人生最後の点火」なんて、思慮に欠けた事故で死んだ人間がその事故報告記事を書いた本人、とされていたりする。まるきり筋が通らない。

医学的というほどでないのに、"tender"という単語の使い方があって、自分のチンポコを十字架にホッチキスで打ち付けて、おまけに火をつけ、「どこまでやるの!コンテスト」に優勝したNZの青年の話で(こちらでは「あ痛たたた…」に収録)、どう見たって「ひりひりする」と言う意味なのに、「皆、優しくしてくれた」などと訳している。

掲示板では翻訳関係者が、日本の翻訳物の現状はそんなものだ、と指摘してくれている。大学教官が出す啓蒙版の学術書なんかで、下っ端に訳を分担させられることがあって、私も昔、やった事があるが、どうせ親分が見直すだろうと見当外れ訳をでっち上げたら、そのまま活字化されていてあせったが、あれは特殊な分野の話だと思っていた。

まあ確かに、映画の字幕などでも、あれは違うのではないか、ということはしょうっちゅうで、それで筋が追えないかというと、そうでもないのがまた不思議。結局誰かがでっち上げた物語の理解など、誤解と誤訳を適当に重ね合わせると、程ほどに最適化が得られてしまうものなのかもしれない。

#ここの注意書きには、非営利サイトなら、引用の事実とDarwinawards.comへのリンクを付記すれば、転載OKとある。当然翻訳も同じルールであろう。

 2001/07/08

久しぶりに本屋に行ったら、「ダーウィン賞!」という新刊(講談社)が出ていた。私もしょっちゅうパクリの対象にした、Darwinawards.comが出した本の翻訳だ。勝手に訳してのせた、「忠実な猟犬」とか「パワープラント・フィットネス」なども載っている。当然、プロが訳した分、読みやすいものになっているので#、興味ある人はどうぞ。ネタ切れで困った時に使うネタ元が、これで一つなくなってしまったな。

#こう書いたのだけれど、ここでも取り上げた「悪い見本伝説」の元ネタ、「人生最後の点火」など読んでみると、完全なデタラメ訳になっている。プロってのは、やっつけ仕事でもよし、とする基準を見切る能力がある、ということらしい。

 2001/07/07

冗談だと思っていたのに、本当にTV局が取材にきて、土曜の午後がぶち壊しになってしまった。いろいろサービス精神豊かに話して、最後にちょっと「死体洗い」の話をしたら、「えっ、あれって嘘なんですか」とクルー全員が呆然としてくれる。皆、それで苦労して学費を稼いだ先輩の話を聞いた事があるそうな。マスコミを実際に形成する人々の思考過程が、なんとなくわかるような話ではある。

関東圏なら来週火曜日に、大事件がない限り放映されるとのこと。なお、顔や実名は出ません。

掲示板にも書いたけれど、職員が本気で「あいつはどうも愛人でも殺して、大黒埠頭あたりに沈めたらしい」と噂するようになってるんだけれど、「実は恥ずかしいHP作ってて、それの取材なんだ」とばらすのと、どっちがましかなぁ。

 2001/07/06

「都市伝説」を更新。いまひとつインパクトにかけ、元ネタサイトの洗練とは天と地の差になってしまった。外在者的な立場に終始したのがいかなんだなあ。実はあそこで触れた街のひとつで私は8年程暮らし、そこの生活者体験の立場で書けばもっと踏み込めたのだ。でもちょっとね、そうすると関係者が身近にいっぱいいるもので……。

 2001/07/05

CGIの手直しが効いたのか、アクセスが落ち着いてきたからか、何とか落ちずに一日もった。めでたしめでたし、と思っていたら、今度は某TV局が取材させてくれとの申し入れ。絵にならないことでは自信がある私なので、素顔は一切出さない条件で渋々応諾すると、いまからそこに行くという。

仕事中なのでそれは無理と答えても、担当者は信じられない様子。TVに出させてやると言って嫌がる人がいる、と言う事自体が想定外のようだ。後日の取材と言うことになり、昼間の番組なので、一般受けする内容を前もって決めておきたい、とのことだったので「なぜ病院跡地には幽霊が出やすいのか」と言う話をしたらえらく受けた様子。

もし本当に取材にきたら、知らぬ顔して「膣痙攣」か「女子高生オナニー伝説」で押し通してやるつもり。

 2001/07/04

CGIがやっと夜半に回復したと思っていたら、また今日の午後には落ちてしまった。ちょっとおかしな点などを何ヶ所か訂正したが、大勢には影響ない。いまの分不相応なアクセス集中の波が収まるまでは、どうもダメみたい。Tcupの掲示板でも借りたほうがいいかも。やはり、サーバー移転かなぁ。

 2001/07/03

読売新聞の夕刊と、WEBのほうでこのサイトが紹介されたと言う事で、アクセスが急増し、早速やわな貸しサーバーのCGIがダウンしてしまった。どうも同時アクセスが多発するとあっさりダウンするらしい。サーバーの問題か、CGIがまずいのか。

それはそうと、読売新聞はとっていないので、WEBの記事のほうを読んでみるが、なんだか違和感がつよい。ここって、「怪談」サイトだったのかいな。評論家氏の「こういうHPがはやること自体、いかに医療現場への不安が強まっているかを物語っている」と言うコメントが秀逸である。「人は多元的な現実を生きている」ことを、医療業界を例にして面白おかしく示す、なんていう意図なんて、誰もわかってくれないのね、グスン。

このアクセス急増は、CGIが落ちないレベルでせめて三日は持ってほしいが、ちょっと厚かましいかな。

 2001/07/02

例の「新しい歴史教科書を作る会」の記述で、いわゆる「任那の日本府」の評価をめぐって論争が再燃しているのだとか。

私が昔、学校で習った時は、大和朝廷が半島進出の拠点としたとされていたが、ちょっと前まで森でドングリ集めて暮していたような連中が、実在も疑われる天皇の元、突然海外進出するのも唐突で、当然プロもおかしいと思ったらしく、今ではそう言う見方はされていないようだ。そこにまた「作る会」が昔ながらの説を書いたため、批判が巻き起こったということらしい。

またまた八切止夫ネタで恐縮だが、彼はこれに関してはきわめて明快な説を唱えている。つまり、古代の日本政権は半島からの移住者達による植民地政権であり、任那の日本府は半島側の日本移住斡旋センターと通商事務所を兼ねたようなものであったと。大和朝廷の半島進出なるものも、植民地経営で多少余裕が出来たので、また古巣でまきなおしを図ろうとしただけだと。

もちろん戦闘部隊には日本原住民たちも動員されていたろうが、権力を握っていたのは、半島の既成権力からのコントロールを離れた植民地政権であり、18世紀初頭の英国とアメリカ独立派との抗争に似た歴史経過があったとする。

日曜日の毎日新聞に「深読み日本史」と題して、ここらあたりの考察がされているコラムが連載されている。任那の日本府は一種の日本傭兵事務所みたいなもの、と言うような説も紹介されているのだが、日本に半島とは完全に独自な政権があった、といういささか無理なように思える前提だけはなぜか変えないみたいだ。八切説ではいかんのかなぁ。筋が通っていると思うのだが。

もちろん八切説で説明しにくいのは、なんでそうした外来政権がその出自をこの列島にあると僭称せにゃならんのか、という点だ。そのほうが原住民を支配しやすかったから、と言うだけではちょっと弱い。彼が唱えるのは、原住民たちの王であった天皇家に備わっていた権威の絶対性で、軍事的、文化的優位にもかかわらず、外来勢力は天皇家を取り込まないと政治的権力を発揮できなかった(もしくはそうすることでより高度のパワーを獲得できると読んだ)とみる。ここには天皇に対する合理を超えた神聖化がある。その辺を割り引いても、面白いとおもうのですがね。「作る会」も、チンケな国家主義なんぞ振り捨てて、ひたすら八切的トンデモを目指すべきだろう。

 2001/07/01

かなり前に書いた「プルトップで車椅子」という記事に関して、「あれは事実だ」という指摘をたくさん頂くので、定型的な返事を当該記事に付記しておく。

あれを書いたのは、まだ前の病院サイトの添え物として書いていた頃で、最近のようにくどい記述もなく、あっさりとふれているだけなので、付記のほうが長くなってしまった。一応これも「更新」ということでカンニン。


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