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2003年06月27日  お寺のホスピス [夢]

東山のほうにある寺で、ホスピスをはじめたというので見学にいくという夢を見る。

お寺の外観が変に中国風で、屋根はやたらに反り返っているし、窓に入った格子が鮮やかな赤と青に塗り分けられていて、眼にさわるほど。山門の仁王像の代わりに、金ぴかの布袋さまみたいなのがあったりして、こういう外人の東洋趣味風ミスマッチみたいなのをわざと狙っているのかと思ったりする。

迎えてくれたのはデザート・カモ図柄の作務衣を着込んだ高校の同級生で、そういえばこいつはお寺の息子だったなと思い出すのだった。「うちの寺にはたいした仏像もあらへんし、本堂をそのままホスピスに改造したんや」という。

お堂に入ると、薄暗いなかにスポット照明が当てられた9つほどの蓮華坐があって、そこにヨレヨレの老人たちが横になっているのである。カモ柄作務衣の小坊主たちが、かいがいしくその老人たちの世話をしている。「もうすぐあちらにいかはる老人をそのまま仏さまにみたてた、ちゅうわけやね」と、同級生は得意満面。お参りに来る人も増え、けっこうお賽銭もあつまるのだと小声でいう。

ホスピスというよりは末期痴呆老人施設みたいだなと感じつつ、お堂の中に極端なまでにお香が焚きこまれているのに気づく。なるほど、臭気対策をやっているわけか。でもこれでは老人たちが呼吸困難になってしまうぞとアドバイスしようとするが、もしかしたらそうやって死期を早めて回転を維持しようとしているのかな、と同級生の顔をうかがうのだが、すっかり企業家風になっているその表情からは、なにも読み取れないのだった。

夢でリアルに「香り」を感じたのは、生まれて初めて。カモ柄の作務衣というのは、どこから引用してきたのか分からないけれど、ちょっと変わっててなかなか良かったな。

投稿者 webmaster : 2003年06月27日 20:29