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別に昨日の話題を踏まえているわけではないのだが、英単語つづりの脳内変換を前提にしたような化粧品ブランドがあって、それに対して「良識派」が抗議運動を展開しているという話。
Target Corp.というアメリカの日用品販売チェーンがあり、そこは関連子会社をいくつも運営しているのだが、その一つにMarshall Field's という、本社よりは多少差別化を図ったような商品を売るところがある。そこがさらに若年層向けの化粧品会社を運営していて、その名前がFCUKというわけ。こういう業界にはくわしく無いのだけれど、イトーヨーカ堂みたいなところが、ちょっと専門的なブランド店をつくり、さらに実験的アンテナショップ経営に乗り出しているような構造かも。
そして問題が、その孫会社である化粧品会社が名乗る"FCUK"である。一応、"French Connection United Kingdom"の頭文字ということになっているのだが、昨日の話を参照しなくとも、これがFUCKと読まれることを狙っているのは明らかであろう。Flashばかりで構成されていて、読みにくいことこの上ないそこのページを読んでみると、もともとのFrench Connectionという没個性的な名前に、無理にUKを付け足したのが察せられて、その意図はあまりに露出しすぎともいえる。
しかも、男性用商品は"Fcuk him"、女性用は"Fcuk her"である。知り合いにリンク紹介するのを"Fcuk a Friend"、"Fcuk buddy"と書く念の入れよう。そのコピーも、"sent to bed"、ベッドにいざなう香りとでも訳しますか、そのものズバリのイメージ付けだ。これに保守的道徳にこり固まっている連中が反発しないわけがなく、OnemillionDads.comというサイトを先鋒にして、抗議運動が巻き起こっているというわけ。
OnemillionDads.comというのは、超保守のプロテスタント層が中心になった、アメリカ家族協会(American Family Association)が運営しているらしい。多少スベリ気味のブランドイメージ戦略のあざとさと、百年一日の退屈な保守層の道徳訓話が対になって観察できるという点で、それなりに興味ある現象といえようか。
投稿者 webmaster : 2003年09月18日 20:53