2003年10月31日  Happy Halloween! Boo!![日常]

witch_cat.jpg我が家の猫は正真正銘の黒猫なので、前々からハロウィン用のコスプレ画像がつくれるなと目をつけていたのだけれど、やはり実際にやるのは面倒くさい。グリーティングカードのサイトに、うちとそっくりな黒猫(まあ、黒猫というのはみんなおんなじに見えますが)の仮装写真があったので借りてくる。

いやはや、MySQLに移行したら、データの移し変えのときにゴミが混じったらしく、MT表紙のアーカイブリンクに、"December 0000"なんていう空リンクができてしまう。これはどうもMTによくあるバグというか仕様らしく、"MOVABLE TYPE December 0000"で検索するとぞろぞろと出てくるので面白い。

修正法がお分かりの方がおられたら、教えていただければ幸だ。多分、MySQLのデータそのものをいじる必要があるんでしょうが、素人にもできるやさしい方法であってほしいものだ。

自分でちゃんと調べて修正法を工夫すべきなのは判るのだが、気まぐれで買った"Grand theft auto 3"という、チンピラの車泥棒になってギャングスターを目指すという、かなりの顰蹙系PCゲームにはまってしまい、仕事の合間にもやりだす始末。キー操作に全然慣れなくて、シナリオはじめのほうの現金輸送車襲撃のミッションが、いまだにこなせまへん。

そんなわけで、半分上の空で更新しているというわけ。さて、今度はでかいトラックを盗んで、現金輸送車に体当たりだ。

Posted at 19:59

2003年10月30日  反ブッシュ死亡公告[ネタ]

今年の8月21日、ウィスコンシン州マディソン郡の地方新聞、"Capital Times"に、こんな死亡公告が載った。心臓手術後、8月18日に死亡した71歳の女性、サリー・バロン夫人の死を伝えるものだ。彼女のひととなりや、葬儀の予定を伝える短い記事の後には、こんな言葉が続いていた。「香典はブッシュ大統領放逐を意図する団体組織に届けていただきたい」と。

この型破りな死亡公告について、それを載せた新聞自身が特別記事にしている。文面はバロン夫人自身が言い残したものではなかったらしいが、残された子どもたちが話し合いの上、ブッシュ大統領に関する文言を入れたのだという。「母はブッシュが嘘つきだと考えていました。あの性格、作り笑いをして、自分が聖なるキリスト教徒であるかのようにふるまっているのが我慢ならなかったのです」、夫人の娘はそうかたっている。

10月2日、同様の死亡公告がルイジアナ州ニューオルリンズの地方新聞に掲載されている。今年8月25日に81歳で死亡したゲートルード・ジョーンズ夫人の記事である。これもその最後は「香典はブッシュ大統領放逐を求める団体組織に届けていただきたい」で結ばれている。なお、こちらの記事にはゲストブックがあって、生前面識がなかった人までもが「民主党に献金した」という書きこみを寄せている。

あとのケースなんか、明らかに最初の例のなぞりを、結構時間がたってからしているのがミエミエで、人の死を政治利用するのはあんまり感心したものではないなと思うのだが、こういう機会を借りてでも、ブッシュに一言いいたい人がいっぱいいるのだなとも思ってしまう。コイズミさん、一蓮托生は考え直したほうがいいのでは。

参照はこちらから。

Posted at 21:31

2003年10月29日  バンパイア血液銀行[医学・科学関連]

vampire.jpg海外ボツ!News」で、「献血した人に無料でビールを配る」献血促進キャンペーンが紹介されていて、それ自体まことに面白いとおもうのだが、ハロウィンシーズンなので、採血係が吸血鬼のコスチュームをつけているというのにさらに感心。

ところが、元記事にも画像がなく、かなり残念だったので、必死に検索したがなかなか見つからない。ようやく、ハワイ血液銀行のサイトから、左の写真を見つけた次第。もっともこれでは、栄養万点のオジサンが吸血鬼の格好している、というだけのことだけど。ハワイだけに、下はアロハシャツらしいのが素敵。

ハワイ血液銀行では、ハロウィンとは関係なく、献血イベントの客寄せに、あの格好した職員がたっているんだそうな。こんな「血の一滴」君というのも出るらしいが、こちらは思いっきりマヌケっぽい。

Posted at 13:07

2003年10月28日  Happy Birthday, Adam, Eve & Bill ![今日は何の日]

今日は何の日。5日前に書いた、ジェームズ・アッシャーによる創世記の暦日計算からすれば、今日は人類の先祖である、アダムとイブが創造された日ということになる。紀元前4004年10月28日のこと。

その5959年後の紀元1955年10月28日には、後にマイクロソフト社をおこすビル・ゲイツが生まれる。また1919年に米国議会で、ボルステッド法(いわゆる禁酒法)が通過した日でもある。

悲喜劇の源泉となるものが生まれる特異日ということですか。

Posted at 20:48

2003年10月27日  MySQLを導入[PC・MT]

MOVABLE TYPE導入以後、どうもサーバーが落ちることが多くなったような気がするし、なによりも月々のトラフィックが増えて超過料金ばかりかかる。こちらのほうは仕方がないとして、エントリーが増えるとかなり負荷がかかるという話なので、MySQLを導入してサーバー負荷の減少を図ることに。

といったって、MySQLとは何であるかということすら知らないのである。サーバーに作りつけられたデータベースシステムの一種で、結構ポピュラーなものらしいということだけ。家を建てた経験がある人なら知っているだろうが、作りつけっていうのは金や手間がかかる割には大したことないんですよね。安物の家具を買ってきて、飽きたら捨てるほうがましだったなと後悔することのほうが多い。その分悔し紛れに、客に薀蓄たれたりすることになるんですが。

そんなイヤな予感を振り捨てて、MySQL導入に半日を費やす。もっとも、こういうところで親切丁寧に解説されているので、ド素人でも間違いようはないのだけれど。

というわけで、現在ご覧になっているのはMySQLに変更したバージョンというわけ。なんとなく表示がスムーズになったような気がしないでもない。内容が変わらんのは、ま、当然。おかげで週初めだというのに、今日はなんも仕事してない。MySQL狂いついでに、XOOPSとかいうのもインストールしたりしたものな。これはそれ自身の使い方が判らんので(要は掲示板なのかね?)、当面公開しないけれど。

貸サーバー利用案内にPHPやMySQLが利用可能と書いてあって、金を払ったものはトコトン使い回さないと気がすまないという関西人根性のため、今まで使ってなかったのが悔しくて仕方なかったが、これで鬱憤が晴れたというもの。

Posted at 13:16

2003年10月26日  兵士たちの同じ手紙[ニュース]

米国内では2週間ぐらい前に報道されていて、なかなか面白い話だと思うのに、日本ではごく一部の新聞とアカハタぐらいしか報じていない様子なので、後追いながら取り上げてみる。

先月の中ごろ、米国あちこちの地方新聞に、その地元出身でイラクに派遣されている兵士からの手紙が届いた。それらは503空挺歩兵連隊の第二大隊に所属する実在の兵士を名乗っていて、派遣先のキルクークでの奮闘振りと、それがいかにイラク復興に寄与していて、市民たちに感謝されているかを誇らしく語っている。(ここではその原文をまだ読むことが出来る)

ところが、違う兵士の名前でたくさんの新聞(これを取り上げた地方新聞は11にのぼる)に投稿されたのに、その文面は全く同じだったのである。こちらにはそのタイプ原稿が公開されているが、階級と名前のところ以外は全く同じで、サインだけは自筆されているのがわかる。

記事によれば、それらの手紙の投稿者とされた兵士たちは、上官からその原稿を示され、内容に異議がないならサインするように求められたという。中には知らないうちに自分の名前で投稿された兵士もいたらしい(その内容に関しては、現実とかけ離れた物ではないと証言してはいるようだが)。部隊の報道担当者は、兵士が投稿したのは聞いているが、誰かは知らないし、部隊とは関係ないという。

全く同じ内容をあちこちに投稿すればバレるに決まっているので、これは占領政策への無邪気な自画自賛を装った、ある種の反軍サボタージュ活動ではないだろうか。そうデッチ上げが書いてあるわけでもないのに、現地での米軍活動と兵士たちの士気に、重大な疑義を持たせるのに充分な効果を発揮している。もっとも単純に、あまり思慮に恵まれてない人間が考えた、国内世論向け宣伝活動だったと考えるほうが素直かな。

Posted at 20:39

2003年10月25日  カイジ:賭博黙示録[本とか映画とかTVとか舞台とか]

昨夜イヤイヤ当直をさせれられていたら、当直室にこのマンガ本が放り出してあったので、日本シリーズ終了後、することもなくなって読ませてもらうことに。勤めている病院にはCATVなどがなく、誰も見ない医療情報のCSが部分的に契約されているだけなのである。そんなもの、誰が見るかね。ネットならタダで数百倍の情報が手に入るのだし。

それはそれ、福本伸行の「カイジ」シリーズである。絵はへたくそだし、設定は恣意的で、普通ならとても読む気になるようなものではないのだが、ヒマには勝てず読みすすんでいるうちにはまってしまった。のんべんだらりの目先生活を送っているカイジが、知り合いに保証人のハンコを押させられて借金地獄にはまり、それを解消するために悪戦苦闘する話である。

もちろん、自己破産のテクニックが松介されるわけではなく、怪しいウラ金融と、そのバックのウラ社会が仕掛けてくる、借金クリアのためと称する集団ゲームでの悪戦苦闘である。債務を抱え込んだ連中を船にあつめ、「限定じゃんけん」というものをやらされるわけ。はじめにグーチョキパーのカードと、チップとなる星、そしてそのチップの売買も可能な借入金が渡され、一定時間のあいだにカードを使いきり、はじめの星数を維持していれば生き残れるというもの。

ちょっと考えれば、プレイヤーが相互に信頼し、馴れ合いのアイコを繰り返せば全員生き残れるはずなのだが、それでは元金の高利で赤字になるため、ほかの人間をを出し抜こうという人間が現れて、さらにそれの上手を行こうとする複雑な戦略をとる連中もそれに続き、このゲームでの最適化行動を見つけるのは難しい。カイジは絶対絶命状況のなか、何度も挫折しながら、戦略と機知を駆使して生き残りをはかる。

かなり単純化されたルールのもとで行われるゲームを題材にした、プレイヤー同士の協調と裏切りという要素も絡めた、ゲーム理論の実践的演習ともいえる。統計や確率にそこそこの知識があればもっと楽しめるのだろうけれど、そのあたりは全部すっ飛ばして読みすすみ(頭痛くなるもん)、一時間弱をかなり満足して過ごせた一作であった。土壇場に置かれて、ここまで集中して最適化戦略を考え出す能力のあるカイジが、なんでその日暮らしのダメ生活の末に、ウラ社会のいいカモになってしまうのかというのは、かなり不思議ではあったけれど。

確かに面白いとは思ったが、それは一気に読めたからで、これがだらだら長期連載してあればまず読まないのは間違いない。内容はいくらでも引っ張っていけるので、おそらく今でもどこかの漫画雑誌に連載が続いていると思うのだが、それに付き合える若い人の根気にはホント感服してしまう。

考えてみれば、私だって昔、ピッチャーが振りかぶって打者がその球を打つまでに1ヶ月は引っ張りまくった漫画を読んでいたような気がするので、そういうものを楽しめるのは若さの特権なのかもしれない。

Posted at 23:30

2003年10月24日  神様のプロモーション活動?[ネタ]

passion.jpgあのメル・ギブソンが監督し、来春公開予定の"The Passion of Christ"「キリストの受難」という映画があるそうで、企画段階から激しい論議を呼んでいたという。というのは、メル・ギブソンは「伝統主義派」という超保守的カトリックセクトに属しており、ここはイエスの死の責任をユダヤ人に負わせる立場をとり、それを否定するローマ法王の権威も認めないのだそうだ。何しろ、ナチスによるホロコーストも否定するというのだから、徹底している。

そういう立場の人間がキリストの死をえがく映画をとれば、それは反ユダヤをあおるような内容に決まっているというのが、アメリカでの風評だったわけ。メル。ギブソンはそうした下馬評を打ち破るべく、この夏ごろから、宗教關係者や人権運動家などを招いて試写会を繰り返してきており、おおむね好意的な評価を得てきているという。

ところが昨日BBCが報じたところによれば、この映画の撮影中、ちょっとした(ともいえないが)事故があったらしい。ジム・カヴィーゼルが演じる主人公イエスのシーンを撮影しているとき、雷がおちてジム・カヴィーゼルと助監督が負傷したという事故である。目撃者によれば、「30mほど離れたところでも、カヴィーゼルの耳から煙が出ているのがみえた」というのだから、ほとんど直撃に近い物だったようだ。

ただ幸いなことに、カヴィーゼル、助監督ともたいした怪我には至らなかったそうだ。撮影中に雷が落ち、なおかつたいした怪我もしなかったとういのはほとんど奇跡にちかい。論議のある映画の出来に、神様も関心持っているぞという警告か、それとも積極的なプロモーション活動をしていただけたということか、神のみ業はまことに図り難い。

Posted at 22:54

2003年10月23日  Happy Birthday, Universe![今日は何の日]

今日は何の日。なんと、紀元前4004年前の今日、地球というか、宇宙そのものが誕生した日なのである。休日でないのが不思議なぐらい。

17世紀、アイルランドの大司教にして、ダブリンのトリニティカレッジ副学長であらせられたジェームズ・アッシャー神父(1581-1656)が、旧約聖書の記述をもとに中東やエジプトの暦法を勘案して、世界の始まりは紀元前4004年の10月23日であると推論した。彼の結論は、19世紀になって地質学、考古学がそれに明白な反証を提出するまで、ヨーロッパ知識人の常識となっていた。彼の具体的推論過程に興味ある方は、ここを読まれたい。

不思議なのは世界の始まりであった10月23日を日曜日だとしていることで、私みたいな異教徒は月曜日だったのではないかと思うのだが、違うらしい。六日かかって世界をつくったところから時間も始まる、ということなんですかな。*

アッシャーはほかにも、アダムとイブが楽園から追放された日を同年の11月10日月曜日、ノアの箱舟がアララト山に漂着した日を紀元前1491年5月5日水曜日としている。たぶん、これが子どもの日の起源なんでしょうね。え?違うの。

*ユダヤ教では安息日は土曜だから、日曜日から時間が始まるのが当たり前、という指摘メールがあった。キリスト教とは違うんでしたな。
Posted at 20:11

2003年10月22日  チャーリー・フロイドのように[今日は何の日]

Cfloyd.jpg アメリカの大不況時代、「オクラホマの義賊」として知られた、チャーリー・”プリティボーイ”・フロイドが、追跡劇の末、1934年の今日、射殺される。享年30。

貧しい農園にうまれ、10代から盗みに手を染めたチャーリー・フロイドであったが、「盗みはすれども非道はせず」を貫き、しばしば貧しい人たちのためにほどこしをしたり、銀行強盗ついでに人々の借金証文も奪って捨てたりしたので、ロビンフッドの再来として人気を得た。

彼を何度も取り逃がした警察、FBIは、チャーリー・フロイドを「国民の敵ナンバーワン」と呼び、メンツをかけてその行方を追った。その罪状のなかには、デッチ上げもかなりふくまれていたという。

彼は生涯の間に、30の銀行をおそい、10人の人間を殺したが、「自分を殺そうとした人間以外を殺したことはない」と弁明していた。彼はその端麗な容姿と、犯罪現場でも慎み深く礼儀正しい態度をくずさなかったことでプリティボーイと呼ばれて人気を得たのだが、彼自身はそのあだ名を嫌っていたらしい。

彼はまた、新聞記者と会見して記事を書かせ、メッセージを世に送るという、同時代の「ボニーとクライド」のような手法も使って、警察当局からの憎しみをかった。彼が射殺されたとき、彼は負傷しており、もはや武装もしていなかったが、なお逃げようとするところを背中から撃たれた。

アメリカでは彼は今もある種の国民的英雄で、歌になったり映画になったりしているのだが、惜しむらくは「俺たちに明日はない」のような名作に恵まれず、国外にもポピュラーとはならなかったようだ。でも、日本でこんなレコード出している人もいるけれど。

Posted at 21:10

2003年10月21日  <癒し>のナショナリズム[本とか映画とかTVとか舞台とか]

小熊英二・上野陽子の「<癒し>のナショナリズム」(慶応義塾大学出版会)を読む。小熊の指導していたゼミ学生が、自分で「新しい歴史教科書を作る会」に通って参与観察し、卒論にまとめたものを改訂して出版したものである。大学のセンセというのは、なかなか役得があるものじゃと思ってしまう私はほんとにオヤジ。ついでに小熊研究室のサイトをのぞいて、同姓同名のミュージシャンがいるのかいなと、呆然自失してしまうのも世代の差ですな。一回り違うだけなんだが。

結局、「新しい歴史教科書を作る会」は、色あせた既成左翼のアンチというところで、はなはだ実体の乏しい帰属意識を得ようとしている、ある種の病理集団であり、当面は過渡的存在でありつつも、より強固な実体として立ち現れる可能性はあるという指摘である。程度の低いところでは、2ちゃんにトグロをまいているようなウヨ厨たちもその類といえるだろう。その手の立ち位置で匿名発言する人は多いのに、実際にサイトを作って自分の意見を明らかにする人はそう多いわけではない、というのも納得できる。

「プチナショナリズム」などと名づけて、つまらぬおしゃべりのネタにするだけのスカ連中とは少々違うようで、ある程度の論議を広げる力のある言説だろうとは思う。ただ、正直言ってオリジナリティがあるといえるのだろうか。F・フロムの「自由からの逃走」と、リースマンの「孤独な群集」をパクっているといわれてもしかたのない内容だとおもうのに、その辺への言及がないのがちょっと不思議だった。見落としたのかしら。

せっかくの体当たりの参与調査の結果を前にしても、そんなホコリまみれの本しか連想しないで、あの手の団体ってのは、しょせん自分の論理がもてなくて画一主義に逃げ込んでるだけの気の毒な連中なのさなどと、床屋政談で批判したようなつもりになってしまうのが、私の世代の限界なんですかなぁ。

Posted at 20:27

2003年10月20日  子分肌[日常]

私の住む町が属する選挙区からは、某与党の若手議員(といったって私より一つ上ぐらい)がでていて、同じ選挙区の有力野党議員と激しく競り合っているらしい。公示前なのに、毎日のように宣伝カーが路地裏まで入ってきて、すでに選挙終盤のような悲痛なお願いをされるので当惑してしまう。

Sというこの議員は、反コイズミの最大派閥に属しながら、早い段階でコイズミ支持の姿勢をあきらかにし、「改革を頓挫させることだけは許されない」といい続けてきた。以前からコイズミとしっかり握手しているポスターを散々使いまわしていて、今回のコイズミ降ろしの中でも差し替えしなかった。

当然ながら二世議員で、親の地盤をしっかり引き継ぎ、最大派閥でなおかつコイズミ人気あやかりのいいとこ取りなのに、この人が必死になるには少し理由がある。というのは、この人はかの鈴木ムネヲ氏が権勢を振るっていた当時はその腰巾着で、「ムネムネ会」という議員によるムネヲファンクラブの会長だったのだ。

いくら物覚えが悪いこの国の選挙民も、あそこまで叩かれた人のことは覚えているので、S議員が街頭演説なんかしていると、「いよっ、ムネムネ会会長!」などという野次が入って、聴衆大爆笑。何とか「改革の旗頭」のイメージを優先させないと、命取りになるという危機感丸出しなのだ。

けさ、この人のビラが新聞に入っていたが、今度はあのアベ幹事長と肩を組んだ写真が表紙である。コイズミと固く握手した写真と全く同じ狙い。もうちょっと他に手はないのかね、と失笑。思うに、この人は徹底した「子分肌」なのだろう。回りで一番ウケそうな人間のところにすりより、パシリとなって自分の地位を築くわけだ。ただ、その見込みがあまり正しくない、というのがちょっと悲しいところ。

そのビラ読めば、いい事いってるんですよ。既得権の過剰保護をやめ、都市住民の利害を優先した政治に組み替え、社会活力を再生させよう。それを、既得権バリバリの旧勢力地盤にたち、かつ最大派閥の陣笠という立場でどうやるのかというのは、なかなかの見ものではあるけれど。ぜひ子分肌を貫徹して、支持者たちもいいとこ取りだけできるように、頑張ってほしいとおもう。

なお、「子分肌」という言葉は、殊能将之さんがフジTVの笠井信輔アナをさして、「親分肌」から作った造語だと思っていたら、Googleで調べると3000件以上も出てきたのでビックリした。こんな日本語がすでに定着していたとは。

Posted at 20:22

2003年10月19日  Staplerfahrer Klaus[本とか映画とかTVとか舞台とか]

メインのプロバイダであるBiglobeが、このたび無料で使えるディスク容量を100MBまで上げてくれたので、かねて蒐集していた大き目の動画ファイルなどをそちらにアップしようとおもう。著作権のことなどは…、まぁ、あまり細かい事いわないで。もちろん、クレームがくればすぐに引っ込めます。

というわけで第一弾はこの"Staplerfahrer Klaus-Der erste Arbeitstag "。「フォークリフト運転手クラウス:初めてのおしごと」。新人のフォークリフト運転手が巻き起こす大騒動を、9分ちょっとの動画にしたもの。

はじめに「構内運搬労働団体製作」というキャプションが出るのだが、IMDBの解説では、安全講習フィルムであるかのように作ったホラーコメディとある。その評価は10点満点で8.4というのだから、かなりの人気作品といえるだろう。(ちなみにMatrixが8.5で、Relodedなら7.2。スター・ウォーズなら、第一作には負けるが、それ以外には全勝である)

確か「サイコドクターあばれ旅」で、以前紹介されていた。転載サイトにリンクしたら、そこの管理者から、トラフィックの超過料金とられたから、おまえが負担しろというような、理不尽な要求がきたというトラブルがあったらしい。

検索すればそこらじゅうにフリーで公開されているので、いまさらここに持ってくるのも余計なような気がするが、そこはまあ、トラフィックを気にしなくてもいい無料スペースがせっかくあるのだから、使わないともったいないという貧乏根性が優先するのです。

映像へのリンクはこちら(約7MB。要WindowsMediaPlayer、もしくはその互換ソフト)。全てドイツ語だが、全く翻訳の必要はない内容。

Posted at 18:12

2003年10月18日  大団円[夢]

「さて」と、私は集まった一同にむけて話し始める。
「ここにおられる皆さんには、ひとつの共通点があります。あの事件の当日、あの現場にいたということです。そして、一部始終を見ておられた」

人々は私と眼が合うと、そ知らぬ振りでそれを避け、平静をよそおう。
「ここで、あの時の皆さんの行動を、時間を追って再現してみましょう。まず、あなたから」
指名された男は気にもしない様子で、顔も向けずに答える。「覚えちゃいないよ。あの日というけど、いつのこと?」
あれ、そこまでとぼけるかな、この男。ちょっとまずい……。「まさか、あの事件のことも知らないと?」
「知らないよ。事件とか、現場とか、何のことなの?」

私は動揺をさとられまいと、ゆっくりと話を進める。「仕方ありません、私からまず概略を述べましょう。そもそも、……」そこで詰まってしまった私を、一同が注視する。
「そもそも、何があったというんですか?なんでこんなことやってるの?」

そうか。この連中が説明して、自動的に展開してくれると思ったのに、ダメだったか。実は自分でも何があったかわからないんだよな。当惑と気まずさの中、このあと出来ることは、さっさと眼を覚まして起き出すことだけ。

当然目覚めもやたらに悪い。ええい、今日は仕事休みにしようかな。

Posted at 10:10

2003年10月17日  思わぬ隠語で車名変更[ネタ]

カナダのニュースサイトが伝えるところによれば、ジェネラルモーターズ・カナダは、来年から売り出されるはずだった高級セダンの新シリーズ「ビュイック・ラクロス」を、カナダ国内だけは名称変更して売り出すと決定した。

ラクロスといえば、フランス語で「杖」、特に司教がもつ「錫杖」の意味があり、似たようなスティックをもってボールの取りっこをするスポーツの名前にもなっている。ところが、本家とはちょっと違うフランス語を使うケベック地方では、「マスターベーション」の隠語になっているのだという。なお、カナダ以外ではラクロスという名前で出る予定は変わらないとのこと。

この話で思い出すのは、日産のミニバン、「キャラバン」のラインアップにあった「ホーミー」という車種。Homyで、くつろいだ、家庭的というようなイメージを狙ったのだろうが、これがまずいことに沖縄では女性器の名称そのまんま。結局このシリーズは沖縄には出荷されなかったとか、出荷はされたが販売店で別の名前のエンブレムに付け替えたとか、CMが禁止されたとか、いろいろな内容の言い伝えとなっているようだ。

日産のサイトをみると、このキャラバンには現在、「ホーミー」シリーズはなくなっている。ゴーン会長、沖縄で売りにくい物はよそでも売りにくいと、GM以上の大英断を下したのですかなぁ。なお、GMには似たようなことが以前にもあったそうだ。系列のシボレーが出したNOVAという小型車が、スペイン語圏でサッパリ売れず、調べてみたらNOVAはスペイン語で"Don't Run"という意味だったとのこと(前掲ニュースサイトより)。

Posted at 20:54

2003年10月16日  学生集めも大変[都市伝説・デマ・トンデモ]

以前、「人知れずみまからん」という、こちらからのパクリネタを書いたことがある。ある出版社の従業員が職場で急死したものの、数日間誰にも気付かれなかったという「事件」である。

その話をそのまま使ったTVCMが登場したのを、やはり元ネタサイトが紹介している。そのCMはオーストラリアのパースにある大学が、学生募集のために作ったもの。30秒という比較的長めのCMで、オフィスの一点に固定された映像と、ナレーションだけで構成されたシンプルだが味わい深いもの。

タークルバウムというもとの長い名前は、ハリーに変えられていて、彼に声はかけるがそれ以上かかわらない同僚たちの動きだけを撮るというつくり。「これは本当の話だ」と解説され、「キャリアの選択は慎重に」と、大学の宣伝につないでいる。

ちょっと狙いが抽象的に過ぎるような気がしないでもなく、なんであの話を使ったのか、そもそもジョークだと判断しているのかどうかもわからないところがあるが、やはりそういう突き放した感覚を意識的に追求しているのだと解しておきたい。すぐに差し替えられるような気もしないではないので、こちらに保存しておく。ウィンドウズメディアプレイヤーか、その互換ソフトが必要。

その大学のサイトはこちら

Posted at 22:18

2003年10月15日  犬にナチ式敬礼を教えた男、起訴される[ニュース]

ベルリン在住の男性が、自分が飼っている犬に、ナチ式敬礼の芸を教えたという罪で起訴され、公判が開かれた。

54歳になるロナルド・Tは、自分の飼っている雑種犬に「アドルフ」という名前をつけ、右前足を上に掲げるナチ式敬礼を教え込んだ。この男が昨年、隣人といさかいを起こし、警察が呼ばれたとき、男は「ジーク・ハイル!」と叫んで犬に敬礼をさせたという。

男は「違憲団体の象徴を行使した」罪に問われ、最高3年の刑がいいわたされる可能性があるとのことだ。なお、アドルフは動物保護施設に引き取られたが、周囲の住民たちは、飼い主が何を教えようと、犬に責任は問えないという意見だ。

以上、妙なニュースサイトで紹介されていたもの。あんまりはっきりした日時や場所が書いてないので、ガセかもしれない。"Hund, Adolf, Sieg Heil,"などと、いろいろ妙なタームでドイツ語圏を検索してみたけれど、元記事と思えるものはさっぱり見つかりませなんだ。

本当だとしても、イカレたネオナチおやじに何とか法の網をかぶせるための、苦肉の策というところなんでしょうかね。目的は判らんでもないが、あんまりにも恣意的で、民主国家のやることではないような。

なお、これを報道しているメンフィスの芸能ニュースサイト(?)では、この記事に犬の写真を添付しているけれど、これは全く事件とは関係ない犬だそうだ。何しろ名前がラムズフェルドだそうで。

Posted at 22:06

2003年10月14日  「生活笑百科」VS「行列のできる法律相談所」[本とか映画とかTVとか舞台とか]

最近、日常的なトラブルに対して、弁護士が法的アドバイスをするようなTVバラエティが、民放でも複数放映されているようだ。日テレでやっているのは、何人か弁護士が出てきて、法解釈の違いをたたかわせるような番組だったが、法律など要は口先三寸で何とかなる要素が多いのだという幻想をもたらすところが、新しいというか、グローバルスタンダード化しているというか。

ああいう番組であおられて、トラブルを法廷にもちこんだとしても、日本の裁判というのは是も非もない「談合」あっせんの場なのだというのを知って、愕然とするのがオチなんですけどね。大多数の弁護士というのは、そういう談合制度の周辺でマッチポンプをやるせこい利権屋にすぎないというのも、ちょっと人生経験をつめば散々思い知らされることである。(もちろん、法の運用を通じて社会正義を実現しようとするような、立派な弁護士さんもいる(と思う)。)

そういう意味では、法律や司法というものが、正義の最後の砦であるという旧態依然たる幻想にがっちりと依拠して作られている、NHKの「生活笑百科」のほうが見ていてまだ心地よい。トラブルをつまらん再現芝居でやるのでなく、漫才でやってみせるという構成もいい。

kodama_hibiki.jpg何より、この番組は関東地方のTVで、「大木こだま・ひびき」の芸を見られるほぼ唯一の機会だというのが大きい。彼らも毎週出るわけではなく、せいぜい月に一~二回というのが淋しいのだけれど。私の希望としては、仁鶴はもう引っ込めて、「大木こだまの生活笑百科」にしてもらえれば最高なんだけれどね。上沼恵美子は面白いのだが、大木こだまとはちょっと噛みにくいような気もする。そのあたりは演出の腕ということだろう。(写真左から大木こだま、ひびき)

などといっていて、先週日曜に日テレの「行列のできる…」を見ていたら、なんのことはない、ちゃんと大木こだまが出演しているので驚いた。でもよく見れば、「弁護士軍団」の席に座っている。当惑しながらみていたら、大木こだまと見えたのは弁護士の丸山和也という人だった。顔ほとんど一緒だぞ。関西弁ではないが、声も似ているし。

やはり「行列のできる…」の製作スタッフにも、大木こだまの不在を惜しむ人がいるので、あのキャスティングをしたのだなと思うのであった。「そんな奴ぁおらん」ってか。

Posted at 21:53

2003年10月13日  精液に抗うつ効果?[医学・科学関連]

3日前に「フェラチオは乳癌リスクをへらす」などという冗談記事を紹介したら、掲示板のほうで、精液アレルギーで死亡例が出ているような話とか、パートナーがコンドームなしでセックスする女性はうつ状態になりにくいなどというような報道があることが紹介されていた。ここは関連情報としてちゃんとフォローしておくべきであろうと、大雨の午後、検索を駆使して暇つぶし。

アレルギーのほうは、不妊カップルの治療ルーチンに、ダンナの精液に対する抗体を調べたりするぐらいで、そう不思議でもないような気がする。やはり、「精液の抗うつ効果」のほうが少々インパクトがたかい。

紹介されていたリンクは、女性のための総合ポータルという感じのところ。カナダの新聞記事を紹介したものだが、その元ネタはこちららしい。NY州立大学アルバニー校の心理学教授、ゴードン・ギャラップ氏が、293人の女子学生を対象に行った調査研究を解説したものである。

彼のグループは、調査対象の女子学生に対して、ベックうつ病調査票(BDI)という質問紙調査を行い、抑うつスコアを算定した。そして、彼女たちのパートナーがコンドームを使う頻度(無使用、時々、通常、常に、それと全くセックスしないの5群)に応じて、BDIの抑うつスコアが上がる傾向があることを示した。(63点満点のBDIで、無使用群から順に平均値が、8、10.5、15、11.3。無セックス群は13.5。なお、BDIでは11点以上は軽度の気分障害、17点以上だと治療的関与の必要があると判定する)

また、コンドーム無使用群では頻回のセックスが抑うつスコアを下げる傾向が明らかであったのに、コンドーム使用群では影響がなかったという結果もみられたという。ギャラップ達は、無コンドーム群が経口避妊薬を使っていることの影響や、パートナーとの関係性などの要素も検討したものの、それらではこの結果を説明しきれず、精液そのものの何らかの成分が女性の体の中で、ある種の気分高揚作用を示すのだろうという中間的結論を下している。

彼らはさらに700人を対象にした大規模調査も行っていて、同様の結果を得ているという。なお、私が調べた限りでは、彼らの女子学生を対象にした研究のほうは、昨年6月、"Archives of Sexual Behavior"に公表されているが、その後の拡大調査のほうはまだ論文化されていないようだ。また、この論文は今のところ、あまり他の研究者が参照することもないようで、ギャラップ教授自身のウェブサイトをみても、そちら方面を今後追求していこうとはしておられない様子。

BDIはやたらに主観的な言語表現に偏っている印象があり(そりゃまぁ、精神症状というのは主観的なものだけれど、もう少し身体症状を取り入れるとか、普通の気うつと、症状としての抑うつを区分けする姿勢があってもいいような)、私なんかはこんなものは絶対使わないし、その結果がちょっと違うようなことにそう意味付けしても仕方あるまいと思うが、マスコミとか個人サイトのレベルでは一時かなりウケた研究であった様子だ。

一番解せないのは、精液に抗うつ効果があるとしたら、それの供給タンクである男性側へも当然影響があってしかるべきなのに、そこにはなんら触れていない点。確かに、軽症うつ病が女性に多い印象というのはあり、男性に発症すると逆に治りにくい傾向があるというのも実感する。普通そういうのは、男性が無理を重ねて弱音を吐かないからなどと軽くいわれるのだが、それは実は自家生成抗うつ成分のために発症がすくないので、男性発症例が直りにくいのは、自家精液治療でも改善しない遷延例だからだ、なんていうような大胆な主張が、そのうちされるかもしれない。実際の治療に役立つといいんですがね。

Posted at 21:32

2003年10月12日  "Syndicate this site (XML) "ヤンペ[PC・MT]

デフォルトで機能するように設定されていて、なおかつ結構なサーバー負荷をかけるらしい"Syndicate this site (XML) "にかかわる機能について、自分で何に使うのかわからないようなものを作動させているのはあまりにアホなので、そちらをリビルドする機能をオフにするのと同時に、表紙のリンクもヤンペにした。これ以後は更新はインデックスとアーカイブだけになる。それではここがまずくなるよ、ということを後存知の方がいたら、こっそり教えていただければ幸いである。

ここの記事アーカイブに直接リンクしたい方は、インデックスのほうに表示されている間はそのリンクを使っていただき、その後はソースのnameタグを確認して、そちらにリンクするようにしていただければ吉かと。

Posted at 23:03

2003年10月12日  お台場≒つくば説[日常]

去年の今頃も書いたような気がするが、某しがらみで、とあるアート系の催し物を見に行くことになる。会場は当初、今をときめく六本木ヒルズを予定していたらしいが、向こうの事情で断られたとのことで、お台場の空き地で行われることになったという話。

工業系デザイン展といえばいえないことはない催し物なので、結構企業とか、外国政府などもからみ、空き地のしょぼいイベントにしては、いろいろな企画がされている。一角にはステージがしつらえられ、やる気なさそうなボサノババンドが演奏しているし、きれいなお姉さんが回ってきては、気色悪く甘ったるい酒なんかを、昼前なのにタダで配ってくれるのである。

しかし、休みだというのに(休みだからかもしれないが)、一般観衆は気の毒なほど集まっておらず、折悪しく昨夜からの雨にたたられて、野天に展示されている作品群は意味なく濡れそぼっているばかりなのであった。

昼飯でも食おうということで、あたりを散策してみるのだが、いわゆるお台場の中心部とは微妙にずれているので、せこいハンバーガー屋ぐらいしかない。近くのでかいビジネスビルに入ってみるが、そこのレストラン街もほとんど休みで、なんとかやっているところを見つけて入ったものの、社員食堂のおばちゃんでも、もう少しマシな客あしらいをするのではと思うほどの対応。

こういうサービス業のホスピタリティ欠如や、やたらに無意味に斬新なデザインの建物がたちならびつつ、それでも寂しくうらびれている情景をみて、どうもどこかでこの雰囲気を感じたことがあると思って気がついた。「つくば学園都市」とまるきり同じなんですね。歩道のペーブメントの隙間から飛び出している、ペンペン草の情けないたたずまいまで同じ。

こういう未来都市廃墟みたいなところを、ちょっとしゃれた都市空間のように言うしかないのが、昨今の文化状況なのかと、多少呆れながら帰ることに。気分はほとんどプチ大友克洋。首都高にそのまま乗るのも芸がないので、一般道を使いつつ、葛飾柴又によって帰る。こちらは満員御礼の繁昌ぶりで、なるほど、こういう雰囲気でないと日本人はダメなんだろうなと、一人納得するのであった。

Posted at 22:43

2003年10月11日  デジカメ売ります[ネタ]

san_ferm_s.jpg10月初めに出回ったチェーンメールとのこと。(引用はまたもこちら

<表題>デジカメ売ります

<本文>デジカメ売却希望。当方は現在入院中で、今後使用予定がなくなったため。このカメラで撮った最後の写真を添付。ご覧のように画質は保証。(添付写真の画像クリックで拡大)

デジタルカメラの個人売買通知を模した、冗談メール(たぶん)。スペインはパンプローナで開かれる、「牛追い祭り」として知られるサン・フェルミン祭を、うまくネタに使った洒落た仕上がり。写真はロイター報道からパクったようだ。

ところで、何であれが「牛追い祭り」なんだろう。どう見たって「牛追われ祭り」だと思うんだが。

     暴れ牛 追われてみたのは いつの日か  - Webmaster

Posted at 13:08

2003年10月10日  フェラチオは乳癌リスクを減らす?[都市伝説・デマ・トンデモ]

CNN.comは今月2日、「フェラチオは女性の乳癌リスクを著明に減少させる」という、ノースカロライナ州立大学の研究者たちによる調査研究結果について報道した。

その「報道」によると、この調査研究は25歳から45歳の女性15000人以上を対象に行われ、定期的にこの行為を行う女性群の乳癌発生率が1.9%であるのに比し、これを行わない群では10.4%という、5倍以上の高率となることが示されたという。

記事には、研究グループの一人とされる、インサルタ・シャフテェア博士(Dr. Inserta Shafteer)のこんなコメントも記されている。「こんな簡単な行為で、女性のリスクを減らせるのです。この事実があきらかになってから、私も毎日これに励むようになりましたわ。乳がんリスクを減らすためにね」

この博士の名前をみただけでも明らかなように、これは全くのでっち上げ記事で、そもそもこのCNN風にしつらえたページがあったのが、ノースカロライナ大学の学生によるサイト。このページが注目をあびた直後に、CNNとアソシエイトプレスから法的手段をとると警告されたとのことで、今はお詫びのコメントがさびしげに書かれているだけ。

もっとも、「また、もっと面白いものをご覧にいれる」という決意表明もされているので、楽しみにしておきましょうかね。それにしてもCNNのパロディを上手に作ったものだ。スタイルシートってのは、こういう時のためにあるようなものですな。

引用はこちらから。

Posted at 21:11

2003年10月09日  ゲバラ死す[今日は何の日]

guevara.jpg36年前の今日、ボリビアの山中で、政府軍特殊部隊に捉えられた革命家、チェ・ゲバラが処刑される。享年39。

1928年、アルゼンチンに生まれ、1947年ブエノスアイレス医科大に入学。53年に医学博士になるが、学生時代に放浪した南米各地で目撃した、貧困と搾取解消への志から革命家を目指し、54年にはメキシコにわたってカストロと出会う。

56年にはカストロと共にキューバ革命に参加。革命成功後はキューバ革命政権の要職につくが、65年にはそれを辞してコンゴ、ボリビア革命にはせ参じ、ボリビアの山中で短い人生を終える。彼を捉えた政府軍特殊部隊は、CIAじきじきに彼を殺すための訓練を受けた特命部隊であった。

60年代後半から70年代の初めにかけて、ゲバラはある種のカリスマだった。イデオロギーというものを抜きにした、反逆精神そのものの象徴といってもいいのではないか。もちろん左派が彼をもちあげたのだが、民族派と言われるような右派まで彼をアイドルにし、なかなか男前のその容貌はアンディ・ウォーホールによるポップアートにまでなり、彼の書いた「ゲバラ日記」はベストセラーになった。かの元警察官僚、亀井静香氏が一番尊敬する人物なのだと、今も公言するぐらいなのだから、その頃の雰囲気を理解していただく手立てになるだろう。

彼は短い人生のすべてを反体制にささげた人なのだが、何より権力というものの危うさを知っていた人なのだと思う。あのままキューバにとどまっていても、結局は下らぬ権力闘争に巻き込まれて、自分にせよ、相手方にせよ、ぶざまな姿をさらすに違いないという予感があったからこそ、次の革命の場というか、破滅の場を選んで行ったに違いないと思うのだ。

反体制、反権力といったって、しょせん別の権力を置き換えるだけのこと。ロシア革命にせよ、あの困難な長征をなしとげた毛沢東グループにせよ、新たな専制権力を確立することに成功しただけで、理想に少しでも近い政治形態を作り出したわけではない。朝鮮労働党なんかみれば、2000年ほど昔の権力形態に戻っているだけなのは明らか。

ゲバラに本当にそれが見えていたのかどうかは怪しいものの、局所的成功に居直っているかぎり、理想とは無関係なものになるというあたりは、本能的にわかる人だったんでしょうね。キューバ革命成功直後に、米国との大胆な妥協の道を図るというのも一つの方向だったのではないか、なんて考えるのであります。結局、別の権力闘争の火種になっただけかもしれないが。

Posted at 22:01

2003年10月08日  新ことわざ「借りたトラの威にも返済」[ニュース]

white_tiger_s.jpg
なぜか日本ではあまり報道されない、ラスベガスでの「ジークフリード&ロイ」ショーでの事故。

私なんかは、バブル真っ盛りのころの「ツムラ・イリュージョン」の出し物という風に記憶している、猛獣を使ったマジックショーを行うイリュージョニストの片割れ、ロイ・ホーン氏(59)が、公演中に当のトラに襲われて、瀕死の重傷をおったのが先週の土曜日。(記事はこちら

幸いロイ氏は一命を取り留めるようだが、彼らのショーを売り物にしていたラスベガスのミラージュホテルは、彼らの公演予定をすべてキャンセルし、ショー関係で雇用していた300人近い人々に対して、ホテルが直接雇用していた人は配置転換し、他は解雇する予定らしい。

ロイ氏が入院している病院の外では、ろうそくに火を点して彼の回復を願う人々が集まっているというが、その中にはかなりの数の従業員が混じっている様子。一番かわいそうなのは、ロイ氏に強めにじゃれついてしまった、ホワイトタイガーのモンティコア(7才♂)。今も隔離されているというが、散々彼らのために働いてやったので、たまにはじっくり遊んで欲しかっただけなのとちがいますかなぁ。薬殺なんかされることになったら、あまりに気の毒。

事故のあった日は、ロイ氏の誕生日だったそうで、ショーではちょっとしたお祝いイベントがあった直後だったらしい。それで気がゆるんでいたのか、今年は白黒ジマのトラが意味不明に元気だということを忘れていたのか。

写真はミラージュホテルサイトからの借り物。

Posted at 22:45

2003年10月07日  私のブッシュ!(詩人篇)[ネタ]

合衆国ファーストレディ、ローラ・ブッシュ夫人は、10月3日に開かれた国民ブックフェスティバルの席上で、ブッシュ大統領が彼女に贈った「詩」を披露した。それは、ローラ夫人が先月末からヨーロッパを巡り、フランスのブックフェスティバルに出席した際、シラク大統領から手にキスされた情景に対してかかれたものだという。

バラは赤く、スミレは青い
我がいとしのベットのコブよ (*)
君を待ち焦れる

バラはなお赤く、我もまたブルー
あのカッコつけフランス野郎が君に唇を寄せるのをみて

犬と猫もまた、君を待ち焦がれる
君が取り落としたるバーニー(**)はなお怒り気味
いとしの人よ、こんなにも離れ、二人は遠い
君がまた冒険を望むなら、共に空母に着陸しよう

(*大統領は妻を『ベットのコブ』と呼ぶそうだ。理由?知りまへん) (**大統領夫妻の飼い犬。空港で夫人が落っことしたので有名だそうな)

これは私の英語読解力のなさから来た、まったくの誤解だと思いたい。ちょっと酔っ払っているので、その影響も絶対あるはず。そう間違ってもいないということなら、ほとんどこれそのまんま。

引用はこちらから。

Posted at 22:33

2003年10月06日  「鉄の女」の気になる病状[医学・科学関連]

かって、衰退する大英帝国をそれなりに持ち直したと評価される、かのマーガレット・サッチャー元英国首相(77)が、深刻な健康状態に陥っているという報道がある。これを報じているのがサンデイ・ミラーという日曜版の大衆向けタブロイド紙で、BBCニュースなどをみても全くふれられていないので、ガセや誇張記事の可能性も高いが、文面からは結構真実味も感じ取れるので、あえて紹介。

今月5日付のサンデイ・ミラー紙によれば、ある夜、午前2時に彼女は起きだし、きちんと着替えをした上で、警護責任者を呼びつけ、自分を「次の会合」に連れて行くように命じたという。そのとき彼女は、今年6月に亡くなった、夫のデニス卿はどこにいるのかと尋ねたともいう。

彼女は数回の脳虚血発作を起こしており、そのたびに痴呆症状が進行してきていて、側近を不安がらせている。関係者の一人はこう語る。「元首相はとてもはっきりしているときがあるかと思うと、次の瞬間には夫君の死も忘れているという状態なんです。世界にそのタフさと決断力、影響力をしめした女性が、こんなになってしまうなんて悲劇としかいえません」。

老人医学の専門家がサッチャー元首相専属となっており、薬が処方されている。彼女の病状が表面化したのは、夫君のデニス卿が88歳で死亡した今年の6月以降で、家族はそのとき以後、看護師をフルタイムでつけるようになった。

元首相のスポークスマンは、健康状態については楽観的な見通しを述べている。「今は夫君が亡くなられたばかりという困難な時期です。段々と元の生活を取り戻していかれるでしょう。保守党の会合に出ていないのは、後進に道を譲るために、以前から決定していたことです」。(引用は以上)

この報道が事実だとしても、意識水準の変動レベルで、痴呆が固定してきている段階ではないようだが、今後の進展は運次第という印象が強い。彼女の盟友だったレーガン元大統領はアルツハイマー病になるし、彼女のほうは脳血管性痴呆(の前駆症状)というのは、なんとなく宿命みたいなものを感じないでもない。しょせんなるようにしかならないこの浮世なので、あんまり一所懸命に職務に尽くすと消耗が速いらしいというのが凡夫の教訓になるかも。

レーガン元大統領が身を粉にして働いたかといわれると、ちょっと違うような気もするが、サッチャー元首相はそういっても間違いはないだろう。

Posted at 22:50

2003年10月05日  Izzy[本とか映画とかTVとか舞台とか]

Izzyという女性歌手のCDをかう。最近はやりの、クラシック・クロスオーバー系(こんな言い方でよかったんだっけ)のソプラノである。シャルロット・チャーチほど可憐系でなく、サラ・ブライトマンほどショービズ系でもなく、フィリッパ・ジョルダーノほどゴージャス狙いでなく、というところを想像していただければいいかもしれない。

この人はFM放送のインタビューで知った。かなり本格的な音楽教育を子どものころから受けていて、なお私にもわかるようなコックニーなまりが残っているのに好感をもったというわけ。どこの国でも、お笑い系でもないと、有名人になったらお国なまりを隠すものなのにと。

それはそれとして、この人のように短い名前だとネット検索がしにくくて仕方ない。イジーなんとかというロック歌手がいたり、レコード屋があったり、そう自称する人のBlogがあったりするが、この人の公式サイトは見つからないし、この人に関する記事もなかなか見つけづらい。

もしかしたらこれは、P2P対策のネーミングなのではないだろうか。名前だけでは特定しにくいようにしておいて、検索を逃れるという方法である。この方法を推し進めると、これからはミュージシャンの名前はどんどん短くなっていき、一文字二文字が普通になるのではないだろうか。

アルファベットでは数字を入れても40足らずなので、これから注目されるのはきっと「漢字」にちがいない。それも、あまり複雑な漢字だとすぐ検索に引っかかるので、簡単な漢字が選ばれるのではないだろうか。山とか、川とか。

アジア系でない漢字名前のアーティストが続出するところなんかを想像して、Izzyの「島唄」など聴くと、イマジネーションがさまざまに喚起されて秀逸でありました。

Posted at 18:42

2003年10月04日  ジャズライブ[日常]

上野のジャズクラブへ、ライブを聴きにいくという、私には似合わない粋なアーバンナイトを過ごす。私には、どこでもじっくり落ち着いて座っていられないという性癖があって、こういうイベントはとにかく苦手で、映画やコンサート、観劇、学会はもちろん、散髪だって10分で済ませてくれる千円床屋でないとダメなのである。

今回はライブの主人公である女性シンガーが友人の友人という、FOAFつながりなので、話のネタにもなるかと参加。かしこまって聴かねばならないホールと違って、演奏さなかでも酒飲んでいればいいという、一種の薬物療法が許されるので何とかなるだろうと思ったわけ。ついでだから、ライブの前に近くのコリアンタウンによって、大量の焼肉とビールという前投薬を済ませておく。

ピアノとベース、ドラムスのトリオに、ボーカルという取り合わせで、バックのほうは結構有名な人たちらしいが、肝心のFOAFシンガーのほうはセミプロというか、アマチュアに毛が5本ほど生えたというところか。それでも、妙なタメとかヒネリのない素直な唱法がむしろこのましく、そこそこ楽しめた夕べでありました。機会があればまた来ようかな、と思うには充分。

帰り道、"You'd be so nice to come home to."を女性が歌うときには、どういう思い入れをイメージするんだろうな、などと考える。演歌だったら、きっちゃないオッサンが、女性の視点で「女の操」について歌ったりするのが当然なんだが、向こうの歌はあくまで歌い手の主体性が主張されるものだ。言葉のつくりも違うのだし。"And I love her"を女性が歌えば、"And I love him"になるわけで。

女性が、「ウィー寒い寒い」なんていいながら夜遅く帰ってきて、それを暖炉のそばで待っている旦那が出迎えるという状況は、なかなか歌にならんのではないか、なんて余計なことを考えてしまうのだった。

Posted at 23:42

2003年10月03日  珍命名、その後[ネタ]

先月終わりにこちらで紹介した、アメリカでのニューウェイブ命名に関して、ネタもとの掲示板で報告が相次いでいる。知り合いにオーディオとビデオという双子がいるとか(AVかよ!)、メルセデスとポルシェという兄弟がいるとか(これはもともと人名だものね。小公子はたしかセドリックだったし)。

なんといっても素晴らしいのは、今年2月に生まれた"Urhines Kendall Icy Eight Special K"君であろう。威厳あふれるその名前には、ただただ感服である。Urhinesというのは、"Your highness"らしいのだが、"Urine"と読まれても仕方ないような。

その名前もさることながら、"New Baby News"というところが、病院とタイアップしてやっているらしい、そのウエブサービスに興味が引かれる。生下時のデータや、誕生日にまつわるちょっとした情報などをちりばめた誕生祝いのページを作ってくれるだけでなく、その後も病院、家族の双方が、生育に関するさまざまな情報をアップすることが出来て、医療との連携が出来るというサービスである。

ああいう風にオープンなのは誕生祝いページだけで、あとはちゃんとプライベートエリアになるそうだ。無料ではないようだが、いくらか書いていない。お産の費用に含まれているのかも。少子化の日本でも、病院の落穂拾い商売として展開されるかもしれない。

Posted at 18:47

2003年10月02日  本態性振戦とパーキンソン病[医学・科学関連]

もう二十年以上前のことである。「グラマン疑惑」なる事件が、世間を騒がせた。自衛隊にグラマン社の戦闘機を納入するために、グラマン社が、日本の代理店であった日商岩井を通じて、政府高官にたいして巨額の賄賂を贈っていたとされる事件である。

この事件は、かのロッキード事件に先行していて、むしろロッキード事件のほうがこれを真似したともいわれていたのだが、結局、「政府高官」というのにはかなり不釣合いな小物であった某議員と、日商岩井の経営陣だけが立件される形になって、あいまいなまま収束した。超大物政治家の影がちらつく中、明らかにトカゲのシッポ切りといえよう。

ここまで読まれた方は、お前、この記事の題名間違えてるぞと思われるだろうが、私はこの事件を通じて、表題の「本態性振戦とパーキンソン病」の鑑別診断を学んだのである。国会に喚問された、当時の日商岩井副社長、海部八郎氏が、宣誓書にサインしようとして、手のふるえのためにうまくいかないという場面が、何度もニュースで放映されたのだった。その時海部氏は、「私はパーキンソン病の治療中で、緊張するとうまく字がかけない」という意味の弁解をしておられた。

私は彼がハメられたに違いないという同情の念でそのニュースを見ていたので、あんなふうに病気の症状をしつこく撮らなくてもいいではないかと憤慨するとともに、はて、何かおかしいぞと感じたものだった。

そのころ、私はようやく駆け出し期を脱したばかりで、そう症例を重ねていたわけではないのだが、字を書こうとすると余計にふるえるのは本態性振戦で、パーキンソン病の特徴ではないという程度のことは知っていた。海部氏ともなると、一流の医療機関で治療を受けているであろうから、そういうところで間違えられているはずもなしと、かなり訝しんだのである。そもそも、当時水に落ちた犬のように袋叩きされていた海部氏は、それでも堂々の押しだしを維持していて、体の動きが独特のぎこちなさを示すパーキンソン病にはまるで見えなかった。

彼が実際はどんな症状を持っていて、その後どういう経過を示したのかはしらない。確か70歳ぐらいで、比較的若くして亡くなっておられるはずなので、やはりパーキンソン病をわずらっておられたのかもしれない。パーキンソン病の人に本態性振戦様の症状が加わることもあるかもしれない(見たことはないが)。私が見たのはそういう状態だったのかもしれない。

少なくとも私はその国会喚問の映像を見た時から、この二つの状態の区別には、かなりの注意を払うようになった。治療も全然違うし、なにより予後が違うので、これをいい加減にすると患者側の被害はかなりのものになるのである。といって、そのために専門的なテクニックなどあるわけではなく、単に症状をちゃんとチェックするだけである。例えばこのサイトなどをみれば、素人目にも間違うことなどないことがよくわかる。

ところが一般診療の場で、この二つがちゃんと区別つけられているかというと、ちょっと怪しいのである。どう見ても典型的な本態性振戦の人に対して、パーキンソン病という、そう多い病気ではないはずの病名が実に安易につけられ、副作用をかなり覚悟しないといけないL-ドーパという薬剤が、最初から大量処方されていたりするのをしばしば見るのである。じつに情けないが、それが現状である。

海部八郎氏という、パワーあふれる勤勉さで高度成長の立役者であった人が、巨視的な視点に若干乏しかったためか、米国産軍複合体と政治家にうまくハメられ、法的、社会的非難を浴びただけでなく、ひいては会社自体も傾かせる原因を作ってしまうのである。その無念さは量りがたい。せめて彼が身をもって示してくれた、「本態性振戦とパーキンソン病」の区別をちゃんとつけることで、その無念さに報いられるのではと思うのである。

私は海部氏について、「ハメられた」などと擁護的なことをいっているが、これには全く根拠はない。単に、なんとなく憎めない人だなという第一印象を持っただけ。けっこうエグイこともやってきてはいたと思うけれど、彼自身も、会社のほうも、エスタブリッシュメントではないところに共感しているといえるか。
Posted at 20:52

2003年10月01日  アマゾン嗜癖[日常]

つまらん本を出してから、やはりその売れ行きというものが気になるのは、これ仕方なき人の情というものであろう。二日に開けず、アマゾンの売上ランキングなるものを注目するようになったというのが、いささか情けないといえなくもない。

これに注目するようになって、ちょっと有名な人の本との比較をすぐするようになってしまった。例えば、精神医学業界では有名な和田秀樹氏の本の売れ行きなどを見て、ついつい比べてしまうという、せこい作業をいつのまにかしている。

さすがに和田氏の本となると、ほとんどの本はアマゾン売れ行き順位の三桁か二桁には入るのだが、私のしょうもない本にしても、おなじような順位に時には並ばないこともない。ところが、自分のサイトで紹介したような結構面白い本が、数千数万位というような順位に並んでいるのは普通のことだ。

どうでもいいこととか、たまたまのラッキーをくだくだ並べた本だけが売れて(和田氏のことを言っているのではないので注意)、結構真実に迫っているような本が売れないというのはやはりちょっとおかしい。全般的なところで、何か間違っているのではないかとすら思える。その辺を正直に書いても、まず「売れる」ものにならないのは確かなんだけど。ウソ書けば別だけどねぇ。

本を作って売る業界は、普通のよしわるしの判断なんかと全く無縁な基準に支配されているのかもしれませんなぁ。それは逆に私みたいな人間にも食っていける隙があるということかもしれないので、なにか未来がちょっと開けた気分にはなりますが。

Posted at 22:20