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米国内では2週間ぐらい前に報道されていて、なかなか面白い話だと思うのに、日本ではごく一部の新聞とアカハタぐらいしか報じていない様子なので、後追いながら取り上げてみる。
先月の中ごろ、米国あちこちの地方新聞に、その地元出身でイラクに派遣されている兵士からの手紙が届いた。それらは503空挺歩兵連隊の第二大隊に所属する実在の兵士を名乗っていて、派遣先のキルクークでの奮闘振りと、それがいかにイラク復興に寄与していて、市民たちに感謝されているかを誇らしく語っている。(ここではその原文をまだ読むことが出来る)
ところが、違う兵士の名前でたくさんの新聞(これを取り上げた地方新聞は11にのぼる)に投稿されたのに、その文面は全く同じだったのである。こちらにはそのタイプ原稿が公開されているが、階級と名前のところ以外は全く同じで、サインだけは自筆されているのがわかる。
記事によれば、それらの手紙の投稿者とされた兵士たちは、上官からその原稿を示され、内容に異議がないならサインするように求められたという。中には知らないうちに自分の名前で投稿された兵士もいたらしい(その内容に関しては、現実とかけ離れた物ではないと証言してはいるようだが)。部隊の報道担当者は、兵士が投稿したのは聞いているが、誰かは知らないし、部隊とは関係ないという。
全く同じ内容をあちこちに投稿すればバレるに決まっているので、これは占領政策への無邪気な自画自賛を装った、ある種の反軍サボタージュ活動ではないだろうか。そうデッチ上げが書いてあるわけでもないのに、現地での米軍活動と兵士たちの士気に、重大な疑義を持たせるのに充分な効果を発揮している。もっとも単純に、あまり思慮に恵まれてない人間が考えた、国内世論向け宣伝活動だったと考えるほうが素直かな。
投稿者 webmaster : 2003年10月26日 20:39