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かって、衰退する大英帝国をそれなりに持ち直したと評価される、かのマーガレット・サッチャー元英国首相(77)が、深刻な健康状態に陥っているという報道がある。これを報じているのがサンデイ・ミラーという日曜版の大衆向けタブロイド紙で、BBCニュースなどをみても全くふれられていないので、ガセや誇張記事の可能性も高いが、文面からは結構真実味も感じ取れるので、あえて紹介。
今月5日付のサンデイ・ミラー紙によれば、ある夜、午前2時に彼女は起きだし、きちんと着替えをした上で、警護責任者を呼びつけ、自分を「次の会合」に連れて行くように命じたという。そのとき彼女は、今年6月に亡くなった、夫のデニス卿はどこにいるのかと尋ねたともいう。
彼女は数回の脳虚血発作を起こしており、そのたびに痴呆症状が進行してきていて、側近を不安がらせている。関係者の一人はこう語る。「元首相はとてもはっきりしているときがあるかと思うと、次の瞬間には夫君の死も忘れているという状態なんです。世界にそのタフさと決断力、影響力をしめした女性が、こんなになってしまうなんて悲劇としかいえません」。
老人医学の専門家がサッチャー元首相専属となっており、薬が処方されている。彼女の病状が表面化したのは、夫君のデニス卿が88歳で死亡した今年の6月以降で、家族はそのとき以後、看護師をフルタイムでつけるようになった。
元首相のスポークスマンは、健康状態については楽観的な見通しを述べている。「今は夫君が亡くなられたばかりという困難な時期です。段々と元の生活を取り戻していかれるでしょう。保守党の会合に出ていないのは、後進に道を譲るために、以前から決定していたことです」。(引用は以上)
この報道が事実だとしても、意識水準の変動レベルで、痴呆が固定してきている段階ではないようだが、今後の進展は運次第という印象が強い。彼女の盟友だったレーガン元大統領はアルツハイマー病になるし、彼女のほうは脳血管性痴呆(の前駆症状)というのは、なんとなく宿命みたいなものを感じないでもない。しょせんなるようにしかならないこの浮世なので、あんまり一所懸命に職務に尽くすと消耗が速いらしいというのが凡夫の教訓になるかも。
レーガン元大統領が身を粉にして働いたかといわれると、ちょっと違うような気もするが、サッチャー元首相はそういっても間違いはないだろう。
投稿者 webmaster : 2003年10月06日 22:50