12月14日から三日間にかけて、イタリア全土で世界初とも言える、TV視聴者によるストライキがおこなわれ、成功裏に終了した。参加者はほぼ50万人近くに達したという。(こちらを参照のこと)
これは今月はじめ、イタリア上院で「テレビ・ラジオ制度再均衡法」(ガスパリ法)という法律が通過したことへの抗議としておこなわれた。ご存知のように、イタリアの現首相、ベルルスコーニ氏はイタリアのメディアのほとんどを直接的、間接的に支配しているといわれるが、この法律の成立によって、堂々と独占を合法化でき、首相がオーナーという現状では、報道検閲と同じ事態になる危惧がある。
呼びかけ団体は、現在ベルルスコーニ首相が所有しているTV局3局をボイコットするように呼びかけ、参加者たちは美術館や図書館、劇場、レストラン、スポーツ施設で時を過ごした。このストライキの成功をくわしく伝えているのは、イタリア共産党の機関紙「ウニタ」の記事なので(それもAltavistaのItalian to English翻訳で読んでいるので、イマイチ意味がわからんところが多いけど)、多少その報道は割り引いて読む必要はあるとはいえ、TVというものに対する世界初の実質的大衆行動が行われたことには、ひとまず快哉を叫びたい。
それにしても情けないのは日本の報道機関で、大統領が法案成立に必要な書名を拒否したところまでは報道していても、系列TV局に遠慮したらしく、この反TVストライキには全く触れていない。独占されていなくても、その腐り具合はさらに進行しているということのよう。
投稿者 webmaster : 2003年12月17日 22:25