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2004年01月29日  オープンソース諜報 [社会・歴史]

山形浩生のサイトを見ていたら、彼が訳しはしたが出版予定の会社が傾いてオクラになったという原稿がPDFでアップされているのに気づく。「オープンソース世界のスパイと秘密」というもので、著者はロバート・スチールという元CIAエージェントである。基本的には統括的立場にいたらしいが、いわゆる秘密諜報活動に直接従事したこともある人のようだ。

昔から諜報活動の大部分は公開情報の分析だというのはよく言われることで、特にこの本で目新しいことが主張されているわけではないが、冷戦時代の国家対国家の「対称的脅威」だけでなく、国家対テロリストという「非対称的脅威」に対する諜報活動においても、そのような手法が有効だというあたりが多少新鮮なのかも。それと公開情報に基づく諜報活動を、「オープンソース諜報」と名づけるのも、アレゲではある。

話は変わるが、「余丁町散人の隠居小屋」を読んでいたら、Googleがエクセルのファイルも検索対象にしていることが28日の記事にかかれていた。検索語句のあとにfiletype:xlsと指定すればいいとのこと。世の中には自分の作業用のファイルを、公開サーバーのパブリックディレクトリに置いておく人が一杯いるらしく、「給与:filetype xls」とか「財務:filetype xls」で検索すると、かなり面白いものが一杯引っかかってくる。某大学の医学部教授の給与なんかをみてしまうと、いろいろ悪さして金をためたくなるのも当たり前だと、妙な同情が沸いたりした。

これは当然WORD文書も同じはずだと、「極秘 報告:filetype doc」などと検索していけば、これまたあまり公開を前提にしていないような、結構面白い文章が一杯見つかるのである。そんなわけで、終日仕事もせずに「オープンソース諜報ごっこ」にかまけてしまったのであった。本当の極秘文書を取り扱う立場にある方は、なんぼ家で仕事するのに楽になるからと、職場の公開サーバーなんぞに素でファイルを置いてはいけません。

投稿者 webmaster : 2004年01月29日 15:23