« デヴィッド・ヘルフゴッド | メイン | 先月分記事更新 »

2004年01月06日  ワイルド・スピードX2 [本とか映画とかTVとか舞台とか]

映画鑑賞はすべて他人のDVDコレクションに依存している私なので、なかなか好みが一致しない時期が続くこともあって、今年初めて見たのが「ワイルド・スピードx2」("2 Fast 2 Furious")。タダで借りてきていうのもなんだけど、なかなか面白い映画でございました。

「2」と題打つからには前作があったのだろうけれど、その辺は全くしりまへん。マイアミで右ハンドルのスカイラインGTRに乗ってストリートレースに明け暮れる主人公がいて、こいつはどうも警官だったのがワケあり事情で遊び人をやってるらしく、もちろんその遊び人が一番似合っている男なのであった。

それが昔の上司(?)から、麻薬屋のところに潜入捜査する役割を押し付けられ、なんだかそう必然性もなくカーチェイスばっかりやる話になるのであった。そういう他愛もないユルイ筋書きを云々しても仕方なく、ニトロ充填改造マシンが走り回る話を楽しめばいいというのが大方のおすすめなのだけれど、それほど金かけているようにも思えないカーチェイスは、そう迫力があるとはいえないのだった。

この映画の注目点はただ一つ、ほとんど添え物扱いながら、存在感をいやというほど発揮する女優、デヴォン青木であろう。レストラン・ベニハナチェーンのオーナー、ロッキー青木の娘さんらしいが、少なくとも20年前までなら、「オカメ」と呼ばれて、決してセレブの側に入ることはなかったであろう容貌の持ち主である。

日仏混血で、スタイルは確かに素晴らしいが、以前ならいくらあのプロポーションをもってしても、「スター」にはなれなかったろう。でも、映画で見る限り、その立ち振る舞いはキュートだし、コケティッシュだというだけには留まらない魅力を発揮している。21世紀の美女の理想型をほぼ方向付けた、といっていい女性ではないだろうか。

幸い、私たちの周りには、あのスタイルには届かぬまでも、ちょっとその面影をたたえる女性なら、いくらでも見つけることができるのである。世の男性に、「あなたはデヴォン青木にそっくりだ」というほめ言葉を与えてくれたというその一点で、この映画はある意味、時代的転回点を示した歴史的作品となるのではないかと予感するのだった。

投稿者 webmaster : 2004年01月06日 22:52