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去る2月1日、テキサス州ヒューストン、リライアントスタジアムでおこなわれた第38回スーパーボウルは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファランス)のペイトリオッツが、NFC(ナショナル・フットボール・カンファランス)のパンサーズを下し、2年ぶりの優勝を果たした。熱狂的なそれぞれのチームのファン以上に、この試合の行く末を真剣に見守っていた人々がおり、それは株式市場の関係者であった、というのはご存知であろうか。
アメリカの国技の一つともいえるフットボール、それも年間の総仕上げであるスーパーボウルに関しては、さまざまな都市伝説がささやかれるので有名だ。いわく、スーパーボウルのハーフタイムには全米のTV観戦者が集中してトイレに立つので、下水システムが一気に破壊される、この試合がある日には、夫による妻へのDV事件が倍増する、この日にディズニーランドに行くと、アトラクションには待たずに入れる、などなど(書くまでもないだろうが、これらはすべて事実ではない)。
中でも特に有名なのが、「その年の株価動向はスーパーボウルの勝利チームによって予言できる」というものである。NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)はAFCとNFCに分かれており、それぞれのリーグ戦で優勝したチームがスーパーボウルで対戦するわけだが、もしNFCのチームが勝てば株価は上がり、AFC側が勝てばその年の株価は低迷するというのである。
1967年にはじまるスーパーボウル37年の歴史を振り返ると、株価動向がその理論どおりになった年は実に30年に及ぶ。的中率は実に81%を超えることになる。試合の前の1月26日に、真面目な経済記事としてこちらで扱われており、最後にいままでの勝者とその年の株価動向(指標はスタンダード&プアーズ500)が表になっているので参照していただきたい。(注:表では2001年の勝者ボルチモア・レーベンズがNFCと誤記されている。)
もっとも、ここ数年はこのスーパーボウル株式予想はあまり当たっていなかったようだ。特に98年と99年、AFCのデンバー・ブロンコスが連勝しているが、両年ともバブルを懸念させる株価上昇の年であった。2000年はNFCのセントルイス・ラムズが勝つが株価は下落、2001年、2002年はAFCチームの勝ちで理論どおり下落。昨年ようやくNFCのタンパベイ・バッカニアーズが勝って、久々の上昇が見られたばかりなのである。
株式関係者の願いは、創立8年目のカロライナ・パンサーズが勝って、2年連続の上昇機運を確実にすることだったようだが、結果は先に述べたとおり、2002年の勝者であったペイトリオッツが再び栄冠に輝くことになった。なお、2002年には株価下落率は23.5%を示している。関係者の顔色はあまりさえないに違いない。
というわけで、宗主国アメリカの景気にすべてを負っているわが国の経済に関して言えば、今回のスーパーボウルの結果はまことに遺憾なものであったといえよう。もし株式投資をされていて、この80%の的中率を重く見られる方がいれば、なんとか損失を回避されるよう、売り抜けの工夫をされればと思う。
もちろん、これは面白おかしく伝えられている伝説の類で、しかもこちらはその伝え聞きを書き散らしているだけなので、外れていようが正しかろうが、責任など一切とらないので悪しからず。
投稿者 webmaster : 2004年02月03日 21:44
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