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2004年02月08日  「牛転がし」非合法化? [都市伝説・デマ・トンデモ]

アメリカの田舎に住む若者たちには、「牛転がし(cow tipping)」という悪ふざけの伝承があるのだそうである。どんなことをするのかというと、夜中に仲間たちと牧場にいき、立ったまま寝ている牛の群れに近づき、彼らをひっくり返すのだそうだ。牛は寝たままひっくり返るので、自分に起こっていることがわからず、いつまでも立ち上がれない。その様子をみて楽しむという、まことに「牧歌的」な遊びなんだそうな。

そういう遊びが現実にあるわけではなく、一種のホラ話ジョークで、飲み会の余興として「今からcow tippingにでもいくか」と夜中に遠出して騒いだり、ちょっとトロイ仲間をからかったりするために使われるネタであるのだそうだ。こちらにはその解説があるので参照されたい。大体、牛は馬と違って立って寝るわけではなく、そもそも、眠りが浅くて断続的にしか眠らないのだそうだ。

ところが、フロリダ州の州議会に、この、「牛転がし(cow tipping)」禁止法案を提案した州議会議員があらわれ、一時話題となった。提案したのはデーブ・アーロンバーグという民主党議員で、動物への虐待行為を禁止した州法への追加修正案として提出されたものだ。地元新聞の報道によれば、原案はこういうものだった。

牛を転ばせること-訓練、娯楽、スポーツの目的で、ロープ、投げ縄、あるいは尻尾に触れることによって意図的に牛を転ばせる、もしくはそのバランスを失わせるような行為については、第1度の軽犯罪とし、他の法案が定める罰則を適応するものとする。

その記事は、架空の遊びを禁止する法案を提出した州議会議員へのからかいが満ちたもので、最後はこの法案が通過すれば、cow tippingが地下にもぐり、ファイトクラブならぬ、カウ・クラブという秘密カルトが全米に広がっていくのではと結ばれている。

この報道のせいなのか、さすがにアーロンバーグ州議会議員もまずいと思ったらしく、提出法案はすでにかなり修正され、スポーツ興行の場で、牛の尻尾をひっぱってひっくり返すことを禁じるという内容になっている。初めの法案は、cow tippingで牛がひっくり返ったまま起きられないでいると、BSEと間違えられる恐れがあるという狙いだったはずなんだけれど。

投稿者 webmaster : 2004年02月08日 23:09

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