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私はサッカーに詳しいわけではないが、それでもジョージ・ベストという天才プレイヤーがいたことは知っている。10代であのマンチェスター・ユナイテッドのレギュラーとなり、北アイルランド代表としても大活躍した、60年代の英雄である。
46年に北アイルランドの労働者家庭に生まれたジョージは、60年代、スーパースターとしてほしいままにその伝説を作り続けたのだが、その活躍はピッチのなかだけとは限らず、数々の御乱行でもつとに有名であった。
とりわけその大酒傾向と、酒癖のわるさは世に知られ、自己管理欠除の結果なのか、彼の全盛時代は20台の後半で終わってしまうのである。彼はその後、米国のチームなどを転々としたが、結局83年に引退した。飲酒問題はさらに深刻になり、完全なアル中となったものの、2000年には断酒に成功する。しかし重度の肝障害はのこり、2002年には肝移植を受けている。
そんな彼のファンのためのコレクションアイテムを狙ったのか、2月10日にeBayのオークションに出品されたのがこれ、「ジョージ・ベストの肝臓」である。商品説明にはこうある。「真のサッカー歴史遺物コレクターにとっては必須のアイテム。この肝臓組織は、ロンドンのクロムウェル病院の廃棄物から回収された。それ以来、完璧な状態で冷凍保存されている。完璧というのは全体が揃っているという意味で、肝臓移植や、ベーコンとオニオンソースでの調理には向かない」。
入札開始価格は1ポンド(約200円)であるが、すでに売主自身によって入札停止になったとされている。写真を見る限り、移植が必要な病変があるようにはまったく見えないのが、イギリス式ユーモアとしては手抜きといわざるを得ない。
投稿者 webmaster : 2004年02月13日 20:45
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