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2004年03月28日  少年兵利用促進連合 [社会・歴史]

発展途上国の人々は、今なお貧困と抑圧に苦しんでいて、その最大の被害者は子供たちである。世界の人口は増え続けていて、これは飢えを満たす必要のある対象がどんどん増えているということだ。はたして、貧しい国々の子供たちを救う方法はあるのだろうか……。

解決策はここにあるのだ、とこのサイトは主張する。スイスの「少年兵士利用促進連合」("The Coalition to Promote the Use of Child Soldiers")というサイトである。世界の国々が、0歳から18際の子供たちを兵士として使うことを奨励することを通じて、人間性の援助に貢献する非営利団体だとのことだ。

彼らの目標は、世界の人々やその政府に、少年兵士を普及させることが、子供たちに自らの社会への関わりを持たせ、彼らに食物、教育、行動能力、收入、そして成熟を同時にあたえられるという事実を知らしめることにあるという。

兵士に採用することで、子供たちは社会的な弱者の立場から、むしろ資産ともいえる立場になる。自分たちの国のよりよき目標に向かって戦うことで、自立した生産的市民の一員になれるのだと。

彼らが兵士になることで、彼らが職を得られるだけでなく、発展途上国に兵器を輸出する西側諸国の軍需産業に対しても、これは莫大な利益を提供する。ごく少数の犠牲者が彼らの間に出るとしても、それは有効な人口調節機能をも果たす。家族の価値は高まり、戦士の英雄的伝統は受け継がれる。人間の権利を戦いとるというのは基本原理なのだ、と。

なお、彼らの団体名はこちらにかなり似ているが、全く別物なので注意してほしいというただし書きもついていた。

これを紹介していたTHE MUSEUM OF HOAXES(最近ここのパクリばっかし)では、ジョナサン・スィフトが書いた,「貧家の子女がその両親ならびに祖国にとっての重荷となることを防止し,かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」(こちらの下の方に概括あり)と同じような風刺としているのだが、控えめに貼り付けられた少年兵士たちの写真、それも例外なく銃をもってあどけない笑顔をむけたもの、をみていると、案外本気で提案しているのではないかと思えてくる。

いくら合理的解決とはいえ、犠牲が出ることを前提にしている点が難なので、ここは世界に例のない「戦争を目的にしない」軍隊組織である、わが自衛隊の活動とドッキングさせていけばいいのではないか。今回のイラク派遣のような、自衛隊の海外派遣に当たっては、命令指揮系統と兵站のコア部分だけにして、後は全部現地で子供や老人などの弱者を臨時採用するのである。

なにせ世界で一番高給取りの軍隊である自衛隊のこと、日本人自衛官一人分の給料で子供たち100人以上は優に雇える。そこで基本的訓練と教育を施せば、直接的な経済支援だけでなく、後々までつながる人脈も形成できて、いいことばかりではないだろうか。イラク復興にこれほど合理的な支援は無いような気がするのだが、コイズミさん、ちょっと考えてみませんかね。

投稿者 webmaster : 2004年03月28日 22:07

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コメント

内乱の続くアフリカ諸国などでは「幼児兵士」の存在が大きな問題となっていますね。
軽火器の一層の小型化と軽量化により幼児にでも扱えるようになった事実を背景に、4,5歳児に銃を持たせて最前線に立たせるのですが、大の大人でも尻込みするような激戦区に平気で突入しものの見事に吹っ飛んでくれるのだとか。
生き死にの意味もわからない幼児にメシさえ食わせておけば特に不平も無く命令に従ってくれるので重宝しているのだという話です。
内乱の終結した後、生き延び成長した彼ら(彼女ら)達は強烈な罪悪感にがんじがらめにされています。

労働力の現地調達というのは、どこの国も「植民地部隊」といういやーな思い出が付いて回るものですから。必然及び腰になりますね。

投稿者 小狸工房 : 2004年04月02日 04:37