« 休日はビジュアルに…… | メイン | 連休 »
第二部が公開されているというのに、DVDでいまさらの視聴である。この映画についてはいろんな人がさんざん語りつくしているので、私などが何をいうのも間抜け感がつのる。ネットでざっと見る限り、大体7:3ぐらいの割で積極評価派と当惑派に分かれるのだが、監督の本音では、その割合は逆であって欲しかったのではないか。こんな引用とコラージュに満ち満ちた個人映画を、65億円もかけて大真面目に作るという豪気さに、ただただ恐れ入ってしまう。
細かな整合性など知ったことかと、力技で話を進めていくというのは、例えば鎌倉時代の兄弟テロリストの話を江戸の郭を舞台に展開するような、歌舞伎の手法と同じといえる。単に粗雑なだけの筋運びというのはよくお目にかかるが、粗雑さが適度の抽象性を獲得しているのは、もともと狙いが「どこかで見たようなカッコいい立ち回りをばんばん繰り広げる」というところだけにあるからであろう。
コアな映画ファンには、細かな引用もとネタが何であるかを当てる楽しみもあるのだろうが、その境地に至るのはほとんどの一般観客には不可能なので、大雑把なところでもう少しサービスしてくれてもよかったのではないか、というのがわずかな不満。せっかく主人公があのイエロージャージを着ているのだから、やたらに背の高い敵をだすとか。
ほかに思いつくのは次の二点。(1)ゴーゴー夕張の武器は「ヨーヨー」であるべきだった。(2)オーレン・イシイとの日本庭園での一騎打ちの際、刀の鞘を捨てたイシイに対して、「敗れたり!」というブライドのせりふが欲しかった。それを受けて、イシイが「えっ!どこ?」と着物のほつれをさがすボケをかませば最高だったんだけど。
投稿者 webmaster : 2004年04月30日 20:20
このエントリーのトラックバックURL:
http://med-legend.com/mt/mt-tbcba.cgi/90