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2004年04月28日  エイリアン・アブダクションの諸相 [医学・科学関連]

TVをぼんやりみていたら、ケーブルのミステリィチャンネルというところで、エイリアン・アブダクションに関する番組をやっていた。アブダクションといっても色々あって、宗教的回向体験に近い、ある種の真理に触れられた喜びを得られるものと、悪夢そのものの精神外傷を体験するものとの、二極に分かれるもののようだ。

また、現在的体験としてのアブダクション(もしくは至高存在による招待)だけでなく、過去にそうされていたことに急に気づくという、「捏造記憶」喚起という型式での体験という側面もあるようだ。あとの場合は、ほとんど外傷的体験であるらしい。すごい真理に過去に触れていたのだ、と想起することはまずないようだ。

私がどこかで読んだ報告では、エイリアンに拉致されて、身体の中をいじくられたというような体験は、ほとんど入眠-出眠時幻覚によるものだと主張されていたような気がする。私は自分自身が入眠-出眠時幻覚をよく体験する体質なものだから、この説明は実によくわかるように思う。

入眠-出眠時幻覚に陥るときは、まず全身の金縛りではじまり、そのあと意思に反する身体の移動、他者からの身体的干渉をしばしば経験するものだ。やたらに説明的な幻聴を伴うことも多い。少なくとも日本では、この体験は超自然的というか、霊的な解釈をされることが多く、これをエイリアンの干渉だと捉える人は、見た事が無い。

そもそも、この体験というか症状はある種の遺伝子セットと関連しているらしく、白人よりは黒人に、黒人よりは圧倒的に黄色人種に多いものであることが判明している。米国白人の場合、滅多に起こらぬだけに、伝統文化的な解釈というよりは、マスコミに頻出するイメージで修飾構成してしまうのかな、などと思うのだった。

逆に、捏造記憶というのはあまり日本では見られぬもので(妄追想は珍しくもないが、似ているようで全然違う)、これは妙なセラピストが誘導してありもしない性的虐待なんかの記憶を作り出したりする機会が少ないということでもあるけれど、先ほどの入眠時幻覚とおなじように、遺伝子構成とも関係する可能性が高いのではないかと思われる。毛唐ってどんなインネンつけてくるかわからん、というコトですな。

そんなことを考えながら番組を見ていたのだけれど、そこでは全くそういう視点は紹介されず、心理学者みたいなのが出て来てはいたが、アブダクション体験者が精神疾患ではないことだけを強調していた。なんだかなぁである。精神疾患でなくても、ミクロ的な幻覚妄想ぐらいはありえるのが、人間の難しいところなんですがねえ。

投稿者 webmaster : 2004年04月28日 23:30

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