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デマなのか単なる噂なのか、それとも情報リークで免疫をあらかじめ作っておこうという官邸の深慮遠謀なのか、コイズミさんが再訪朝する際に、あちらに約束したのが25万トンのコメ支援だという報道を見たような気がする。そもそもそれ自体が私の妄追想かもしれないけれど。
コイズミさんのいいところは、政策の破綻をつまらない屁理屈で言いくるめようとする歴代政権のマネをしないことで、現状がワヤであっても、「これでいいのだ」というバカボンのパパ的肯定的態度を崩さないところにある。ごまかしと責任逃れということでは同じことであるが、そもそも、責任っていったって、どうすりゃいいのよ、ねぇ。政治なんて行き当たりばったりなんだという正しい認識を拡めたという、すごい貢献をした人だと後世に評価されると信じているんだが。
そんなことはどうでもよく、ここで問題にしたいのは、25万トンのコメ支援というのは、実際にはどういう実体的な意味をかの国にもたらすのか、という点である。こちらのサイトを参考にすれば、2000年のわが国での1人当たりのコメ消費量は約65kgである。これは戦後最高であった(たぶん史上最高でもあろう)、1962年の約半分であり、戦前戦後の食糧事情が悪いときよりも消費量は低いのである。
ちなみに62年のコメからの1日当たり摂取カロリーを計算すると約1300Cal、2000年のそれは約700Calである。1日の必要カロリーを1800Calとすれば、現在はコメから40%弱をとっているだけなのである。その理由を簡単に言えば、コメ以外に食うものが山ほどあるわけで、総摂取カロリーは増えているのは当然。別に皆でダイエットに励んでるわけではない。
現在の北朝鮮の状況は、日本の62年当時よりももっともっと厳しいであろうが、そこは何とか最低限の副食などは自力確保していただくとして、コメだけで1日1000Calをとれば何とかなるだろう。そうすると大体国民1人当たり1年に100kgのコメを用意しなければならない。今回の報道にあった25万トンのコメというのは、そこから計算すると250万人が1年間飢え死にしないですむ食料援助ということになり、これはほぼ平壌市の人口に一致する。
逆に言えば、年間25万トン程度の支援をすれば、北朝鮮は自国の首都で餓死者が出るというような、国家の体面を保てなくなるような事態を回避できるのだ。日本のコメ生産量は年間1340万トンなんだそうで、先ほどの消費量からすると半分しか使っていないことになる。もちろん、工業用消費があるから、丸々半分残るという事はないだろうが、多少がんばれば北朝鮮全体の消費をまかなうぐらいのことは出来そうである。休耕田も多いことだし。
食い物のうらみというのはいつまでも残るもので、ここで太っ腹を示しておけば円滑な関係を築くのに重要な役割を果たすのは間違いない。わけのわからんヤミ送金を黙認して軍事装備されるより、コメをたっぷり贈ればいいのではないか。兵糧に使われるといっても、ミサイル揃えられるよりましでしょう。変に備蓄されないように、「サトウのごはん」みたいな、保管期限があるような形で贈れば効果的かも。当然、パッケージには「日本国民からのプレゼント」と派手に書いておく。ちょっと重くなり、輸送しにくいのが欠点だが。
ほんの一世代前まで、梅干と塩昆布ぐらいでバカ飯食って、結構効率的に繁栄を準備してきた我々なのである。隣国の人々に、今は苦しいだろうがこれ食って元気出してくれと支援をすることぐらい、そう無理でもないのだから、もったいぶることはないとおもいますがなぁ。
投稿者 webmaster : 2004年05月19日 22:47
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亀レスですが。
25万トンの米支援というのは、日テレが報道して、そのおかげで首相の訪朝へ記者を同行させないとかいう騒ぎになったニュースの事ですね。
結局、日テレ締め出しは無くなったようですけど。
投稿者 ねこめし : 2004年05月21日 03:07