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2004年06月10日  ラッセル・ワトソン [日常]

フィリッパ・ジョルダーノやサラ・ブライトマンみたいな、クラシック・クロスオーバーと呼ばれるような女性歌手が最近はやりなので、同じような位置付けの男性歌手も出てくるだろうと思っていたら、やはり続々と売り出されてきているようだ。

4月に日本で公演し、そのコンサート評がえらく好意的だったラッセル・ワトソンのCDをアマゾンに注文していたら、やっと今日届く。輸入版を注文したので、例の輸入規制法案という世紀の愚法の上程があったため、業者が躊躇していたのかもしれん。

早速聞いて見るが、予想以上の張りと艶のある美声に大満足である。いわゆるクラシックファンなら、こういう分かりやすさは嫌悪するんだろうが、結局は時間つぶしのエンターテインメントなんだから、安易も迎合もありますかいな。気楽に楽しめればいいわけで。

男性歌手でこの路線をねらったというと、少々いわゆる「カンツォーネ」に傾いているとはいえ、アンドレア・ボチェッリもそう。でも、事故で失明したという不幸な経緯とその風貌が、偶然にも麻原彰晃を連想させるという不利を背負ってしまっていて、市場的な成功に不安を感じさせてしまう。私は大好きなんだけど。

マニアックなところでは最近話題のイアン・ボストリッジだが、この人は哲学と史学をまず修めたというそのインテリ性が、大々的に売れるには邪魔をしてしまいそうな気がする。この前、TVでこの人のコンサートをやっていたが、ジム・キャリーを意識しているのか、要所で顔の反面だけを歪める芸が決まっていた。あのへんを強調すれば大ブレイクにつながるかもしれない。

日本にも、こういう傾向の歌手がどんどん出てきてくれないかと願うものだ。「新撰組」の主題歌をうたっている、ジョン・健・ヌッツォなんか、そういう風に売ればいいのに。まあ、この前彼がTVに出ていたときは、蟹江敬三のそっくりさんだと思ってしまったけれども。錦織健では出川哲朗と区別がつかんのだし。

投稿者 webmaster : 2004年06月10日 23:04

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