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「新サイコドクターあばれ旅」の風野氏が、蒐集した「精神科薬広告図像集」を公開しておられるのはご存知のかたもいるだろう。それにぜひ追加したいと思い、昼寝もやめて撮った画像が左。メーカーのMRさんが配ってくれたマグカップである。
風野氏のギャラリーでは2000年の部の冒頭を飾っている、「ルーラン」という薬の宣伝イラストをマグカップに印刷したものだが、ちょっとした工夫がしてある。このマグカップ、何も入っていないときにはこのように、黒い背景にひとりとんがった木のてっぺんに座った男性が描かれていて、そのまわりをなんやら稲妻みたいなものが取り巻いているのである。電波、ってことかな。
それが、お湯をそそぐとあら不思議、背景は青空になり、男性の周りには笑顔の家族とペットが現れるのである。温度によって色が変わる顔料をつかった、よく土産物屋さんでみる簡単なつくりなのだが、幻覚に支配された孤独な世界から、明るい日常に戻ってこれるのだよというメッセージが実にうまく表現されていると思う。薬屋さんのノベルティグッズとしては出色の出来といえる。
残念なことに、肝腎の薬剤効能のほうは、副作用も少ないが、およそここまで効かない薬も珍しいといいたくなるようなもので、とてもお湯をいれた時のようにさっと症状が消えるような効果は、お世辞にもあるとはいえないのが欠点なんだけど。もちろん、症例によっては効く例もあるとは思うものの、少なくとも私はそういう例に行き当たったことはない。こんな風に簡単に治療ができるものならいいのにね、と苦笑しながらお茶のむには最適ですが。
投稿者 webmaster : 2004年07月22日 13:17
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