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明日7月31日は、地球上のかなりの部分で「ブルームーン」がみられる日なのだそうだ。ブルームーンとは1ヶ月のうちに来た2度目の満月をそう呼ぶのだという。御存知のように月齢周期は29日強で、1か月というのは二月を除けばそれ以上なのだから、3年にいっぺんぐらいは起こってもいいはずである。実際、前回これが起こったのは2001年の11月30日(一部では12月30日)で、次回に起こるのは2007年である(グリニッジ標準時からの偏差が-1:00から+11:00の地域に限られるが)。
昔は一つの季節に4回目の満月が来ることをブルームーンといったそうだ。早くから太陽暦が使われていた文化圏では、こんなかたちで太陰暦への郷愁というか、月の運行に時間意識をゆだねる回帰感覚を味わっていたのかな、なんて思ったりするが、そういうことには全然詳しくない人間の考えなので、まるで間違っているかもしれない。少なくとも、数世代前まで太陰暦を使っていた日本では、こういう呼び名が生まれる根拠がなかった頃はもちろんのこと、現在でも全然ポピュラーにはなっていない。
この"blue moon"は英語の成句になっていて、"Once in a Blue Moon"というと、ごくまれなことというような意味合いをあらわすそうだ。「盲亀の浮木、優曇華の花」というような感じですかな。そう滅多に起こらないことでもないのに、こういう使い方をされるのには、16世紀ごろから「月が青い」という言い方で「ありえないこと」を表現する言い回しがあったためらしい。
昔、ブルース・ウィリスが新人のころ、「ブルームーン探偵局」なんていうTVドラマに出ていて、NHKでも放映されていたので、結構みていたのだけれど、もしかしたらあのネーミングには、「滅多に依頼人が来ない」とか、「稀にしか事件を解決しない」というような意味合いが隠されていたのかもしれんなぁ、などと思うのだった。そういえば「月がとっても青いから」なんて歌謡曲があったな。「月がとっても青いから、遠回りして帰ろう」などという歌詞で、子供心に一体どういう意味なんだろう、大体月って青いか?と不思議に思ったものだった。あれも英語圏文化に詳しい人が、その教養をひけらかして作った歌詞だったのかもしれん。
ところで、明日はアメリカ西海岸あたりからカトマンズぐらいまでならブルームーンになるのだが、残念なことに日本では満月になるのが8月1日にずれ込んでしまう。でも、8月30日になれば本当のブルームーンが日本でもみられるので、恋人を夜中に連れ出す手管にでも使ってみたらいかがだろう。もちろん、実際に月が青く見えるわけではないけれど。
投稿者 webmaster : 2004年07月30日 23:55
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