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2004年11月05日  ガイ・フォークス・デイ [今日は何の日]

399年前の11月5日、イギリスで13人のカトリック教徒によるウエストミンスター宮殿爆破陰謀事件("Gunpowder Plot")が察知され、関係者一同が逮捕された。その2年まえの1603年、エリザベス一世が崩御し、跡継ぎがいなかったためスコットランド王であったジェームズ六世が、ジェームズ一世としてイングランドも治めることになったのだが(ああややこしい)、プロテスタントを支持基盤にしていた王はイングランドのカトリックを弾圧する政策をとった。

これに怒ったカトリック達の一部は、ロバート・ケイツビーを首謀者として国王暗殺を図る。議会が開かれるウェストミンスター宮殿の地下室に爆薬をしかけ、国会議員たちもろとも国王を吹き飛ばしてしまおうという大胆な計画であった。実際の実行役に選ばれたのはガイ・フォークスという男であった。彼は良家の出で(陰謀関係者はみんな良家の出なのだが)、もともとはプロテスタントであったらしいのだが、後にカトリックとなり、スペイン軍に志願してネーデルランドで戦った経歴がある狂信者であった。

国会開会式の開かれる11月5日、治安当局はこの陰謀を察知して国会議事堂地下を捜索し、そこで36樽の爆薬と、導火線をもって着火の機を伺っていたガイ・フォークスを発見し、逮捕したのだった。首謀者たちは逮捕の際抵抗して殺されるか、翌年早々には死刑執行の運命となった。この事件以来、いまでも国会開会の際には宮殿の衛士たちが犬を連れて、国会中を大捜索する伝統が続いているのだそうである。

この事件の後しばらくたったころから、11月5日はガイ・フォークス・デイと呼ばれる子供たちのお祭りの日として祝われるようになった。ボンファイヤー(かがり火)ナイトとも呼ばれる。子供たちはありあわせの材料で作ったガイ人形を引き回し、通りがかる人々に"A penny for the Guy"と小遣いをねだるのである。そして花火が打ち上げられ、かがり火が焚かれ、ガイ人形が放り込まれてお開きとなる趣向である。同じ時期のハロウィンなどよりも、よっぽど重要なお祭りなんだとか。雰囲気にかなりカブるところがあるものね。

あと100年もしたら、アメリカでも「モハメッド・アタ・デイ」として9・11がお祭りになるかも知れませんなぁ。アラブ装束の人形を乗せた飛行機を引っ張る子供たちが家々を回り、"No Globalism or trick!"といってお菓子をせびるような祭りである。なんで「ビン・ラディン・デイ」ではなく「モハメッド・アタ・デイ」なのかというのは、首謀者よりも実行犯の方が名を残したガイ・フォークス・デイの伝統を踏まえただけ。

投稿者 webmaster : 2004年11月05日 21:22

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コメント

そぉいえば、昔、あるスコットランド人が「現エリザベス女王はイングランドにとっては『2世』だが、スコットランドにとっては『1世』だ。」と力説していたのを覚えています。歴史的な恨み辛みは、なんやかやと長いこと残るモンなんやなぁと、妙な関心をしました。確かにややこしいですが。

投稿者 温泉カワセミ : 2004年11月07日 19:20