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毎年暮れになると、薬屋さんとか医療機器関連の業者さんなんかが日記形式になったメモ帳をくれる。今年はなぜかカレンダーをもってきてくれる業者さんがすくなくて、このメモ帳ばっかり溜まってしまった。でも私はこういうのを使いこなせた事が一度もない。
大体、メモしておかないと忘れるような予定はどうせメモしたことも忘れてしまうのだし、どうにも覚えておかないといけないようなことなら、メモなんかしなくても覚えているものなのである。普通そうでしょ。いちいち給料日をメモで確認する人がいるか?
自慢ではないが、私は子供のころから中途半端に記憶力がよくて、学校の授業で「ノートを取る」ということをしたことがない。教師がいったこと、黒板に書いたことは覚えておこうと思ったら全部覚えておけたのである。
だからいつもノートは真っ白けで、たまに熱心な教師がノートのチェックをするようなことがあるとあきれ果てられてしまったものだ。残念なことに、こういう能力は大体18歳ごろをピークにしてあとは落ちるばかりになってしまったが、「ノートはとらない」という癖だけはしっかり残った。メモ帳をうまく使いこなせないのもその影響なのであろう。
だから一時はやったKJ法とかのカードを使う思考法なんかも、まるっきりダメ。そもそも新しいアイディアが、あんな明示的な方法で出てくるとはとても思えない。整理されない雑多なイメージが、旧皮質あたりで絡み合って形になってくるようなプロセスが必要だと信じているので、その手の暗黙知の作用を働かせるために、何に対しても決して努力せずにごろごろして、おのずから知識が自分のものになるのを待つという修行を続けているのである。
さて、そう言いつつも昨今の記憶力低下は覆うべくもない事実であって、ここは主義に反してもメモ帳の助けを借りるべきだと思うようになったのである。薬屋さんからタダでもらったような手帳では有り難味がなくて、どうせ3日ほどでなくしてしまうのは見えているため、金を出して自分で買うべきだと選びに選んだ結果が表題の「必携妖怪暦」である。平成17年度版と書いてあるところをみると、今までも発刊されていたらしい。
ポケットに入れるにはやや大ぶりなのが気になるが、かえってこのサイズぐらいが紛失を防げるかもしれない。日記形式になっているのは普通の手帳と同じだが、日本各地の奇祭とか、妖怪関連の故事、水木しげる氏のありがたいお言葉などがかかれている。末尾には妖怪探索の際の心がけとか、必要機材や服装の注意まで書いてあってまことに実用的である。妖怪探索に出かけることはまずないであろうが。
そんなわけで、こと日常の記録ということに関しては、今までのライフスタイルを転換させる第一歩をここで踏み出すことになった。老化現象対策というやむを得ぬ事情があるとはいえ、これがよりよいQOLをもたらすことを期待するものである。ネタ詰まりの時に妖怪関連の記事が増えるだけかもしれないが。
投稿者 webmaster : 2004年12月27日 23:11
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医者の,とりわけ精神科医の仕事が,かなり周期的だからであろうかと感じました.人から与えられた,細かく覚えにくい予定はあまりないですものね.大事なもの,自分から作った予定は覚えていられるし.
カルテの内容は,雑然としたメモの集合体だから,仕事上のメモはカルテにってことですね.
投稿者 同業者 : 2005年01月01日 02:50
私の場合は、日常生活に必要な小銭、財布、各種カード類、タバコにライター、飴玉などは全て愛用のウエストポーチに収めてあって、外出の際にはこれひとつ腰に下げて(フリチンというわけではない)出かけるのですが、この中に二冊のノートが常駐しています。
一冊は小ぶりのノートで、「とりあえずメモ」の際に活躍します。というのも仕事上での荷物の受け渡し時刻、発注する資材の数量や型番など、漠然とした記憶ではものの役に立たない場合が多いので、特に似た用件が二つ三つ重なる時には混乱も多く、自分なりに整理しておくためにも明確に記録しておく必要があるからです。
もう一冊はページの端がコイル状の針金で綴ってあるお馴染みのもので、こちらは破りとって貼り付けておいたり人に渡したりするときに役立ちます。
というわけでポーチの中身にボールペンとちびた鉛筆もあるのですが、圧倒的に鉛筆のほうが出番が多いです。
その他にもスケッチしたりデッサンを取ったり、イメージをビジュアル化したりと使い道も多いのですが、これは各個々人のライフスタイルの違いですね。
先日部品屋さんに行ったときには
「そういわれてもものが何かわからんと割り出しようも無いよ」
「えーと確か…」
さらさらさら、とスケッチを描く
「ああ、ハイハイこの型かい、これなら分かるよ、しかしアンタ絵が上手いねー、メーカーまで分かるワ」
また後になってメモを読み返してみると、その時々で自分が何を必要としていたか良く判ってなかなか面白いです。
投稿者 小狸工房 : 2004年12月28日 21:55