ネットマップサービスというのはあちこちで提供されていて、ほとんどの場合、無料で細かな地図情報を得られて実に便利になったものだと実感する。もっとも、ほとんど飲み屋での待ち合わせに役立つぐらいで、そう生活の質そのものを高めるという程のものでもない。最近は車のGPSについているような路線経路情報を提供してくれるようなサービスもあって、こちらのほうはなかなか役に立つこともある。
かのマイクロソフトが提供している路線情報サービスは、こういうサービスを北米とヨーロッパの主な地域に拡大して提供してくれるのだが、あの会社のやることには意地悪なツッコミが入る風潮がある昨今、かなりマニアックな検証がされるのもまた致し方なく、こんなバグを指摘するチェーンメールが駆け巡っているという。
まず、件のMS提供の路線情報サービスサイトに直行していただきたい。その上で、出発地"Start"の選択ウインドウで"Norway"を選び、"City"のところに"Haugesund"を入力する。そのほかは空欄で可。それから目的地"End"には同様に"Norway"を選び、"City"には"Trondheim"を入力する。ほかは空欄で可。これで、スカンジナビア半島の北海に面した小さな町"Haugesund"から、海岸線にそって東北にむかって800kmほど離れた同じノルウェーの"Trondheim"までの道のりを尋ねた事になる。そこで"Get Directions" のボタンを押すと、得られるのは上の地図である(1月24日23時現在、これはまだ是正されていない)。
この地図によれば、ハウゲズンドから一路南西に北海を渡って英国に行き、そこからロンドンにまっしぐら。英仏海峽を渡ってフランスにいたり、ベルギー、ドイツを経てデンマークから再び海を渡り、スウェーデンからスカンジナビア半島を横断してノルウェーのトロンドハイムに至るという、実にほとんど二日がかりの道筋を指示されることになるのである。
10年ぐらい前に、GPSコンピュータというものが車につき始めたとき、私も新し物好きの本能でそれがついた車に乗っていた事がある。しかし当時のCPUでは絶対的パワー不足は否めず、普通に地図を表示するぐらいならそれほど不都合はなかったものの、目的地までの経路を表示させようとしたら実に時間がかかった。その上ソフトもイマイチで、例えば東京-横浜間を指定したら、いっぺん栃木のほうまで出かけるような経路を指示されて目を白黒させた事がしょっちゅうあったものだった。
こうしてネット上でもそうしたサービスが簡単に受けられるような時代になっても、同じようなバグと言うか、不具合が今も続いているのは、コンピュータなんてものに、そんなに依存してはいけないのだよ、所詮、人間の知恵は穴があるものなのだからという、先達であるMS社の深遠な教えがバックにあるに違いない。むしろ、アセってミエミエの経路を尋ねて何になる、頭冷やしてゆっくり世界を見て来いよという、実に温かい人生の教えすらそこから感じられるように思うのだが、いかがなものであろうか。
引用はこちらから。
投稿者 webmaster : 2005年01月24日 23:06
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道遥かなり(医学都市伝説さん) わははは、ホントだ(笑) さりながら、ここでひとつ疑問が生じた。 わ [続きを読む]
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