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16世紀、嫁さんを次々取り替えてはその首を切っていたことで知られる王様、ヘンリー八世の息子、エドワード六世が9歳で即位するものの、親父の梅毒をたっぷり受け継いでいたこのエドワード、とても長生きできそうになかった。1553年、予想通り16歳で早世したエドワードの後、ヘンリー八世の女関係のだらしなさをごまかすため、プロテスタントを選んでいた王室の利権関係者は、カソリックへの復帰を恐れ、王位後継に有力視されていたメアリーをさけて、後継準位の低いジェーン・グレイ(ヘンリー7世の曾孫)を即位させた。
これはイマイチ底の浅いクーデターであったため、ジェーンはわずか九日で王位を追われ、その黒幕、ジョン・ダッドレーと共に逮捕拘禁され、翌年の今日、死刑が確定する。即日処刑されたという話と、首を切られたのは19日だ、という話が混在しているのでよくわからんが、とにかく、その運命が決したのは今日らしい。
彼女は当時の社交界でインテリとして知られていて、その教養と美貌には一目置かれていたらしい。メアリー女王から、カソリックへの改宗を条件に助命を提案されたが、信仰をコロコロ変える訳には行かないといって、死を選んだ。その後、メアリーがタガが外れたようにプロテスタントの粛清に走り、300人以上を処刑して、「ブラッディ・メアリー」と呼ばれるようになったこともあり、ジェーンの人気というのは、その後数百年たった後も続いているということだ。一種の判官びいきというやつですな。
リプトンが昔からの紅茶配合であるアール・グレイをもう少しフルーティにした、レディ・グレイという紅茶を商品化していて、ティーバッグでしか飲んでいない私もこれはなかなかのお気に入りである。なんせ、ノートパソコンにたっぷり注いでぶっ壊したのがこれだったぐらいで。こういう軟弱なフルーツ系のお茶に、こんなに運の悪い女性の名前をつける発想というのがもひとつ判らんが、まあ、ソコソコうまいからいいのかな。
なんか、この話をマクラにして、別の展開をするはずだったような気がするんだけど、書いてるうちに忘れてしまった。思い出したらまた書くことに。
投稿者 webmaster : 2005年02月12日 22:22
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トワイニングの公式サイトでは、アールグレイについては、「チャールズ・グレイ(伯爵)に由来する」と説明していますが、同社のオリジナル紅茶 Lady Grey (登録商標) の由来は書いてありません。しかし、日本で販売されている「ロイヤルポートレイトコレクション」では、「アールグレイ」は(同じチャールズでも国王のほうの)チャールズ二世、そして、「レディグレイ」はその妃の Catherine of Barganza の肖像を使っているので、「レディグレイ」は「アールグレイの奥さん」というつもりなのかもしれませんね。
また、実際に、グレイ伯爵家の夫人には Lady Grey の称号が用いられています。
Earl Grey とペアになっていても、Jane Grey のほうのイメージを喚起することがないのかどうかは、イギリス人にきいてみないとわかりませんが。
投稿者 風鈴’ : 2005年02月13日 18:00
あ、いかんいかん。こっちが勘違い。紅茶の銘柄名は「レディ・グレイ」ですわ。本文のほうを書き直しておきました。
紅茶のパッケージには書いていないけど、レディ・グレイは明らかにジェーン・グレイを指すはず。
投稿者 Webmaster : 2005年02月13日 09:22
それはもしや「レディ・グレイ」でしょうか? ライトブルーの缶の。
それなら私もファンなのですが、別に「ジェーン・グレイ」もあるのかな。思い違いならごめんなさい。
投稿者 toko : 2005年02月13日 02:02