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2005年03月14日  Live Strong, but Do not Resuscitate [医学・科学関連]

1999年から昨年まで、かのツール・ド・フランスを6連覇していることで知られるランス・アームストロングは、自転車選手として頭角を現し始めた1996年、セミノーマ(睾丸癌)に襲われ、奇跡の生還を果たしたことでも知られる(詳しくはこちらを参照)。

アームストロングは自分で財団を設立し、癌と闘病する人たちのために様々な援助活動や、癌研究へのサポートを行っているのだが、その財団が資金を得るために販売しているグッズが、いま多少の論議を呼んでいるという。

そのグッズというのは、ツールの勝者に与えられるイエロージャージからとられた、"Live Strong"イエローリストバンドである。財団のサイトでこのバンドはほぼ一個1ドルで売り出されていて、すでに2800万個が売れたという。米国の有名人たちにも賛同者が増え、たとえば先の大統領選では、ジョン・ケリー候補とブッシュ大統領双方がキャンペーン中、これをつけていたとのこと。

ところが、このリストバンドは思わぬ影響を医療業界に及ぼした。というのは、米国の病院では、容態の急変時に無理な延命を望まないという意志を示している人には、黄色いリストバンドをつけるようにしているところが多くあるからだ。実際には別の色コードを使っているところもあるし、そもそも、ちょっと見れば全然違うものなのだから、間違う訳もあるまいと思うのだが、突発的な事態ではどんなミスの原因になるかもしれないと、関係者から不安がられているらしい。

現に某有力病院チェーンでは、Live Strongバンドをつけている人には、そのバンドの上から白いテープを巻き付けるという対策をとるところも出てきているとのこと(この記事を参照)。外したらいいと思うんだが、いったんはめたら外れんのかしら。どこの国でも、形ばかりの対応でお茶を濁すというのは、組織防衛の基本なんですな。

私みたいに、先端医療とはあまり関係ない医療現場にいると、無理な救命処置をしないという決定はよくあることなんだけど、何もしないことにしておくと、不思議なことに皆長生きすることが多いんですな。そう意味のない医療行為をしつこくやるというのが、回転を速めるのに一番効果的だったりする、なんて話をここで出すとややこしくなるので、ひとまず打ち切りにしておくけど。

投稿者 webmaster : 2005年03月14日 21:46

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コメント

全然質が違いますけど、火曜に手術とすると金曜日頃から腕にバンドつけちゃう医者や前日月曜につける医者やバラバラですね。
土日外泊で出歩く場合なんか何日も前につけられちゃうと結構鬱陶しい。
おんなじ手術を四回やってると、同じなのに違うので結構面白いです。
今まで要求された事の無いT字帯を四回目にして要求されたりタイツみたいなので足をしっかりくるむので次もそうかと思ってたら以後全然そんな事しなかったり、目も開かず立ち歩けないうちから下の管外して車椅子でトイレ行かせたり、元気でごろごろしてるのにいつまで経っても管つけてたり。
術者・医師団と手術内容はおんなじ。
と、バンドから脱線してしまいました。

投稿者 ネムネム : 2005年03月17日 10:35

なんとかリボン運動というのも、いろんな色があって、けっこうカブッているのもあるみたいですね。
なんて話をここで出すとややこしくなるので、ひとまず打ち切りにしておくけど。

投稿者 bow : 2005年03月15日 12:40