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2005年03月07日  カラオケの音声疲労に対する水分補給と休息の効果 [医学・科学関連]

香港大学教育学部のイウ助教授を主任とする研究班によってまとめられ、「音声ジャーナル」2003年6月号に掲載された論文の抜粋。
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アジアの若者たちにとって、カラオケはきわめてポピュラーな娯楽である。それは伴奏音楽を背景に、アンプによる特別な音響効果をつけて歌う余暇的な活動である。歌い手のために、ビデオ画像と歌詞がTV画面に現れるようになっていて、数時間も一人で歌い続ける人をみるのもまれではない。ほとんどのカラオケシンガーたちは正統的な歌唱訓練を受けていないため、こうした過度の歌唱行為によって、容易に発声に関する問題を生じる可能性がある。

この研究は、20人の若いアマチュアの歌い手(20〜25才で、男女10人ずつ)に、継続的にカラオケを歌い続けさせるという、音声的負荷課題をあたえた場合のパフォーマンスについて報告したものである。半数の歌い手には、通常の歌の切れ目に水分補給と喉の休息時間を与え、残り半分には水分も休息も与えなかった。

知覚的、また音響学的指標による発声の品質と、フォネトグラム(声のピッチと強さを画像的に表すもの)によって計測された発声機能は、水分補給と休息を与えた群においては有意な変動を認めなかった。しかし、非水分補給・非休息群においては、声のぶれ要素と発声可能な最高音において明確な変動が認められた。

以上の結果が示唆するものは、カラオケ中の給水と休息は音声の機能と質を維持するために有効な戦略であると言うことである。この知見はカラオケシンガーたちに有用な教育的情報となるであろう。
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この研究とその実験過程は、被験者、研究者両方にとって、きわめて過酷なものであったろうと、その真理を追求せんとする真摯な姿勢に、思わず感動を覚えざるをえない。科学というものは、自らの犠牲をもいとわぬ人々たちの、こんなにも血のにじむような努力の集積によって発展しているのである。なんてね。

"Effect of hydration and vocal rest on the vocal fatigue in amateur karaoke singers." Yiu EM, Chan RM.;J Voice. 2003 Jun;17(2):216-27.

投稿者 webmaster : 2005年03月07日 16:24

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コメント

科学技術の発展のため、苦行とはいえ、こういう実験であれば、参加しても良いような。

投稿者 2児の母 : 2005年03月12日 03:02