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2005年03月08日  量子ゼノン効果 [医学・科学関連]

量子ゼノン効果というものがあるんだそうである。初期状態から別の状態に遷移する可能性が高い不安定な量子力学系では、観測の頻度を増やせば増やすほど遷移の確率が減る、つまり系はそのまま凍り付くのだという。こう書きながらもその意味することがよくわからんので、このようなまとめ方自体すでに間違っている可能性もある。すでに実験的にも認められているらしく、この現象を利用して量子状態を制御しようとする研究もされているとか。

暗記したパターンを適当に組み合わせればなんとかなるのが数学や物理だという、大学入試レベルをついに突破することができなかった私の理数系能力では、素粒子をアミニズム的に考えてやっと理解できるような話である。たぶん、量子というのは人見知りするのだろう。注目されると緊張して、立ち往生してしまうんだろうな。

最上の日記」にその説明が簡単にまとめられていたので、以下に引用。

「量子力学系で初期に状態aに系がいたとする。これが相互作用によって状態b, c, d,...に遷移するとする。時刻tではaからそれ以外の状態つまり状態i=b,c,d...に遷移する振幅はAia= e-i(Ea+Ei) t/2 Via (Ea-Ei)-1 sin(Ea-Ei) t/2 に比例する。
これはtが小さい時tに比例する。だからa以外に居る確率はt->0でtの2次としてふるまう。もし観測の間隔をt/Nにすると、aでない確率はt2/N2に比例しこれがN回だから確率は1/Nになる。つまり観測を頻繁にくり返すと崩壊が起こりにくくなる。」

ということなのだそうだ。数式というのは、HTMLだけでも結構かけるんだという、関係ないところにいささか感心。観測回数に反比例して崩壊確率が減るというのが、キツネにつままれた感じながらも、なんか納得させられないでもない。

最上氏によれば、通常の状況ではこの効果が現れることはないそうで、それは何故かというと……、って、ここでまた自分でもわからん数式引用しても仕方がないのでやめるが、とにかく現実の計測でこの効果が問題になるようなことはないそうだ。じゃ、これを使って量子コンピュータにも応用できるかにいっている解説が結構あちこちにあるのは何なのよ、予算獲得用のキャンペーンなのかな。まあ、夢がある話というのはいいものですけどね。

しかし、なんで「ゼノン」なんだろう。「アキレスと亀」の、あのゼノンだと思うんだけど、もう一つこの効果にふさわしいネーミングとは思えんのですがな。ここは日本の研究者にがんばってもらって、我が国古来の児童文化をもふまえた、「量子だるまさんが転んだ効果」という、概略が素人にもわかる名前を、ぜひ世界に向かって提唱していただきたいと思うのだった。

投稿者 webmaster : 2005年03月08日 21:38

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コメント

万が一、京大とか関西周辺の大学が提唱したら、
「量子坊さんが屁をこいた効果」とかになりそうで

投稿者 bow : 2005年03月09日 01:31

「ウラシマ効果」以来のネーミングセンスですね。

投稿者 小狸工房 : 2005年03月09日 00:04