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2005年03月18日  こちら地球、宇宙人さんどうぞ [ニュース]

宇宙に向けたメッセージを、ユーザーに代行して送信してくれるサービスが米国で始まっている。この2月末から運用を開始したTalkToAliens.com(妙な音楽がなるので注意)の説明によると、提供しているサービスは2種類で、まず1000語以内のeメールを送り、そのメッセージを添えた送信証明書を発行するというものが一つ(これは料金19ドル95セント)。もう一つは、ダイアルQ2サービスと同じようなサービスを使い、1分3ドル99セントで自分の音声メッセージを直接宇宙に送信してもらうというものである。

実際のハード構成については、電波形式とか出力は詳しく書いていないが、周波数は2.43211GHzで、プエルトリコに設置された直径3.2mのパラボラアンテナから送信しているとある。ということはアマチュア無線の周波数帯を使っていることになり、「FCCが認めた最大出力」とされているので、1500W出力なのだろう。当然、デジタルで送信しているとは思うのだけれど、妙に周波数が細かいのが気になる。もしかして、56Kbpsぐらいでしょぼしょぼとモデム送信しているのかも。

アメリカでは、「フォーン・パッチ」といって、アマチュア無線家が一般電話回線を中継する行為が認められている。というより、これが禁止されているのは日本のアマチュア無線規定だけなのであるが。個人が勝手に電話回線を中継することなんぞを許したら、規制する側の利権が危ういと感じた、先見の明のあるお役人さんがいたのであろう。

だから、TalkToAliens.comがやっているようなことは、米国ではアマチュア無線免許を持っていれば適法なのである。でも、お金をとってもよかったのかなぁ。あくまで、ボランティアとして無線設備を利用してもらう話だと思ってたんだけど。

もっとも、宇宙に向けて発信しているといっても、どこにも保証はないわけで、ここのサイト自身、FAQのなかで「そのうち証明になるような手段を考える」と書いている。その手段というのは、ウェブカメラで送信機とパラボラアンテナをオンラインでみられるようにするというのだけど、そんなもの見せられたって保証にはなりません。

最新号のNew Scientistでは、この会社のビジネスをとりあげ、ここが主張しているような周波数帯、出力、アンテナのスペックからすれば、電波はせいぜい2光年届くのが精一杯であろうという専門家の意見を紹介している。しかし、これが全くのインチキであると非難しているわけではなく、素人の夢を形にするというようなニュアンスで、温かく見守ろうというスタンスのようだ。

同社のサービスには現在、一日数百のコールがあり、ほぼ3分間に一度のメッセージが寄せられているという。てぇことは、一日少なくとも2000ドル近くが黙っていても入ってくる計算になる。たいした初期投資でもなさそうなので、ひとつ日本でも始めますか。あ、電波法の壁があったか。コイズミさん、こういうところも改革しないと新規産業は育ちませんぜ。

元ネタは相変わらずこちら

投稿者 webmaster : 2005年03月18日 22:07

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コメント

ろしあのビジネス。

国境を越えて無断で電話回線をがしがし中継してくれるという優れもの、もちろん格安で。

当局に無断で中継しているのだからもちろん違法行為なのだけど、当局の予算ではそんなインフラ設備とても敷けないのと現実に需要もあるので供給されているのと法制度の枠内ではリアルタイムで要求される情報量にとても対処しきれないので黙認されている結果。

中央から溢れ出たエンジニアたちがしぶとく生き残っている実例。

アブダクションから生還した人物の証言(笑)。
「彼らはチャールストンを踊っていたよ」
「あらやだずいぶん古いのね」
「そりゃそうだ、電波が届くのに二十年もかかるもの」

投稿者 小狸工房 : 2005年03月20日 09:16