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イギリスのタブロイド紙、デイリーミラーが報じた記事。かなり端折っている。
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スペインとの国境に接する人口2500人ほどのフレンチ・カタロニアの小さな町、エスピラに住む地元小学校の事務員、フランソワーズ・ゲラー(38)さんが、自分は「ダイアナ妃の腎臓を移植されて命を救われた」と主張して話題を呼んでいる。彼女には重症の慢性腎疾患があり、1997年の9月2日、腎移植をうけているのだが、その提供者は手術2日前にパリで事故死した、故ダイアナ妃であったと信じているのだという。
彼女が移植を受けた日時は間違いないものの、当局者は彼女の主張を否定している。ダイアナ妃の臓器が移植のために摘出された記録はなく、仮にそうされたとしても、フランソワーズさんがその提供を受けた可能性はまずなく、しかもフランスの法律では、臓器提供者の名前は明らかにされないことになっているとのこと。
フランソワーズさんがそのような確信に至った理由は、腎提供者が現れたと連絡を受け、手術のために病院に向かう救急車の中で、救急隊員から冗談めかして「ダイアナ妃の腎臓が移植されるんだよ」と言われたのがきっかけだという。しかも彼女は手術後、無意識のうちに英語をしゃべっているのに気付くことがあるという。「どうしてそんなことをするのか、自分でも説明がつかないんです」。
ダイアナ妃とその婚約者がパリで死亡した事故については、イギリス情報部による暗殺という噂が根強いこともあり、フランソワーズさんの主張は思わぬかたちで陰謀論に勢いをつけている。死因を曖昧にするため、剖検前に臓器を摘出する理由に使われたのではないかと言うのである。当局は、ダイアナ妃とその婚約者の臓器が摘出されたという公式記録はないとそれに答えている。
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こんなにユルイ根拠でも記事にしてしまうのが、タブロイド紙のタブロイド紙たる所以なんだけど、陰謀論的側面はともかく、レシピエントの女性がちょっとした冗談を根拠に、神秘的確信を形成していくところが面白い。臓器移植という技術が持つ非理性的側面を処理するためには、こんな風な神話形成も必要だ、と言うことなんでしょうかね。
投稿者 webmaster : 2005年05月23日 23:56
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