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昨年7月15日、オーストラリア西北部の小さな町、クヌヌルーラの新聞「キンバリー・エコー」が報じた記事。
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これは世界記録は怪しいにしても、オーストラリア記録は間違いのない同一車による飲酒運転違反のケースである。7月5日の午後9時20分から7月8日の午前12時40分までの間、銀色のミツビシ・マグナ・ステーションワゴンは12回に渡って停止を命じられ、その都度、運転者は酔っぱらい運転で検挙された。それも1人ではない、実に10人の運転者で、そのうちの2人は2回検挙されていた。
51時間に及ぶ物語は、7月5日午後9時20分、エリスリナ通りで36歳の女性が停止を命じられ、1.51%の血中アルコール濃度を示したところから始まった。10時55分には同じ車を運転していた23歳の男性がスピアグラス通りで止められ、2.05%のアルコール濃度を呈した。彼はまた無免許でもあった。1時間55分後、その車はまたも停止を命じられ、運転していた22歳の女性は1.20%の呼気アルコールを示した。
警察官はその車を正式な持ち主のところに戻したが、数分後、その車がウィーバープレイン通りを走っているところが発見された。車はバリントニア通りの一軒の家にとまり、一人の女性が走り出てきた。警察官に止められた女性は呼気テストを拒否し、再び走り去ろうとした。もみ合いの中で警官は指を噛まれたため、女性はペッパーガスで制圧された。26歳のその女性は、アルコールテストを拒否した罪、無免許運転、公務執行妨害罪に問われることになった。なお、彼女のアルコール濃度は1.5%であった。
その後しばらく、その車は静かな時を過ごしたが、翌朝8時30分、1.77%のアルコール濃度を示す23歳の無免許運転男を乗せて停止を命じられることになる。警察官がその男を警察署に連れて行くと、またもやその車が無免許の25歳の男を乗せて、メスメート街を走っているのを発見する。彼の呼気アルコール濃度は1.61%であった。警官は登録者の所に車を戻し、誰にも運転させぬようにきつく言い渡すが、10時30分にはその車はメスメート街に戻っていた。
無免許運転の36歳の女性は、警察官に偽名をつげ、アルコール濃度1.86%を示した。12時50分、車は28歳の無免許男を乗せてバリントニア通りに舞い戻りる。その男は17時間前に刑務所から仮釈放されたばかりだったが、ちゃんと1.80%のアルコール濃度を呈していた。警官はその困った車に運転防止装置をつけたが、署に帰り着く前に、コンカーベリー通りで見慣れた車を発見することになる。アイアンワード通りで車を止めると、運転していたのは昨夜検挙した23歳の男であった。彼はいまだに1.89%のアルコール濃度を維持していた。
午後6時30分、車はカジュアリーナドライブに34歳の無免許女性を乗せて登場し、彼女は1.73%をしめした。車はまたも持ち主に戻されるが、7時15分にはビクトリア・ハイウェイに24歳の無免許運転男を乗せて現れ、飲んだばかりというその男は2.21%という高濃度を呈していた。そして翌日の午前12時40分、29歳の男性がこの物語最後のドライバーとしてスピアグラス通りに登場し、1.1%の記録を残した。
警察当局者はこのような場合、素面で責任が持てる人間が受け取りに来るまで、車は没収されることになると述べた。今後、違反を犯した車はすべて没収され、警察署に預けられる。子供がシートベルトをしていないような場合でも、他の乗員や歩行者に危険があろうとなかろうと、違反として検挙されれば例外ではないと警告した。「車の持ち主は責任を負うべきで、それが出来ないなら車は失うことになる」。この週、クヌヌーラでは16件の飲酒運転が摘発されたが、このマグナはそのうち12件を占めた。
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なんか、ここまで「車の私有」という概念が欠けているような地域なら、そいつを逆手にとった安全対策を考えた方がいいような気がしますがな。それにしても、キーを預かるぐらいのことはしなかったんでしょうかね。
引用はこちらから。元の新聞記事を調べようと思ったが、「キンバリー・エコー」紙は社員数人でやっている学級新聞みたいな所らしく、過去記事の検索などはまったく出来なかった。
投稿者 webmaster : 2005年06月02日 23:40
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