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今朝NHKのTVニュースを見ていたら、同級生をまとめて殺そうと、教室に爆弾を放り込んだファンキーな高校生があらわれた山口県の高校で、事件後の生徒たちの心的外傷を癒そうとして、スクールカウンセラーが常駐しているというような話題を報じていた。なにせ寝ぼけ眼で見ていたので、詳しい事はあんまり覚えていないのだが、校長の危機管理の巧みさの一例というような感じで紹介されていたような気がする。
正直言うと、私があの事件で感じたのは、花火の火薬を集めたという実行犯のショボさで、県内有数の進学校の生徒だというなら、もう少し腰の入った爆弾作れよという、はなはだ世間の良識に反するモノだった。そうでないなら仕掛け花火みたいなギャグっぽいものにするか、どっちかだと思うんですがなぁ。具体的にイジメなるものがあったがどうかは知らないが、そういうことをする連中にとっては、ヘタレの反撃は結構怖いという、反省すべき事実を知らしめた意味があるのではないだろうか。
そんなことはどうでもいいのだが、気になるのはスクールカウンセラーなる人たちの活躍の内容。彼らは5人~8人程度が派遣されている(といって、一体どこから来たのだろう。文科省?)らしいのだが、すでにかなりの生徒たちに対して、カウンセリングを行ってきたのだという。その活動の結果、事件当初、被害を受けて入院した生徒以外に、10数人が欠席していたのが、次第に減少して学校は常態に戻っていったとのこと。
一体この高校はどの程度の規模なのかよくわからんのだが(必死に探したが、ホームページがない。ウェブアーカイブにもない)、結構大きな高校みたいだし、10人やそこらがずる休みしていて、なんか不思議があるんだろうか。しかも学校の周りにはアホなマスコミがとぐろを巻いているのである。私なら、あんな状況で学校なんか行っても無意味だと、一月ほどは図書館にでもいってますがなぁ。大体、この高校、ホントに優秀なところなの?嫌みに聞こえるかもしれないが、医学部に来るのはほぼ全国の有名高校出身者ばっかりなので、結構そういう情報には詳しくなるんだけど、この学校の名前なんか今まで聞いたことがないぞ。
カウンセラーの一人はこんな事を言っていた。「これで大丈夫と思っていても、油断してはいけない。ある程度時間がたったあとで、心的な外傷体験の記憶が押し寄せて来ることはよく見られる」。彼らの活動はまだまだ続ける必要があるんだそうで。
おいおい、ホンマかコラ。私はカウンセリング理論というのはフロイトの「喪の仕事」というものを下敷きにしていると理解している。言語化することでその作業が進むというドグマも精神分析が背景にあるからこそしつこく主張され、人があまり反論しない根拠となっているのだとおもう。でも、最近の研究はその辺にはかなり懐疑的である。言語化することにはなんの意味もないばかりか、かえって有害だという意見も結構あるのだ。
精神分析内部でも反省はあり、ホントに心的外傷なんてものがあるのかという事を公言する人も多い。フロイトだって、遮蔽記憶というニセの外傷体験について記述している。こりゃいい理由が出来てラッキー、ちょっとさぼってようかなと思うズルイ奴らのほうが多いんじゃないか。まして多少頭の出来がいいほうらしい高校生が、事件に巻き込まれたり目撃するぐらいで、深刻な人格崩壊の危機に至ることなんかあるわけがないと思う。
綿密に経過を追わないといけないと主張していたあのスクールカウンセラー氏も、要は自分らの仕事を作ろうという動機のほうが勝っているんじゃないですかねぇ。私なんか、無意味な行政のキャンペーンなんかに利用されるのは大嫌いで、つまらん会議でアホらしいこと報告させられたりするようなことは絶対しないんだが、世の中には、そういうところで仕事しているフリするのが好きな人がいるんだわ、これが。
まあ、心的外傷が原因せよ、そうでないにせよ、そのあとビョーキになる連中がいたら私らがちゃんと面倒見てやるから、派遣されたスクールカウンセラー各氏に置かれては、役にも立たんありがた迷惑仕事はさっさと打ち切り、立派な天下り先を確保するために、役人で栄達を極める本来の道を歩まれる方がよろしいのではないかと、老婆心を抱く次第。
投稿者 webmaster : 2005年07月13日 22:51
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トラックバック時刻: 2005年07月14日 12:42
» PTSD from 催眠心理学「催眠を学ぶ」
PTSD「Post-TravmaticStressDisorder」(心的外傷後ストレス障害)とは,文字どおり心的外傷(トラウマ)を受けるような体験(瀕死の重傷... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年07月14日 17:55
>虐待などによるトラウマで海馬が萎縮してしまうという知見があって
これは確かに観察されている事実であるようですが、今回のような偶発的な出来事でそのような事が起こるわけではないようですよ。持続的で存在それ自体を脅かすような脅威が続くことでもない限り、そうはならんでしょう。そもそも、その変化が心的外傷以前にはなかったという保証はないのだし。
それに、進んでしまうと元に戻らないような変化があるとして、どうやって予防するのでしょう。特殊なリン脂質でもとる?
投稿者 Webmaster : 2005年07月17日 00:52
爆発物マニアだった連中も知人には多いのですが、彼らの調合したブツは洒落にならない破壊力でした。
ただし何らかの犯罪に用いた者はただの一人もおりませんです。
私は自宅の工作室で花火を調合していて血の気の引く思いをしました中学生。
投稿者 小狸工房 : 2005年07月16日 00:45
虐待などによるトラウマで海馬が萎縮してしまうという知見があって、それを根拠に早めのケアが必要(萎縮してしまったら元に戻らないらしい)という主張を聞いたことあるんですが、実際のところどうなんでしょう?
投稿者 rna : 2005年07月16日 00:42
最近の傾向として
いじめを苦に自殺より、復讐する傾向が強いよね。
果たして、いじめを受けた側は自殺するのと復讐するの
どちらが世間的には望まれるとこなんでしょうかね。
今まで、自殺するしか選ぶことができなかったのだから
自らの命を捨てるという選択をする可能性が減った、と喜ぶべきなのか。
それとも、他人の命を危険にさらす行為なんて選ぶなら
死なせた方がマシだ、と言うべきなのか。
根本に戻れば、虐めなんてやめとけという良い教訓だよ。
投稿者 Perusona : 2005年07月15日 14:36
一エロゲオタから言わせてもらうと、どれもこれも所詮
「言い訳」
に過ぎないんですけどね。
投稿者 オズマ : 2005年07月15日 11:13
はじめまして催眠のブログやっています、ニックネームhypnotismと言います。いつも楽しんで拝見させていただいてます。今回初めてトラックバックさせていただきました。もし問題があれば消去してくださいね!よろしくお願いいたします。
投稿者 hypnotism : 2005年07月14日 18:24
シェルショックも平和向けになるわけですね。だんだんと。
あと、平々凡々と生きてると信用されないのは、困るなぁ。
投稿者 パットン : 2005年07月14日 14:31
“進学校”の定義が、「医学部・旧帝大にほとんど進学」なのか、「過半数以上がとりあえず現役でどこかの大学・短大に進学」なのかですが、今はどうかわかりませんが在学中だった約20年前は後者「も」含まれていました。もちろん前者のみの進学校も山口県には存在しているはずです。
当時は一応そこそこ学力ありという地元の評価だったため、地元でそこそこ良いところに就職したいという人も結構入学してきており、就職できていたようです。
まぁ結婚式で新郎新婦をあの手この手でほめるのと一緒ですね~。
不謹慎ですが「実行犯のショボさ」は自分も感じましたし、「いつ進学校になったんだよっ」ってツッコミをテレビに向かってしていました。
投稿者 バブルの頃の卒業生 : 2005年07月14日 12:06
トラウマって、嫌な思い出とかツライ思い出のことではないんじゃないの。
投稿者 Hugo : 2005年07月14日 10:32
高校のHPありますよ。(県立から検索すると、)爆発事件に関しても、コメントが載せてありますが、・・・私のような教育機関嫌いのものには空々しく感じられます。トラウマに捉われすぎて、日ごろの危機管理問題なんか、薄れてるような気がしますけど。
投稿者 jam : 2005年07月14日 09:23
わたしは辛い出来事が原因で不眠、体重の激減、気分の日内変動などひとくさりの症状が出たので心療内科に行き、PTSDと診断され、抗うつ剤の服用とカウンセリングを1年半続けています。その間、言語化と分析を山のように行い、なんとか乗り切ってきました。原因になった出来事は最近収束したのですが、結局燃え尽きというか揺り戻しというか、普通のうつに移行してしまい、抗うつ剤の量が増えました。なんだかなあ、という思いもぬぐえません。
分析と言語化がなかったらもっと早くにつぶれていただろうけど、今のうつはなかった。でももっと早くにつぶれていたらその挫折感が一生わたしを苦しめただろうと思います。
どっちにしてもこうなるしかなかったのかと。
トラウマになるならない、うつに移行するしないは本当に個々人の問題で、そんな事件直後にはわからんやろうとは思います。単に日記をつけるとか記録を取っておくことの方が偽装記憶を防止するという意味で有効なような。
でも確かなのはそのビョーキに対してシャカイはあまりにも無知で、相変わらず「怠けなんじゃないの」「運動不足だよ」などと親切な忠告をしてくれる人がいるのも事実です。安心してビョーキにもなれないです。
長文失礼しました。
投稿者 mf : 2005年07月14日 08:34
人間誰だって、思い出すと居ても立ってもいられなくなるような嫌な思い出とか、涙が出ちゃうツライ思い出ってあるんじゃないかなぁ。そういうのが無い人の方が信じられないというか信用できない。
投稿者 bowwho : 2005年07月13日 23:03