8年前の1997年8月31日、ダイアナ妃とそのボーイフレンド、エジプト人の武器商人にして大富豪、ドディ・アルファイド氏がパリの高速道路トンネル内で、運転手アンリ・ポール氏の運転ミスによって中央分離ゾーンに激突する事故を起こし死亡する。彼らはパパラッティと呼ばれる一発屋カメラマンたちの追跡を逃れるために、無謀なスピードで走行していたとされる。この事故では、同乗者で生き残ったのはボディガード1名だけであった。
この事故はいまだにさまざまな憶測を呼んでおり、何より、かっての英王室メンバーがイスラム圏に取り込まれることを恐れた英国非合法部局による謀殺であるという意見が根強い。この手の「トンデモ」系陰謀論というのは、作りが粗雑で大胆なほど信奉者が増える面がある。おそらく当事者だって原因をはっきり理解していないような事故のこと、今後も独創的な意見が主張され続ける事だろう。
私がこの事件報道で注目する事はただ一点、運転手のポール氏が事故当夜服用していたとされる薬物についてである。彼はアルコール中毒からの回復プログラム上にあり、当時はSSRIのプロザックと向精神薬のチアプリドを飲んでいたとされるのである。服用量は不明であるが、これを事故の原因とする報道もあるぐらいだ。
ヨーロッパでは、アルコール中毒ケアにこんな薬を使えるのか、と感心した。チアプリドは日本では痴呆老人の鎮静目的と、パーキンソン症候群に伴うジスキネジア症状だけに適応が認められていて、それ以外の用法は保険医療の対象ではない。内科医も結構使う薬ではあるが、ジスキネジアへの使用にしても、ちゃんと薬理作用を理解したうえで使っている人はかなり少数だと思う。
アル中克服のためには酒を断つしかないのだが、当然急性期には離脱症状(いわゆる禁断症状)が現れるし、結構長期的に不眠とか抑うつ、食思不振や焦燥感といった随伴症状が現れる。これに対して薬物投与することは、再び酒浸りになる口実をいくらかでも軽減する手段にはなる。日本でよく使われるのは、というより、私がバカのひとつ覚えで使うのが抗不安剤とスルピリド(商品名ドグマチール)の組み合わせである。
昔から軽うつ状態には処方していたが、厚労省がアルコール治療のモデルにしている某国立病院で短期研修を受けたとき、ほとんどの人がこの処方を受けていたのをみて、さらにその傾向は強まった。スルピリドは少量では制吐作用や抗うつ作用、大量では抗幻覚作用など、非常に幅広い効能を持った薬で、私は実質8割ほどの患者にこの薬を使っているといってもいいが、残念な事にかなりの頻度で現れる副作用がある。
それは猛烈な食欲増進作用と、授乳ホルモンのプロラクチン分泌促進作用である。前者はうつ状態やアル中回復期に対しては、副作用というより主作用として働くが、後者のほうはまず役に立つことはない。男性でも乳房が膨らんできて乳汁分泌が始まる人が結構いるので、いくらそれ以外の不都合はないとはいえ、ちょっと使い続けることには抵抗がありすぎる。
そんなわけで、代理薬として使うのがチアプリドになったのである。チアプリドはその名前でも判るように、スルピリドとほとんど同じ構造を持った薬剤である。もちろん、こちらにも同じ作用はあるのだが、その出現率はかなり低い。当然ながら主作用の方も少々低いのと、医療保険でそういう適応は認められていないのが困ったところ。これは結局自分の経験だけからそれこそ自家薬籠中にはいることになった薬なのだが、ほとんど後ろめたさを感じなくなるきっかけになったのが、かのダイアナ妃の受難だった。
厚労省の定めた保険医療の基準なんか、一度も考えたことがないのがまずいところだが、そちらは適当な回避手段をつかえば何とかなるので、薬理効果をうまく利用させてもらう方が大事なのはいうまでもない。そんな訳で、この薬をこの目的でしかたなく使うときは、心の中で「ダイアナ処方」と呼ばせてもらっているのである。そんな私の怪しい薬の使い方に、それなりの根拠を与えることになった事件が起こったのが、今日と言うわけ。保険組合の皆様、読まなかったことにしてくださいね。
BBCニュース8月25日の記事より。
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英国の研究者は、男性は女性より知性的であるという研究報告を発表した。
英国心理学雑誌に発表予定の研究論文は、男性は女性よりも平均5ポイントIQが高いと主張する。著者のポール・アービング講師とリチャード・リン教授によれば、この差はIQが高い集団を見るほどはっきりするのだという。彼らの研究は約8万人を対象にしたIQテストを基礎にしており、追加研究のためにさらに2万人の学生を対象にした検査が行われたという。
マンチェスター大学神経心理学講座の筆頭講師であるアービング博士は、BBCの取材に対してこう答えた。「14才になるまではこの男女の差はない。しかし、この年齢を過ぎて大人になるに従い、5ポイントの差が現れる。これは大きな差ではないが、重要な違いを生む事になる」。
「これは女性が一般的に学業ではよい成績を示すことや、職業上でも素早い達成能力を見せることとは矛盾する結果だ」。研究者は「一般認知能力」を測定するテストをこの研究で使用している。これは空間的、言語的認知能力を対象にする。このテストの成績が高いグループほど、男女差は明白になるのだという。IQが125ある優秀グループでは、男女比は2倍になり、天才の領域である155では、男性は実に女性の5.5倍であったという。
アービング博士はタイム誌の取材の中で、この差は「さまざまな領域、例えばチェスのチャンピオンや、フィールズ賞受賞数学者、ノーベル賞受賞者などで男性の方が圧倒的に多い理由を説明している」と答えている。
論文では、同じIQレベルなら、女性は男性より生産的であるが、「それは女性たちはハードワークをよりねばり強く続ける事が出来るからだ」という。今年の初め、ハーバード大学のローレンス・サマーズ学長が、セミナーで「男性が女性より数学的能力がまさっているのは、遺伝子のせいだ」と発言し、招待者の何人かが抗議のために退席するという出来事があった。サマーズ学長は、後に彼の発言を謝罪し、女性研究者が少ないのは子育てによって研究時間が制限されるからだと訂正した。
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何となく、新石器時代のファッションショーという雰囲気を醸し出している左の写真(クリックで拡大)は、Ferguson Safety Productsという会社が出している「自殺防止スモック」。
病院や刑務所などで、自殺の危険が差し迫っている収容者のために考え出されたものだという。拘束そのものが身体的ストレスになるのと、拘束することでかえって自殺企図者の反発を引き出してしまい、対応がさらに困難になるというのはよくあることで、そうした点を考慮して作られたのがこれだとのこと。
頑丈なナイロン素材で作られていて、裂いてヒモにすることも、飲み込むことも出来ず、堅い材質がつかわれていないので攻撃用の武器にもならず、肩周りもマジックテープなので首にかけることもできないという。保温作用も優れていて、これだけで十分低体温症を防ぐことができるという宣伝文句。
これと同社製品のSafe Sleeping BagやSafety Blanketと組み合わせることで、自殺の危険が差し迫っている人を安全に管理できると言うのだが……。人間、何が何でも死のうと思えばいくらでも方法はありますからなぁ。それこそ、危険な低体温症をこれが防げるというのなら、脱いでしまえばいいわけで。
こういうその場限りの対応を形にしたようなものは、原則論者にはまことに評判が悪いのが普通である。例えば老人痴呆患者の不潔行為を防止するという名目の「痴呆つなぎ」というものがあり、差し当たってはウンチこねなどを防止することはできる。しかし、それは手抜きとウラハラなので、これを使わないのを「人間的痴呆介護」としてサービスの差別化宣伝する介護施設もある。もちろん、その実体は「重症の行動異常がある人はお断り」ということですけどね。
たしかにあれはザマがわるく、もうちょっとしゃれたデザインと機能的工夫はした方がいいとは思う。この安全スモックは、そういう方向に応用が利くような気がしないでもない。自殺予防ということではそう適応はないかも知れないが、そこそこ有用なこともあるんじゃないかなというのが私の意見。
元情報はこちら。最近ここばっかり。
全便運行停止を告げるオセアニック・エアラインの公式ページ。フラッシュを使った気の利いた予約システムも、機能していない様子。ホームの断り書きをよめば、オセアニック・エアラインは9月22日に起こった815便の事故によって、25年間続けてきたサービスを維持することが出来なくなったとある。
そんな事故なんてあったっけ、と"Oceanic Airlines"を検索してみれば、こんなところが見つかる。それに寄れば、この名前の航空会社は実在せず、映画やTVドラマでしばしば使われる架空の名前なんだそうである。有名どころでは今日たまたま洋画劇場でやっている「エグゼクティブ・ディシジョン」とか、05年のエミー賞12部門にノミネートされているというTVドラマ、「LOST」で知られているのだそうな。
この予約システム風のページも、腰を据えてあちこちとクリックしてみれば、ちゃんと「LOST」の宣伝になっているのが判る。このドラマは南海の孤島に墜落した旅客機の生き残り乗客たちが、困難に打ち勝ちながら、墜落とその後の救助活動すら行われない謎を解いていくというような話らしい。「サバイバー」みたいなテイストを、ドラマに逆輸入したってことなんでしょうかな。この10月には、日本でも放映されるようになるとのことだ。
それにしても、こういうあちらものドラマに日本語版専用のテーマ曲をつけるというのは、ちょっと勘弁して欲しいセンスだなと思うのは私だけ?
知り合いが郊外住宅地に大豪邸を建て、その新築パーティーにお呼ばれしてしまった。車で行って20分、という距離なのだけれど、パーティーというからには酒もでるし、はてさてどうすればいいものやら、と思っていた折りも折り、つくばエクスプレスが開通してくれているのである。
それも、開通直前に入っていた新聞広告をみたら、いつの間に作っていたのか、駅は自宅から直線距離で数百メートルのところにあるという。わずかな鉄分を刺激されたこともあり、早速利用することに。新聞記事によれば、始発駅になる秋葉原はえらい大混雑だということだが、自宅近くの新駅周辺は造成も済んでいない荒れ地だし、駅入り口には暇そうなティッシュ配りのアンちゃんがいるだけである。大体、不気味なことに、駅員がどこにも見あたらない。誰もいないホームで待っていると、なんかゲームの主人公になったような気分だ。
結局、その後のパーティーでえらく泥酔してしまい、逆向性健忘が電車に乗り込むあたりにまで影響していて、えらく非現実的な時空に入り込んだ印象だけが残っているのである。帰りのほうの記憶は全くないしなあ。ケータイに写真が残っているので、乗ったのは間違いないと思うけど。
完全に個人的事情からくる興味で申し訳ないが、"Bicycle Riding and Erectile Dysfunction: An Increase in Interest (and Concern)"「サイクルスポーツと勃起障害:拡がる関心」という、「性医学雑誌」9月号に発行される論文の紹介を。ただし抜粋だけ。
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99年から04年のあいだに、性医学、泌尿器科学、神経学などの専門領域において、自転車に乗ることと勃起障害(ED)の関連性について調べた研究論文は21通存在する。それ以前の18年間では、そのような論文は14通しか発表されていなかった。
この論文の第一の狙いは、サイクルスポーツの安全性について様々な立場から検討されたデータを、エビデンスレベルにカテゴリー化して要約することである。第二には、サイクルスポーツによって引き起こされるEDの危険性を最小にするべく、このスポーツにかかわる人々の関心を提起することにある。そのため、1981年から2004年の間に発表された、英語論文、および学会報告の要約をレビューし、サイクルスポーツとEDについての疫学的関連性を検討した。
その結果、週に3時間以上自転車に乗る人は、中程度から重度のEDに罹患する危険性が1.72倍高いことが示された。サイクリストがこのレベルのEDに罹患する率は4.2%と4%であるが、ランナーの場合は1.1%、スイマーは2%であった(いずれも年齢補正後)。そのため、サイクリストは自転車に乗る際、EDの危険性を最小にするための手段をとる必要がある。先端が突出したタイプのサドルから、突出部のないタイプへの変更、乗車時の姿勢をより直立させるか、もしくは後屈させる、ゲル封入サドルの使用、サドル位置を下向きにするなどの方法がある。
EDを引き起こすメカニズムは、乗り手の会陰部とサドルの摩擦にあると考えられる。サドルの突出部にまたがることは会陰部に過剰な圧力を加えるので、一時的に海綿体内部の血行低下を引き起こし、血管内皮の障害からEDを生じさせると思われる。
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一時、週に3時間どころか、その数倍の時間をロードレーサーの上で過ごしていた人間としては、最近のあまりの枯れようの原因がこんなところで判ってちょっと複雑な気分になる。本格的にサイクルスポーツを始めると、初めのうちは一休みしてオシッコするたびに排尿痛で悶絶しますものな。お買い物自転車に乗っている気分で、サドルにどかっと座り込んでしまうのが主な原因なので、慣れてきてうまく腕と足で体重を分散出来るようになると、少なくとも排尿痛は何とかなってくるものだ。
ゲル入りサドル(写真)も使ったことはあるが、そういうグッズに凝り出す頃には、運動時の尿道関連の苦痛はなくなっていたので、そう御利益は感じなかった。でも、長時間ライドのあとでは、会陰部あたりの感覚がほとんどなくなっているのはしょっちゅうなので、ああいうのはすべてEDのリスクになっていくんでしょうな。個人的な意見をいえば、単に局所の圧迫による機械的傷害なんかより、あっち方面への関心それ自体が落ちてしまうのが先なんではないかとも思う。単一症例の経験から言っているので、そう固執はしませんけど。
Ricardo Munarriz et al, "Bicycle Riding and Erectile Dysfunction: An Increase in Interest (and Concern)" ,The Journal of Sexual Medicine
Volume 2 Issue 5 Page 596 - September 2005, doi:10.1111/j.1743-6109.2005.00099.x
"Are the poor willing to pay a premium for designer labels? a field experiment in Bolivia"、「貧乏人はブランドレーベルに金を払うか?ボリビアでの実験」という、オランダ・ティルブルグ大学のエコノミスト、ルーク・ファン・ケンペンが発表した論文の紹介。抜粋しか読めないので、もう一つ内容がわかりにくいため、検索してみたら、本人が講義で使ったパワーポイントプレゼンテーションを見つけたので、そちらも参照して解説したい。
人間の欲求というものはまず生存に必要なものに始まり、豊かさが得られるにしたがって、しだいに安全性とかの付加価値を求めるようになると考えられている。例として、例えば携帯電話を発展途上国で売り出す場合を考えると、余計な機能を外して安価な製品を供給すると言うのが普通の考え方である。
ところが、ノキア社はそう考えない。「貧しい国の人々は、高価な付加価値が付いた製品を、豊かな国の人よりも収入に対する割合が遙かに高いにも関わらず、購入する傾向がある。見かけとブランドこそが重要なのだ。貧しい国にあっては、これらの製品はステータスシンボル以上のものなのだから」、というのが彼らの発見で、それにしたがって発展途上国向け製品を作り、現に成功しているのだそうだ。
この考え方は、今までの低所得層に対する製品開発の理念とは全く反するものである。今まで、低所得層や発展途上国向けの製品というものは、無駄な装飾や機能を削った安価なものにするべきだと考えられてきた。そういう方向は、富の象徴としての魅力をそぐだけであったと言うことになる。
ケンペン研究員は、途上国における商品への購買欲求がブランドというものに強く影響されることを確かめるため、ボリビアのコチャバンバ市のスラム街で、カルバンクラインのロゴ付き香水と、全く同じものでありつつ、ロゴのない香水のどちらを人は欲しがるかという比較実験を行った。(本音が出やすいように、確率を応用した買い物ゲームにしてあるというのだが、これが正直言ってよくわからなかった。)
ロゴ付き香水は2割高であるが、被験者には中身は全く同じものである事を前もって説明してある。それでもかなりの割合の人が、あえて価格の高い方を選んだとされる。そして、その選択をした人は、①低学歴、②テレビドラマを見る時間が長いという特徴があげられるそうな。
なんか、あえてビンボー人をからかうような結論を出そうと努力したような印象がつきまとうもののの、実際、金のない人間に限って、無意味な差別性に飾られた商品を消費するというのも実感ですからなぁ。ウェブレンが指摘したような、有閑階級の衒示的消費なんてのは、大量消費時代になって貧乏人の特徴になってしまったというわけ。
ところで、ケンペン研究員のプレゼンテーションには付録が付いていて、香水の実験以外に彼がやったもうひとつの実験結果がまとめられているが、これがなかなか面白い。まず、3種類のTシャツを準備する。ナイキ、ラルフ・ローレン、地元のノーブランド商標の付いた3種類であるが、Tシャツそのものは地元製の同一品である。
二人の被験者にジャンケンのようなゲームをやらせ、勝った方はTシャツがもらえるのだが、どの種類が手にはいるかは負けた方が決めると言うもの。まあ、予想通り、賞品になるTシャツの一位はノーブランドで、三位はナイキであったそうな。その差はせいぜい数%、と言うのがちょっとうれしいような、どうでもいいような。
Luuk van Kempen, "Are the poor willing to pay a premium for designer labels? a field experiment in Bolivia.", : Oxford Development Studies. Volume 32, Number 2 / June 2004.p205 - 224. DOI: 10.1080/13600810410001699957元情報はImprobable Researchより。
米国議会は来る8月31日以降、大統領職を海外に委託すると決定した。これによって合衆国政府は年間40万ドルの大統領歳費の節約だけでなく、5千2百億ドルに上る財政赤字も解決できると期待されている。
「これは極めて賢明な政策だとおもう。支出削減は極めて重要だ」、トーマス・レイノルド下院議員は語る。彼は政府政策委員会で国内事業の海外アウトソーシング政策を検討している。「今のような支出を続けていけば、米国は競争力を保っていけない」。
ブッシュ現大統領はけさ、メールで解任を告げられた。転職のため、猶予期間も認められている。インド・ムンバイで電話サービスをしている、グルビンダー・シン氏(写真、クリックで拡大)が9月1日から大統領職を引き継ぐと内定している。シン氏は両親がナイアガラの滝で休暇を取っているときに生まれたため、合衆国の公職につく資格をもっている。彼は月に320ドルの給与が払われるが、健康保険や他の特典はない。
シン氏はその仕事を、スタッフなしでこなせると期待されている。米国とインドの時差のため、彼は基本的に夜間働くことになる。「夜間業務のおかげで、今のアメックス・コールセンターの仕事も続けられそうです」、シン氏はそう述べている。「私はこの仕事に感激しています。いつかは大統領になりたいと思っていたのですから」。
議会のスポークスマンによれば、シン氏は大統領職に関わる課題をすべて理解しているわけではないが、それは別に問題ではないという。シン氏には様々な政治課題に関わる想定問答集が渡されていて、それを使えば充分な理解などなくても声明を発表できるからだ。「この問答集は実に有効です。ブッシュ氏自身、これで何年もやってきたんですから」。
ブッシュ氏には、8月31日までの間、生活費やその他の経費、給与が支払われる。その額はおよそ週に240ドルとなる。残念ながら、健康保険は限度額を超えるため、適用されない。彼は今まで、人材派遣会社のマンパワー社から演説原稿の作成などの助けを得ていたため、同社に移動する準備をしていたが、その限られた実務経験のために、マンパワー社は受け入れには難色を示している。ひとつの可能性は、空軍への再入隊である。彼がもしこの道を選べば、以前滞在経験のあるイラクに派遣されることになる。
「私はそこに行ったことがあるので、イラクのことなら何でも知っているよ」、ブッシュ氏はバグダッド空港ギフトショップについての豊富な知識を誇っている。バグダッドとファルージャの消息筋は、ブッシュ氏は現地の人々の温かい歓迎を受ける事になるだろうと言う。彼の到着予定について現地の人々は詳しい情報を得ていて、心温まる歓迎を計画していると言うことだ。
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以上、小話サイト52Bestより。こういう力業で押し切るジョークというのは、本来は我々には苦手な部類なんだけど、最近のお笑いにはこういうの多くなって来たような気がしますな。ホントはコイズミ版を自分で作ろうと思ったけれど、出来なかったので翻訳でごまかし。
Catholic Online7月22日の記事より。
「キアヌ・リーブスが邪悪な力と戦うように、神父は人々とともに罪と戦うのです。戦いはあらゆるところにあるのです」、インディアナポリス司教区で青少年指導副部長を務めるジョナサン・メイヤー神父はそう説明する。
これは彼の司教区が作成した神父募集のポスター(左写真。クリックで拡大)について、カソリック・ニュース・サービスが行ったインタビューに対するコメントだ。映画「マトリックス」のイメージで作られたこのポスターは、メイヤー神父自身の発案である。ポスターにはローマンカラーの聖職服に身を包み、十字架とロザリオを手にもち、サングラスをかけた神父が描かれている。
メイヤー神父によると、この画面構成は彼が現代の神学生たちに伝えたい気持ちを表現しているとのことだ。「今日の神学生は、現代世界そのものに関わりつつ、同時に伝統というものも尊重する必要がある。故ヨハネ・パウロ二世のようにね」。(引用以上)
このポスターはなかなかの反響をよび、若者たちの間で流行し、あちこちに貼られるようになっているのだとのこと。神父になろうとする若者もどっと増えた、と言いたいところだが、それについては全く記載がない。
普通は「パクリ」といわれても仕方がないと思うのだが、何しろ神様の使徒がしていることなので、著作権だの何だのと言うクレームは付いていないらしい。司教区ではタダで配っているらしいので、興味のある方は連絡を取ってみればいかが?
元情報はこちらから。
余丁町散人夫子のこんな文章を読んだせいなのか、妙な夢を見た。
昔、一緒に仕事したと自称する女性から電話があり、ちょっとヒマが出来たので、久しぶりに会いたいとのこと。そういわれてもこちらには全く覚えがない人で、なんか一種の詐欺ではないかと不安になりつつも、オヤジ世代のいやらしさ、ホイホイと約束の場所に出かけていくのである。
待ち合わせ場所であるJR線の改札口に時間通りに現れた女性は、えらく露出度が高めの黒いドレスを着ていた。田舎のベッドタウンに向かう地方路線とはまるでそぐわない格好の女性と向かい合う私に、通勤客たちは怪訝な視線を向けて通り過ぎていく。
「久しぶりやん。全然かわらへんね」と、身体のラインが強調され、大きく胸もとの開いたドレスを着たその女性は、私に駆け寄りながらこぼれるような笑みを向けてくる。そちら様こそ、と言おうと思うのだが、こちらはその女性に全く記憶がない。黒木瞳と山田花子を素材に、巧みに再構成したようなその人の、名前すら思い出さないのだ。
彼女はそんなことには全くかまわず、矢継ぎ早に話しかけてくる。「あれから色々あってね。マスコミと金融関係の仕事してたんよ。独立したり、ついでに旦那と別れたり」、そういって彼女は意味ありげな視線を私に向けるのである。「あんたは昔と同じやろね。やっぱり朝から晩まで病院暮らし?」、まあそういったところです、ところで今日はどういった御用件で?「ちょっと仕事が一段落やし、羽のばそうと思うてな。ちょっと言いたいことのある相手もおるし」。はあ、それは大変ですね、ご健闘のほどを、それでは今日はお久しぶりでした。
そう逃げようとするのだが、彼女は許してくれない。「おもろい冗談やね。それで済むとおもてるわけや。あんたはいつもそうなんや。自分の事ばっかりで、人のことなんか何にも考えてへん」。いや、そういわれますが、現にあなただって私がどう思っているかも気にしていないわけで、大体、私はあなたがどなたであるかも存じておらないのです。
「私を知らんやて?」、彼女は急に元気をなくしてしまう。「そうか、知らんのか……」そのまま雑踏に紛れていく彼女の背中を眺めながら、あの女性は自分の選ばなかった運命と人生の象徴だったんだなと知る。そして、自分が生き続けていく時に、いつも間違いが続く理由さえ納得していたのだった。
スティーブ・エアハルドは完全を求める男だ。「ケン」人形そっくりになるために、このカリスマ美容師は約30回の美容形成手術とその後の手当のために25万ドルを払い、今の容姿を得た。
ヤフーETは、スティーブのボトックス治療(ボツリヌス毒によるしわ取り術)の機会に、理想の容姿について、彼自身から取材した。彼は語る。「ハリウッドで暮らしていくなら、自分のキャリアを常に広げていく努力をしていかないといけない。僕のサロンのフォトギャラリーはまるでカメレオンさ。自分が年ごとに変わっていくのを眺めるのは、実に楽しいものだよ」。(引用ここまで)
彼は1987年に初めて鼻の美容形成をうけ、その後もマイケル・ジャクソンと同じ医師にかかって鼻をいじり、しわ取り術のあとは、あごの形成術もうけてかくのごとく立派なケツアゴまで獲得した。最近は筋肉内にプラスチックを埋め込むのに凝っているらしく、一見ボディビルダーみたいな彼のガタイは、おおむね上げ底であるそうな。ケン人形というよりは、どう見てもナインティナインの岡村ですがね。
この手のキモい変身願望は彼だけではないようで、すでに昨年、英国でバービー人形そっくりになるよう美容形成をうけて有名になったシンディ・ジャクソンなる女性をみて、ケン人形になるべく形成術をうけ、それを売りにしてビジネスを始めた男性のことが話題になっている。名前までケンドールなんてのに変えて、えらく洒落た個人サイトまでつくっているので、ぜひご閲覧のほどを。
この人たちのことについて、X51.orgは昨年4月、二人が恋人同士であって結婚するようなニュアンスの記事を載せている。こちらの記事によれば、二人はお互いのビジネスを手伝う友人だということなんだけど。X51.orgのほうは、この記事のかなりの部分と重なりつつ、かなり独自な付け加えのある翻訳の形を取っているんだが、ある種の「超訳」なのか、独自のソースを持っておられるのか、かなり不思議なところである。
八月も下旬に入ったというのに、妙に暑い日が続くので、さすがに夏好きの私もいい加減バテ気味になってしまう。こういうときにはエスニック系ディナーで土曜の夜を過ごそうと、フリーペーパーなどを掻き集めて手頃な店を物色する。私の住んでいる街は、この不景気時代にあっても、地方都市としては結構にぎわいが維持されている方ではあるのだが、こと食い物の店に関していえば圧倒的にバリエーションが少ない。
若者が一杯集まる店は山ほどあるが、そのほとんどが居酒屋の範疇なのである。たまにはちょっと見栄をはろうと思っても、昔からの割烹とか、えらく古典的な中華料理やフレンチの店がわずかにあるに過ぎず、しかもそれらがすべて今ひとつである。和食ならまだ選択の幅があるとはいえ、そもそも、そばとか刺身なんか、どこがうまいか判らんのだよね、私は。
そんなわけで、アジア系エスニック料理の店ならあるだろうと、必死に情報誌やネットを探したのだが、不思議なことにプロサッカーチームまであるこの街には、そうした店が一軒しかなく、しかもそこは今「夏休み」なのであった。以前、殊能センセーのサイトにあった、おぎやはぎのコントを思い出したよ、ホント。
仕方がないので、近所の韓国焼肉店に行き、やけくそのようにハラミを詰め込み、石焼きビビンパに山のようにコチジャンを放り込んで大汗かいて平らげたら、結構満足してしまったのがちょっと悲しい。焼肉とエスニック料理は昭和40年代へと時計を戻す効果があるのだなと、妙に納得してしまった夕べなのであった。
シンガポールにあるバイオエンジニアリング&ナノテクノロジー研究所のカイ・バン・リー研究員は、このほど尿によって作動する超小型電池の試作に成功した。この電池はごく簡単な構造を持ち、きわめて安価な材料で作ることが出来るが、わずか2滴の尿によって1.5mW強の電力を発生する。
リー研究員は、この電池が家庭用の健康測定キットの使い捨て用途や、体内埋め込み医療デバイスの電源として有効なのではないかと、その論文の中で示唆している。
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弁護士は妻殺しの嫌疑をかけられた被告の最終弁論に入った。この事件では妻の死体は発見されていなかった。弁護士は彼の能力のすべてを尽くして、陪審員たちに被告の妻が殺されたという事件そのものに対する合理的な疑いの種を植えつけようと、ドラマチックな訴えを試みた。彼は法廷に入るドアに向けて手を伸ばし、叫んだ。「今この時にも、被告の奥さんはこのドアから入ってくるかも知れないのです!」法廷にいたすべての人は振り返って、その目をドアに向けた。
それは効果的なテクニックだった。被害者とされた人間が法廷に入って来るかも知れないと期待した陪審員が、被告をその人の殺人犯だと思うだろうか?
検察官はへこたれなかった。彼は立ち上がると、同じように法廷のドアに向かって腕をのばした。そして、陪審員に向かって静かにこう語り始めた。「この法廷におられたすべての人はドアを振り返りました。ただし、一人の人間を除いて。それは被告です。なぜなら、彼には振り返る必要がなかった。その妻があのドアから、ここに入ってくる事がないことを知っているからです。彼が妻を殺したのです。」
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1896年前の今日、内燃機関エンジンを持つ自動車による、世界はじめての歩行者死亡事故が起こる。場所はロンドン、クリスタルパレス前の道路であった。被害者は44才の主婦、ブリジット・ドリスコル。彼女は娘の手を引いて道路を横断中、試乗会を行っていた英仏自動車会社の車にひかれて死亡した。(参考①)
目撃者は、「自動車は信じられないスピードで爆走してきた」と証言している。検証に寄れば、そのスピードはおよそ時速6.4km/hであったとされる。この事件は不慮の事故とされ、運転者は法的責任を問われることはなかった。検死官のパーシー・モリソンは、「このようなことは、今後決して起こることはないであろう」と言明した。
なお、蒸気機関自動車による初の死亡事故は、これにさかのぼること約27年前の1869年8月31日に起こっている。被害者は女性生物学者として知られたマリー・ウォードで、乗っていた蒸気自動車から転落して車輪にひかれ、即死している。(参考②)
自動車事故そのものの歴史はもっと古く、フランスの軍人、ニコラス・キューニョーが1769年に蒸気ワゴンと名付けた蒸気三輪車を作ったその日にさかのぼる。この世界初の自走車はあまりにも操縦性が悪く、試運転の日に壁にぶつかって壊れてしまった。(参考③)
米国スポーツ医学雑誌7月号に寄せられた、トルコの研究者の論文。
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[背景]プロ、アマチュアを問わず、サッカー選手は得点を上げた後、ピッチ上で派手な喜びのパフォーマンスを見せるものだ。傷害はこういうときにも起こりえる。
[目的]このような「得点歓悦性外傷」を防止するために、著者たちはプロサッカー選手の事例を検討し、今後の有効な予防策を考察した。
[研究計画]実際の事例に付いての検討。エビデンスレベルは4(対照群のない症例シリーズ報告)。
[方法]1996年から98年の2シーズン中、152人の選手が試合中にこうむった外傷のため、整形外科で治療を受けた。そのうち、9例が試合中の得点を祝賀する行為の際、受傷していた。祝賀行為、外傷、治療、回復期間それぞれの特徴について検討した。
[結果]9例のうち7例はトルコプロリーグの男性選手であり、年齢は17~29才に分布し、平均年齢は24才であった。8例は自然芝のグラウンドで受傷していた。ほとんどの傷害は後半戦の試合中に起こっている。祝賀行為の種類は、スライディング(頭から、足から双方)もしくは、ひざまずきながらのスライディングが5例、チームメートと折り重なりあうというのが3例、試合終了時に同僚選手からタックルされたというのが1例であった。傷害は足首、鎖骨、肋骨の骨折と靱帯損傷、および腰部、ハムストリング、内転筋、大腿四頭筋の筋損傷、それと尾骨の打撲を含む。平均的な回復期間は6.2週間であった。これらの傷害に対して、相手チームの選手は関与していないのが普通である。
[結論」スライディングや、同僚同士が折り重なりあったり、チームメートにタックルをかけるような、ゴール後の派手な祝賀パフォーマンスは深刻な傷害を起こす危険性がある。サッカーによる一般的な外傷を予防する手だてに加え、監督やチームドクターはこうした傷害を最小にするため、選手たちにセルフコントロールを教えるべきであろう。こういう行為に対してペナルティを課すような、より厳格なルールの確立も予防にの助けになるであろう。
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どうもトルコのサッカーというのは、得点後の盛り上がり方が尋常ではないらしいということがよくわかる研究である。それにしても、"Score-Celebration Injuries"というのをどう訳すか、類語辞典まで持ち出してきたんだけど、結局しっくりするものを見つけられなかった。祝賀では皇居の前で万歳してるみたいだし、祝福ではなんか宗教がかりだしねぇ。歓悦というのではちょっと聞き慣れないし。
Bülent Zeren, MD and Haluk H. Öztekin, MD. "Score-Celebration Injuries Among Soccer Players" ,The American Journal of Sports Medicine 33:1237-1240 (2005)
J-walk blogなる有名ブログに掲載された"Real Or Fake"と題された写真。バスにはねられた歩行者が、助手席がわに張り付いたまま惨めな姿をさらしている。バスの前部にはポルトガル語で、「横断歩道を渡ろう」という意味の言葉が書かれているらしい。
どう見たってこれはペイントされたものなんだが、これが本物の歩行者安全キャンペーン用なのかどうかというブログ管理人の質問に、沢山のコメントが付いていて、その大方は「フォトショップ作品」という意見である。「だって、フロントグラスまでヒビが入っているだろ。あんなの危険だよ。ニセに決まっているじゃないか」。「あれはサンパウロを走ってる本物のバスだよ。安全キャンペーンもやってるし、本物だと思うよ」。
結局、真実はこれを取り上げた別のブログ、私がいつも参考にしているThe Museum of Hoaxesに対して寄せられたコメントで判明した。これはサンパウロ市当局が安全キャンペーンに使おうとした、いくつかのアイディアのひとつであって、実際には使われていないという事らしい。そのあたりの事情はこちらに書かれているらしいのだが、機械翻訳で読んでみたものの、あんまりよくわからない。公共キャンペーンとしてはかなりのインパクトがあるアイディアなので、ぜひ日本のどこかの街で利用して欲しいものだ。
アジア各国の妙な日本語看板とか、変な日本語Tシャツロゴをあつめて、面白可笑しく紹介するようなサイトがいくつかあって人気を呼んでいるのだが、その手のオマヌケの本家といえば、英語圏に対する日本を中心とするアジアであることは間違いのない事実である。
有名どころのengrish.comなどを見れば、バカにされているのはもっぱら日本人であるのに、思わず微苦笑を禁じ得ない。その延長にあるともいえる、映画「スター・ウォーズEPIII」中国海賊版DVDのけったいな英語字幕について書かれたブログが、いま話題を呼んでいる。
ブログ管理人は仕事でバンコクと上海を往復する米国人。現地の映画館でEPIIIを見た翌日、知り合いのDVD売人からこれを買ったらしい。音声は中国語に吹き変えられていて、英語字幕も付いていると言うシロモノ。それも、元の脚本を字幕にしたのではなく、吹き替えの中国語を英訳したらしい。機械翻訳かとも思ったが、いくつかの理由でそうではないと知れる。
まずタイトルロールからして、すでにおかしい。画面には"A long time ago in a galaxy far, far away..."と出ているのに、"Long time ago the farway galaxy"である。"a"と"the"の取り違えなどを見ると、同じアジアの同朋であることがヒシヒシと伝わりますなぁ。そして、"Revenge of the sith"が"The backstroke of the west"である。復讐がテニスのショットみたいになっているのはいいとして、シスを"west"と言い換えているのが面白い。大体、シスってなんか判らんもんね。悪い奴は西洋に決まってるという、中華思想的善悪判定が背後にあるのだろう。
"May the force be with you"は"The wish power are together with you"である。他にも悪しき行いを指す動詞はみんな"f*ck"だったり(機械翻訳でないのはこの点から推測)、偉大であることは全部"big"だったりと、突っ込みどころ満載なので、ぜひ一読して頂きたい。海賊版DVDの作りにクレームつけても仕方ないとは思うものの、アングラであるからこそ、細部にこだわる姿勢というものが必要なのである。悪しき帝国を"west"と呼ぶ意気込みに、精緻な戦略と戦術を加え、五族共和の旗の下、欧米グローバリズムに抗していこうではないかと、意味不明に盛り上がるのであった。
子供の頃と、大人になった最近の写真が並べられたフランスの投稿サイト。それなりに皆可愛い子供が、面影を残しつつ、イケメンになったり秋葉系になったり、美人になったり、そこそこになっていたするのを見るのはなかなか楽しいもの。歴史の流れというものを感じますなぁ。
誰でも写真を投稿できるらしいのだけれど、フランス語で書いてあって、手続きがもひとつよくわからんが、まずこちらのフォームから申し込むようだ。今のところ、日本からの投稿はないようなので、一番乗りを目指す方は早めにどうぞ。
アップル・コンピュータが、独自構造の3ボタンマウス、"Mighty Mouse"を売りだしたというので、よせばいいのにまたもや評判も聞かずに注文してしまう。アップルの製品は、その驚くほど斬新なコンセプトとデザインで、いつも人々の関心を集める。そして、企画倒れの使い勝手の悪さを革新性と言いくるめる宣伝戦略の巧みさによって、常に二歩三歩と差別化を実現しているので、私のような人柱系のカモはすぐにひっかっかってしまうのだ。
確信犯という言葉はあるが、カモられるとわかっているのに引っかかるのはどう呼ぶのだろうか。そんなわけで、そう期待もしていないのに、届いたマウスをMacMiniにつなぐときは、なぜかそれなりにわくわくしているのだった。
結論:一体構造なのに2ボタンとして機能するという所はそこそこの作りで、誤作動もなく、まずまずの使い心地であった。しかし、ホイール代わりの中央ボタンはお世辞にも使いやすいとは言い難く、上下スクロールはぎくしゃくしているくせに、必要ないところで左右スクロールが作動したり、妙なDashBoadとかExposeがぴょこぴょこ動いてかなわない。左右の感圧ボタンも、こんなものどうやって押すんだよと思えるのに、結構無意味に作動する。
結局上下スクロールだけを生かして、ほかは止める設定にして使っている。がっくり来るほどではないものの、普通のマウスの倍の値段に釣り合うものかというのは、かなりの疑問というしかない。デザインったって、鉄腕アトムに出てきた犬のパトカーみたいだし。
これは私だけの体験にしておくのはもったいないので、Apple Store アフィリエイトプログラムというのに申し込み、世の人々にあえて苦行にチャレンジする機会を広めようと決心したのだった。艱難、汝を玉にす、というではないか。アフィリエイトが承認されたら、こちらを通じてどんどんアップル製品を買うことをお勧めする。
コイズミさんが、大胆な衆院解散をやってしまったので、これで自民党もおしまいだ、民主党岡田政権の誕生だとマスコミは囃したが、どうもそんな風に話は進んでいかないようだ。どこまで信用できるか怪しい部分もありつつ、世論調査の結果はどれもコイズミ政権の支持率増加を示しているし、自民党自体の支持だって増えているのである。
細かな資料を示すほど調べてもいないし、調べる気もないのだが、自分の感じ方だけで予測するなら、今回の首相の大決断で、自民党は超長期サバイバルの道を、完全に見いだしたのではないかと思う。それは簡単に言えば、都市住民利害代表政党への脱皮変身ポーズを示したということですな。もちろん、その中身は相当インチキではあるが、いざとなればセコイ郵政利権グループなど、いつでも放り出すのだという姿勢を見せたことは大きい。
今回の政変で、一番カスくじを引いたのは民主党だろう。彼らは、ほとんど死語になっていた「労働貴族」利害代表政党であると、自ら馬脚を表してしまった。もっとうまいこと立ち回る方法もあっただろうに、あえてあの立場を選び取ったのだから、そのセンスのなさというか、危機感のなさは救いがたい。このままあれで突っ走るつもりなら、彼らに残る道は以前の社会党のような、補完的少数反対派としての存在だけだと思える。
そんなわけで、今回の選挙はコイズミ自民の大勝、旧保守グループとしての民主党と、地方利権を前面に掲げた「造反派」の少数派ブロックが形成されるという結果に終わるであろうという予想である。100円ぐらいなら賭けてもいい。郵政に関しては、いずれ民営化されるのだろうが、ハゲタカたちの郵貯の奪い合いというような、あまり麗しくない経過が予想されて、そうコトホぐ気分にもならない。
しかし、あの橘家円蔵顔のカメイさん、読みが甘かったなぁ。しょせん、自分らの自閉的世界の論理内でしか考えられない人だったのかな。(円蔵に似ているというところで)ファンだっただけに、ちょっと残念。
「トリビアの泉」の本日放送分を見ていたら、「トリビアの種」というコーナーで、「心理学者が考える彼氏が浮気をしているかどうかばれない様にチェックする最も効果的なカマのかけ方は」というのをやっていた。いつも半分うたた寝しながら見ているので、具体的な説明が耳に入らぬまま、上のキャプションを見ても、はじめは意味がとれなかった。
一応、「心理学者が考える」というのは最後の「最も効果的なカマのかけ方は」につながるのだろう。問題は「彼氏が浮気をしているかどうかばれない様にチェックする」である。文の構造が曖昧な日本語では、浮気というような目立つ言葉が頭に来ると、それと意味がつながりやすい部分に修飾関係が来ると思ってしまいやすい。当然、浮気というなら「ばれない様に」とつなげてしまうのである。
当然それだと意味が通らなくなり、これは「彼が浮気をしていることをばれない様にしているのを、うまくカマをかけて真相を明らかにする方法」という事を言いたいのかな、と思ってしまう。それをあんな妙な文にするとは、企画スタッフの文章力はどうなっとるのだ、などとマユを顰めてしまっていた。でもそれはこちらの読み取り力の問題があったようで、要はばれない様にカマをかける方法と言うことなのだった。「浮気をしているかどうか」と「ばれない様に」のあいだに読点が必要ということですな。
まあそれはいいとして、心理学者たちが集まって最良の方法と断じたのが、「彼と車に乗っているとき、自分のもっているピアスなどのニセ証拠を突きつける」というものだったので、思わず「そんなことで動揺する男がこの世におるかい!」とツッコんでしまった。99.9%の男はそんなもの見せられても、「何それ。知らないよ」で済ますだろう。0.1%ぐらいは「あ、会社の行事で女の子たち送ったときのだろうな。一人なくしたと言ってたから」というような、自縄自縛コメントで破綻するかも知れないが、そりゃよっぽどのアホなので、浮気の有無にかかわらず、さっさと別れた方がよろしい。
大体ね、浮気の現場を押さえられたって、その時真っ最中でないかぎりは、何もなかったというのが人間(男女は問わないので、こう書き換えさせて頂く)というものだ。真っ最中だって、「ちょっとマネしてみただけ」でごまかせると思っていたりする。どうにもごまかせなければ居直るだけだし。虚をつかれて動揺し、思わず真実を告白してしまう人間など、心理学者の頭の中にしかいないのである。
その手のナイーブさというのは、専門家だけでなく普通の人々のイメージの中にも根強く生きているらしく、私なんかが見聞きする人間関係のトラブルでは、しばしばそういう思いこみと実際との大きなズレにショックを受ける人をみる。「あそこまで平気で嘘をいえる人間だと思っていなかった」などと、自分だって自分の利害に関することなら、かなり厚かましく嘘をいうに違いないのに、深く人間性に絶望したりするのである。
そんなわけで、本日の「トリビアの種」は明日すぐ使えるとはいい難いものだ。あの方法で彼氏が動揺しなかったからといって、浮気をしていない証拠には絶対ならないので、後で裏切られたのなんだのと泣き言をいわないように。
パートで行っている救急病院では毎朝医局会をやっていて、新患の病状検討とかオペ予定の調整などを話し合っている。まことに熱心な仕事ぶりで頼もしい。今日はちょっと時間が余り、脳外科の医者が「初歩的な内容で申し訳ないが」と前置きして、消化器専門医にこんな質問をした。
「最近、急性胃腸炎で救急受診する人が多いのだが、下痢と嘔吐が同時に来ている人に対して、鎮痙剤と嘔気止めを同時に点滴投与するのはどうなのだろうか」というのである。一番ポピュラーに使われる鎮痙剤はブスコパンという薬で、これはアセチルコリン受容体をブロックし、それによって腸管の動きや消化液分泌を抑える。嘔気止めの方はプリンペランという薬が使われる。これはドパミン遮断作用を通じて大腸以外の腸管運動性を高め、ぜん動運動を亢進させて嘔吐を押さえる(多少の中枢性作用もある)。
作用点は違うものの、言うならばこの両者は正反対の働きをする薬剤なのである。それを安易に、腹が痛いからブスコパン、吐き気があるからプリンペランと、同じ点滴の中に放り込んで投与するのに問題はないのであろうか、と。
それに対して、某有名大学の助教授クラスであった腹部外科専門医は、こう答えた。「たしかに、その両者を併用するのには抵抗があるのは事実だ。下痢、嘔吐のどちらが優勢かを見極めて、単剤だけを投与するべきであろう。しかし、救急場面ではあえて両者併用も致し方ない場合もあり、まあ、その、ケースバイケースというか、現場の判断が第一ということでその……」。まことに歯切れ悪く、併用した場合の薬理的な問題はないのかという、さらなる質問にはムニャムニャ言うばかりになってしまう。
皆が顔を見合わせているところで、この議論に終止符を打ったのは一般外科の医者だった。それも、「そんなもの、なんの問題にもならん。今までずっとやってきて、不具合はなかったんだから、今まで通りやってりゃいいんだ」という、まことに明快な意見。皆は多少の疑問を残しつつ、救われたように安堵の表情を浮かべて会議はお開きとなった。
お前はどう思うんだ、と言われたら、私もこの鎮痙剤+嘔気止め併用には昔から抵抗があり、やらないように心がけていた。私らの場合は、普段から抗精神病薬という嘔気止め薬剤としても超強力な薬を使うのに慣れているので、プリンペランごときで収まるような嘔気なら、放っておいてもすぐ収まるのは承知しており、まずそういうものでお茶を濁すことはしない。下痢にしても、ある種の感染症だったりすれば、無闇に止めるとかえって悪化することもあり、輸液で脱水の補正をしておきゃよかろうと思うし、現に大概の場合、それだけで落ち着いてくれるものだ。
教訓:専門家の処方といったって、「今までそうやっていた」という以外、そんなに根拠なんかなく、ごく単純な科学的事実とも矛盾することは数多い。その結果の不利益がたいしたことがなく、充分な医療サービスを受けたという満足感につながるなら、人は「治療に抗して」、回復していくのであろう。
あれれ、もうちょっとオチャラケで書くつもりだったのに、変に真面目になってしまったぞ。
45年前の今日、ブライアン・ハイランドの歌う"Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini" (日本では『ビキニスタイルのお嬢さん』と訳された)が、全米ヒットチャートの一位におどりでた。なんだそれはと思われる方がほとんどだろうから、頭の30秒ほどのサンプルを用意しておいた。原題の方は当時としては、かなり顰蹙ものだったことになる。タモリがこれをパロディにした、「テキヤスタイルのお兄さん」というのを歌ってたので、そちらをご存じの方も多いだろう。
日本にもこの曲は入ってきて、ロカビリーブームのあと、ちょっとしょぼっていた洋楽ポップス再興隆の一助となり、その後のロック音楽導入の露払いとなったのはよく知られることである。45年前と言わずとも、今日は他にも色々あったような気もするが、この事件より重要なことではなかったような。
The Waterly Review7月26日の記事より。
7月7日の首都テロの動揺がいまだにおさまっていない英国は、この国民的悲劇とも言えるテロに対処するために、世界最大のティーポットを作るという最終的な方針を定めることにした。
「事件後の我々の反応は少々性急すぎた。アメリカ的ともいえる」、そうブレア首相は語る。「セキュリティチェックをふやし、重武装した警官を多数配備して、容疑者を監視する。少々焦りすぎたね。おまけに期待したようには機能しなかった」。
実際、機能しなかった。英国警察が追いつめて射殺した容疑者は丸腰のブラジル人で、まずいときにまずいところにいただけの人だった。ブレア首相は言う。「当然、あの事故については悔やんでいる。我々はみんな何が起こったかを知っている。頭に5発の銃弾というのは、ロサンゼルス警察だったとしても多すぎる。もちろん、ああいうやり方は我々の好みではない。そこで、状況をもう一度再評価してみようと言うことになったわけだね」。
考え出された作戦というのは、ミレニアムドームを95mの注ぎ口がついた巨大ティーポットに作り替えるというものだった。ドームでこの作戦を指揮するクラレンス・ポルティスはこう語る。「我々はドアを閉め切ってお湯の栓をすべて開け放ち、タイフーのティーバッグを数トン屋根から入れてみた。その結果、ドームは完全にティーポットとして機能することが示された。お茶を出すのを警備するために、若干の武装配備は必要だが、普通のもので充分だと保証するよ」。
大英帝国に居住するすべての人はお茶を一杯もらう事が出来る。ミレニアム・ドームがあるグリニッジ区に出かけられない人に対しては、特殊なプラスチックポーチに入ったお茶が郵送される。関係者はこの作戦の成否には極めて楽観的だ。なお、この作戦はロンドン防衛線を「リング・オブ・スチール」と呼んだ故事にちなんで、「鉄のティーカップ」と公式的に呼ばれている。
タイムズ紙のアナリスト、グレン・トーレンスはこう語る。「この作戦はちょっと非理性的に見えるかも知れないが、いくつかの利点がある。まず第一に、大量のお茶を入れるのは、怪しいコートを着た人間を無差別に撃つよりは、よっぽどましだと言うことだ。第二に、ミレニアム・ドームの有効な使い道が示されたということだ」。ドームは21世紀を記念して政府によって作られたが、建築当初から管理コストが高く付くことや、スポンサーから理念不在を指摘されたりという問題が続いていた。
「それに、この作戦には英国政府がその市民に対して、英国独自のやり方をしめす姿勢が込められている」、そうトーレンスは付け加える。「居住民すべてを文化的で自省的な態度に導くことは困難だが、街角に武装警官をあふれさせるより、英国はもっと効果的に将来のテロに対処できることになると思う」。
「これは、少なくとも我々が今までやった事と同じぐらいの効果があると思うよ」、国土安全保障省長官のマイケル・シャートフもそう認めている。
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イギリス人のジョーク感覚というのには、ついて行けないと感じることがしばしばあるが、これもその類。「チワワは犬にあらず」なんてのは、まだ理解できたんだが……。もしかしたら、全く勘違いして読んでるんかしら。
22年前の今日、ニューヨーク州立大学メディカルセンターで、オペラ・ロックなる異端のポップスを創ったドイツ生まれの歌手、クラウス・ノミが死亡した。享年39。エイズによる癌性疾患によるものとされる(8月8日にスローン・ケッタリング癌センターで死亡したという異説もある)。
どこかでも書いたように、私はこの時代のポップスというものに全く不案内なのだが、なぜかノミだけには興味を引かれていた。というのも、当時スネークマンショーという、なんというのか一種のお笑いミュージック・テープがそれなりに流行っていて、そこでノミのコールド・ソングという作品が取り上げられていたからだ。
シンセサイザーの伴奏で、ベルカント唱法で歌われる男とも女とも付かないつぶやきのような歌声はやたらにインパクトがあって、何とかその他の曲を聞きたいものだとおもっていたのだが、今みたいに簡単に情報も集められず、通販も難しかった当時、田舎住まいの悲しさ、ついに手に入れることが出来なかった。彼の歌声をまた聞いたのは、P2Pが簡単に使えるようになってからだった。
彼がゲイであって、エイズに侵されており、その関連疾患で死んだ初めてのミュージシャンであるというのも最近知ったこと。それを知ってから聴くと、あの奇矯なパフォーマンスは、絶望を乗り越える手段だったのだと思われて、つい涙を誘われる。
世界はフリークスたちに支配され、今更どうにもならない。
でも、そのままにしておこう。どうせ僕らもそこにいるのだから。滅びの日の後、僕らは生まれ変わる
すべてが吹き飛んでしまった後
すべてが吹き飛んでしまった後
(from "After the fall")
痴呆老人病棟で実習していたパラメディカル学生の症例発表会があったので、コメンテーターとして出席する。ここの病棟では猫を飼っているのだが、最近そいつがもう一つ元気がない。どうも不妊手術をした腹壁筋層の傷跡に、腸管の一部が脱出してきているようだ。いわゆる腹壁瘢痕ヘルニアというやつである。手術の後、急に成長したからなぁ。傷が皮下で離開してしまったのだろう。
気になるので、症例発表会のあいだじゅう、膝に抱いてお腹の様子をみていたが、一応腸管は出たり入ったりしているようで、聴診してみても腸雑音は活発だし、動きもいい様子である。しばらく経過を見るということでよかろうと思われる。人間には滅多に聴診なんかしないが、猫となるとまた別。
猫を抱いて人の話を聞いていて発見したことが一つ。こういう状況では、相手の発表内容がどれだけ愚にもつかない非論理のボロボロであっても、そう腹も立たずに聞いていられる。普通なら、かなり辛辣な言い方で全否定してしまい、間違うと相手を昏迷状態に追い込んでしまったりすることもあるのだが、猫膝状態ではそういうことがない。
考えてみれば007映画なんかで、世界征服を企む怪人は大概猫を抱いていて、囚われのヒーローに対してシャンパンふるまったりしているものなぁ。「フフフフフ……、ボンド君、君には極めて興味を引かれるよ。その考え方には感心しないがね……」などと、余裕綽々で彼なりの理想を語ったりする。あれはほとんど、抱いている猫がそういわせているようなものに違いない。猫が自分の世界のバリアを作ってくれて、逆に他者への攻撃性も包み込むのであろう。
そんなわけで今後、くどい自己主張とか、辛辣コメントを言ってしまいそうな環境では、猫を連れて行って人の話を聞くことにしようと決心したのだった。
サーリー大学観光事業研究所のデミトリオス・ブハリス博士が、ヨーロッパ大手の観光会社、オポド社との共同研究の結果得られた、「理想的なリゾート海岸を求める数式」。以下の式が導く値がもっとも高いところが理想のリゾート海岸であるそうだ。いささか遅きに失したとはいえ、これから休みを取る人は、ぜひ参考にして欲しい。
{(aA x wW) + 2 [eE x cC x vV] + √[ fF x sS ]}/{(tT)+(tcTC)}
ただし、Aはビーチの質、Wは天候、Eは得られるエンターテインメント、Cは文化、Vは催し物、Fは親しみやすさ、Sはショッピング、そしてTはそこまで行くのにかかる時間、TCは年収に対する旅行費用の割合とのこと。小文字はすべて定数で、数値を比較しやすい値に調整するためのもの。
ブハリス博士の調査では、この数式から導かれるもっとも理想的リゾート海岸は、イタリアン・リビエラだとのこと。私が自分でやってみたら、大洗海岸になったんですけどね。どこかで計算間違えたかな。なお、Opodo社はこの公式をcgiにして提供してくれているが、ブハリス博士とは違うところを勧めている。どうなってるんですかね?
元情報はohpurleese.comより。
殊能将之さんのサイトで知ったのだけれど、ベーコン数というものがあるそうだ。これはヴァージニア大学でコンピュータサイエンスを学ぶ学生が作ったお遊びで、imdbのデータに登録されている映画関係者(原作者も含むらしい)を任意に取り出し、やはりimdbに登録されている映画に関与した映画人をたどっていけば、何人でケビン・ベーコンに行き着くかというものである。例のsix degrees of separation理論の映画版というわけですな。
なんでケビン・ベーコンなのかというのはよく判らないが、そう無茶苦茶大スターというわけでもなく、誰も知らない人でもないというのが選択理由であろうか。私はこの人がミッションスクールの悪ガキをやったケッタイな学園喜劇を深夜劇場で見たことがあるのだが、imdbには出てないんですな。あの映画に出てくる学校、私が行ってた高校の雰囲気とよく似ていて実に面白かったなぁ。あれはK・ベーコンではない他人のソラ似俳優だったんだろうか。*
とにかく、ベーコン数である。殊能将之さんは、
殊能将之原作の「ハサミ男」(2005)に豊川悦司が出演し、
豊川悦司は「NO WAY BACK/逃走遊戯」(1995)でレニー・ロフティンと共演し、
レニー・ロフティンは「スリーパーズ」(1996)でケヴィン・ベーコンと共演した。
山田隆夫は「太陽の帝国」(1987) でジョン・マルコビッチと共演し、
ジョン・マルコビッチは「クィーズ・ロジック」(1991) でケビン・ベーコンと共演した。
ウソだと思われるかも知れないが、あの王貞治監督もベーコン数は3である。渥美清も大河内伝次郎も、入江孝子も中村錦之助も坂妻も、森繁だってベーコン数3以下である。こんな不思議なことがあっていいものかと、しばし悩んだのだが、これはどうも海外合作映画がフルキャストになることと、国際的に有名な日本人俳優がきわめて少ないことに起因するようだ。どの映画にも同じ人が出るから、自ずからみんな共演してしまうわけですな。
本家の統計をみれば、imdbに登録されている映画人たちのベーコン数は0から8までの間に分布し(もちろん0はK・ベーコン本人)、最頻値は3であるようだ。何とかしてベーコン数4以上の映画人を見つけようと、昼休み一杯努力したのだが、私の乏しい映画知識ではついに見つけることが出来なかった。どなたか、この無念さをはらして頂ける方がいないかと念ずる次第である。
それと、医学都市伝説別館の方もHoloscanを使って、コメントとトラックバックを送れるようにした。バカ画像紹介に特化してきたきらいがあるものの、あちらもご愛顧のほどを。
*この件についてコメントをいただいたのに返事を書いているうちに、ホントのことを思い出した。私が言ってるのはKevin Dillonという俳優でした。「プラトーン」に出ていたのを思い出した。よく似てるんですわ、この二人。
今年の5月に、夜間の筋痙攣やむずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome:RLS)に対して、石鹸を足下に置いて寝るという民間療法について紹介した。Ann Landersというアメリカの有名なコラムニストが、読者から届いた手紙を自分の人生相談コラムに紹介したところ、それがあちこちに広まったというものだ。睡眠中の筋痙攣は、我が国でも中高年女性を中心によく見られる訴えである。結構薬物療法が奏功するが、眠るときに足下に石鹸を置いておくだけでかなり症状を軽減できるというのは、試してみても損はなかろう。
というわけで、自分の外来に来る患者さんで、薬物療法だけでは十分おさまらない夜間筋痙攣患者とRLS患者にたいして、「こんな民間療法があるらしいですよ」と、えらく責任逃れの姿勢で紹介してみることにした。以下はその結果の報告である。
【対象者】6月上旬より2ヶ月間、10名の夜間筋痙攣患者(50~80才。♂:♀=2:8)、および2名のRLS患者(2名とも60代女性)に対して、この足もと石鹸留置療法を勧めたところ、実際にこれを実行したのは夜間筋痙攣患者3名とRLS患者2名の計5名であった。他の7名の脱落理由は、「忘れていた」、「冗談だと思った」とのことであった。筋痙攣患者の脱落がメインであった理由としては、コントロールが困難とはいえ、薬物療法によってほぼ発作は月2~3回に軽減されていた事が大きいであろう。RLS患者では症状軽減が得られていたとはいえ、なお入眠障害や途中覚醒が頻回におこっていたため、こうした民間療法への期待があったと考えられる。
【方法】上に述べたような事情のため、共通の素材を用いた治験を行うことは困難であった。5名の対象患者が自己治療に使った石鹸はすべて違う製品で、洗濯用棒石鹸から洗顔石鹸、殺菌剤配合の薬用石鹸と、各種の素材を使用していたものの、両下腿外側部に2個の石鹸を置くという方法は共通していた。石鹸による布団やシーツの汚れを防ぐため、布製の袋に入れることを勧めたが、対象患者たちは、タオル、ハンカチで包む、古い靴下に入れるなどの工夫を凝らしていた。
【結果】調査期間中、対象患者すべてに自ら肯定的評価を下す効果が示され、効果の漸減などは見られなかった。夜間筋痙攣患者は発作回数が半減し、RLS患者では入眠障害、途中覚醒を来す下肢の異常運動はほとんどなくなったと報告した。
【考察】薬理学的機序は全く不明ながら、足もとに石鹸を置く民間療法は、患者にとって充分満足な結果を示した。これらの効果は即時的で、ほとんどの患者は石鹸を使用した夜から効果が出現した。これらの治験は共通の治験用製剤を使用しておらず、当然全くランダム化手順を踏んでいないため、石鹸そのものに果たして効果があるのかということを示すエビデンスとなるには至っていない。共通化された比較物質を用いた、大規模なランダム化比較研究の実行が望まれる。
7月18日に発行された"The Journal of Experimental medine"(実験医学雑誌)に、日本とミシガン大学の研究者が共同でひとつの論文をのせ、早速同じ号にそのレヴューが寄せられている。香川県立病院のミナモト・カンジ医師を中心とする研究グループは、実験的に肺移植を行ったマウスに致死量以下の(当たり前だ)一酸化炭素を吸入させることで、拒否反応を著明に低下させることを示した。
一酸化炭素はヘム酸化酵素を誘導することで、気管支粘膜のリンパ球浸潤を抑制し、拒否反応につながる免疫活動を抑えつつ、粘膜浮腫を軽減させて呼吸を促進する効果を示す。こちらの画像をみれば、CO吸入群はかなりわかりやすく気管支壁の浮腫軽減が得られているのがわかる。
一酸化炭素は肺移植時の拒否反応抑制にとどまらず、腸管移植の際にも同等の効果があることが一部の研究で示されているらしい。本当に有用なものなら、移植医療というような適応の狭い分野だけでなく、免疫コントロールが必要な疾患にも応用が利くような気がする。間質性肺炎とか、潰瘍性大腸炎とかクローン病にもつかえるかも知れない。どんなものにも、たとえそれが毒であっても、それなりの存在価値があるという、古来からの教えを思い起こさせてくれる研究といえよう。
なお、これにはオチはないので、途中で早とちりしても別に問題ないですよ。