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7月18日に発行された"The Journal of Experimental medine"(実験医学雑誌)に、日本とミシガン大学の研究者が共同でひとつの論文をのせ、早速同じ号にそのレヴューが寄せられている。香川県立病院のミナモト・カンジ医師を中心とする研究グループは、実験的に肺移植を行ったマウスに致死量以下の(当たり前だ)一酸化炭素を吸入させることで、拒否反応を著明に低下させることを示した。
一酸化炭素はヘム酸化酵素を誘導することで、気管支粘膜のリンパ球浸潤を抑制し、拒否反応につながる免疫活動を抑えつつ、粘膜浮腫を軽減させて呼吸を促進する効果を示す。こちらの画像をみれば、CO吸入群はかなりわかりやすく気管支壁の浮腫軽減が得られているのがわかる。
一酸化炭素は肺移植時の拒否反応抑制にとどまらず、腸管移植の際にも同等の効果があることが一部の研究で示されているらしい。本当に有用なものなら、移植医療というような適応の狭い分野だけでなく、免疫コントロールが必要な疾患にも応用が利くような気がする。間質性肺炎とか、潰瘍性大腸炎とかクローン病にもつかえるかも知れない。どんなものにも、たとえそれが毒であっても、それなりの存在価値があるという、古来からの教えを思い起こさせてくれる研究といえよう。
なお、これにはオチはないので、途中で早とちりしても別に問題ないですよ。
投稿者 webmaster : 2005年8月 1日 22:51
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